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徳富ブランドのフルーツほおずき ~とっぷベリー~

こんにちは、新十津川町地域おこし協力隊の三師です。今回は新十津川町で地域活性化の為に取り組んでいる『フルーツほおずき ~とっぷベリー~』についてご紹介したいと思います。


フルーツほおずきとは…

「ほおずき」といえば観賞用を思い浮かべる方が大半だと思いますが、新十津川町では現在、食用のほおずきを栽培しています。数年前から試験栽培を始めたフルーツほおずきですが、新十津川町の農業高校と徳富地区の農家さんが連携を組み、栽培に取り組んでいます。

以前は、空知総合振興局や新十津川町が中心となり、徳富地区の活性化の為に行われていたこの事業ですが、今年の春にほおずきの栽培に関わる農家さんを中心に『徳富ほおずきの会』を設立しました。
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太陽の子という品種のほおずき

徳富ほおずきの会では『太陽の子』という品種のフルーツほおずきをメインに栽培しています。この品種は、酸味と甘みのバランスがよく、芳醇な香りと味が特徴です。又、栄養価が高く美容や健康に良い食材としても注目を集めています。

昨年度には、長野県バディアス農園から講師の先生を招き、『太陽の子』の栽培方法や成分、商品化の実例などについての講演会が開催されました。講演会の後には、徳富地区の農場や農業高校のハウスなどの現地視察も行われ、長野県同様栽培に適した土地だとお墨付きをもらいました。

今後は新十津川町で作る太陽の子を地域ブランドとして「とっぷベリー」という名前を付けて広めていきたいと考えています。


道内の視察

今年の夏、会の活動として、士別市しずお農場へ現地視察に行きました。しずお農場では、実際にハウス栽培の様子を視察しただけでなく、併設されているレストランで『ほおずきジェラート』や『ほおずきソフトクリーム』などを食べました。
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ほおずきを使ったデザートは後味がスッキリしていて今までにないとても美味しいものでした。「今後の商品化の展開が非常に楽しみだ」とほおずきの会の皆さんも「とっぷベリー」の可能性に希望を持って帰路につくことが出来ました。


徳富ほおずきの会での商品試作

徳富ほおずきの会では、収穫されたほおずきを地元の「社会福祉法人 明和会」の協力を得て、ドライほおずきやほおずきジャムなどの試作に踏み込みました。
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10/13(土)に札幌の道庁前で行われた農業・農村フェスタin赤レンガでは、実際に試食も行いながら生食・ジャム・ドライの3種類を販売しました。
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お客様の中には、ほおずきを初めて食べる方も多く、酸味と甘みのハーモニーにご満悦の方が多かったです。農業高校でもほおずきを使ったパンの試食などもあり、『ほおずき=美味しい』というイメージの方が増えたのではないかと思います。


新十津川町内での活動

新十津川町内でも注目される機会が増え、新十津川中学校では、「地元の食材を使った調理」の授業でフルーツほおずきを使用しました。実際に食べたことのない子がほとんどで、農家さんのご協力の下、現地視察では自分たちの手で収穫したほおずきを試食しました。子供たちの中にはあまりの美味しさに5個も6個も試食する子もいて農家さんも大変喜んでいました。

後日、自分たちで考えたほおずきを使ったメニューで調理実習をしました。ミートパスタやハンバーグ、フルーツサンドなどコースメニューのような内容で主食、主菜、副菜グループに分かれ上手に調理していました。
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最後には、「とても美味しかった、家でもお母さんにほおずきを使ってもらいたい」などと言った感想を聞くことが出来てとても嬉しかったです。

新十津川町で栽培される美味しい「とっぷベリー」を見かけた際はぜひ一度食べてみてくださいね!

多くの方に食べてもらえる機会が増えるように、様々な商品化の試作にトライしてみたいと思います。

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