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道の途中の旧駅舎

岩見沢市のメープルロッジさんに行く途中に、前からとても気になって仕方が無いお店があるので、今回思い切ってお伺いしてみようと思います。
 

道の途中に気になるお店

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こちらは空知スタンプラリー2019でもお世話になっている「ログホテルメープルロッジ」さん。

ログハウス風のすてきなホテルですが、岩見沢市街地からここに行く道すがらにとても気になるお店があります。山間の道路沿いに気になる外観の喫茶店のようです。
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外観はこんな感じ。何度かこの道を通るたびにいつか寄ってこのサイトで紹介したいなと思い、今日は思い切って訪問してみます。

訪れたのはお昼の時間を過ぎた13時半すぎ。駐車場には車はありません。先客は今日はいないのかなと、あまり気にせず店の前までやってくると、なんとガーン、本日臨時休業の看板が!!ガーンって昭和なフレーズだなぁ、なんてのんきなことは言ってられません。

くっそー、ネットでは不定休となっていましたが、それがよりによって今日とは。電話で確認しなかったことを呪いますが時既に遅し。実はわたくし、諸般の事情で今日中に記事を作成しなければなりません。

実りの秋を迎えた田んぼを見ながらしばし絶句していましたが、このあたりにはもう一つ紹介したいものがあったのを思い出しました。ここは必ずリベンジすることを誓いつつ、急遽企画を変更し、今日はこちらを紹介します。
 

南空知の趣深い旧駅舎たち

気を取り直して始めます。空知管内には今も多くの鉄道が走っていますが、昔は今と比べものにならないくらい路線が充実してました。しかし残念ながら多くの路線が役割を終えてしまいましたが、地元の人々が大切に残している旧駅舎があります。

そんな中から今日は南空知の2つの駅舎を紹介します。
 

旧朝日駅駅舎

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旧朝日駅駅舎は冒頭説明した岩見沢市のメープルロッジさんに向かう途中の朝日地区にあります。朝日市街地のはずれに、とてもかわいい蒸気機関車が見えてきます。

今となっては鉄道があったような雰囲気がないので、知らないとちょっとびっくりします。この駅は旧万字線の駅で、このあたりにあった朝日炭鉱をはじめ、万字や美流渡などの石炭や人々を運んでいましたが、昭和63年に廃止になりました。
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蒸気機関車のすぐとなりには黒い板張りの旧駅舎が見えてきます。最近地域の皆さんが保存のために整備をしたそうで、見た感じレトロでおしゃれな感じがします。ジブリの映画にもでてきそう。
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ホーム側はこんな感じ。小さいながらきちんと整備され、牧歌的な風景の中に溶け込んでますね。

私のあとにも2人ほど、車を止めて立ち寄ってましたし、サイクリングを楽しんでいる方々がたくさん通ってました。
 

旧萱野駅舎

もう一つご紹介。さきほどの旧朝日駅駅舎から12kmほど、車で15分ほど走ったところにある旧幌内線の萱野駅舎です。

ここも畑の真ん中にあり鉄道の痕跡がわかりにくいところですが、駅の周りに家がいくつかあって、駅があったことが忍ばれます。
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外観はこちら。ここもきちんと整備されていて、レトロな感じが残っています。旧幌内線は昔は幌内鉄道といって、明治時代に開設され三笠の幌内炭鉱からの石炭を小樽や室蘭に搬出していました。
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正面はこちら。達筆な字で駅名が書かれた看板があります。
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ちなみにホーム側にも看板があります。個人的にはこっちの字が好きです。
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中はこんな感じでした。ここはライダーハウスとして利用されていて、宿泊の注意書きなんかも書かれていました。当時の駅の窓口やストーブなんかも残っていて中々な風情です。

ちなみに私はライダーではありませんが、アマゾンライダーの世代です。

さて、今回は二つの旧駅舎をご紹介させていただきましたが、空知には、いつもの道からちょっと足を伸ばせば、こうした風情のある駅舎が残っています。

見るだけでも楽しいですが、その駅の歴史をちょっと調べてみるとさらに楽しさがわきます。もちろん現役の激レア駅もたくさんあります。

もちろんマナーを守った上でですが、こうした駅舎巡りをしてみても楽しいものですよ~。皆さんもいかかですか?

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