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地域の魅力を世界に伝える「JAL北海道ふるさとアンバサダー」が空知を訪問しました

みなさん、こんにちは。
北海道空知総合振興局では、10月29日に、JALの「北海道ふるさとアンバサダー」を務める客室乗務員3名を招聘し、今後の情報発信を期待すべく、日本遺産「炭鉄港」関連施設やワイナリーなど、空知ならではの地域資源をご案内しました。
今回は、皆様にも、「北海道ふるさとアンバサダー」と巡った空知の地域資源をご紹介しますので、ぜひ、車で巡ってみてください。

ところで、JAL「北海道ふるさとアンバサダー」とは?

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JALの「ふるさとアンバサダー」とは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、乗務の機会が減った国際線担当の客室乗務員が、情報発信を通して地域に貢献する取組で、今年8月に発足し、現在全国に11名のメンバーがいます。

「北海道ふるさとアンバサダー」は、皆さん札幌出身で、右から、谷口由紀さん(札幌周辺・道央担当)、馬場香織さん(道北担当)、山内聖美さん(道南担当)の3名です。

具体的な活動内容は次のとおりです。
○After/Withコロナにおける新しい地域活性化施策の企画・立案
○地域のニーズや抱える課題を客室乗務員としての知見を活かして企画、各自治体への提案
○国内外への渡航経験を含めた客室乗務員の知見を活用し、地域産業振興における新たな分野の開拓
○その他、地域活性化に関係する取り組み全般


そこで、私たち振興局職員は、「北海道ふるさとアンバサダー」の皆さんの知見をお借りし、空知の地域資源を国内外に発信したく、今回、管内をご案内しました。
では、早速、そのコースをご紹介します!

10:00 ~ 夕張市石炭博物館

石炭博物館をご案内する前に、「炭鉄港」についてご説明します。
令和元年(2019年)5月、「本邦国策を北海道に観よ!―北の産業革命「炭鉄港」―」が、日本遺産に認定されました。
炭鉄港は、今日の北海道を築く基礎となった三都(空知と室蘭・小樽)のつながりをクローズアップし、人と知識の新たな動きを作り出そうとする取り組みで、博物館の指定管理者であるNPO法人炭鉱の記憶推進事業団が中心となり、各地の組織と連携して2010年から展開してきました。
日本遺産のストーリーを説明する構成文化財45件のうち、夕張市には7件があります。石炭博物館は、炭鉄港の基本である石炭産業を理解するための中核的な施設として、空知と小樽・室蘭、空知各都市とを結ぶ重要な役割を担っています。

前置きが長くなりましたが、アンバサダーの皆さんに、日本遺産「炭鉄港」の施設をご紹介したく、夕張市にある「夕張市石炭博物館」を訪問しました。
石炭博物館は、閉山後の地域活性化策として炭鉱跡地に作られたテーマパーク「石炭の歴史村」の一部として1980年に開館しました。石炭や炭鉱に関する収蔵品を展示することで、北海道、日本の近代化を支えた夕張の歴史を伝える施設です。残念ながら、現在公開休止中ですが、模擬坑道のほか、地下で実物の炭層や採炭機械を見学できる国内でも珍しい施設です。

こちらは、建物入口。
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一階展示室。
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地下に広がる展示空間。マネキンを使ったジオラマや、操業していた時に実際に使用されていた機械が展示されており、わかりやすく採炭について学ぶことができます。
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そして、迫力ある採炭機械「ドラムカッター」の実演運転を見学しました。
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12:15 ~ くりやまアンド・アム(栗山町)

お腹も空いたので、夕張を後にし、栗山町にあるイタリアンレストラン「くりやまアンド・アム」に向かいました。
こちらのお店では、豊かな自然に囲まれながら、栗山産を中心に北海道各地で採れた厳選食材を使った新しいイタリアンと空知ワインを味わえます。
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ランチセットは、スープ、前菜盛り合わせ、パン、メイン、デザート、ドリンク付きで1,870円です。
あまりにも美味しく、今回いただいたお料理の写真を撮影するのを忘れてしまったため、今年夏頃のメニューの写真をご紹介します。申し訳ございません。

ビーツのスープ。
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前菜盛り合わせ。
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イカスミを打ち込んだタリオリーニ~墨イカとズッキーニ セミドライトマトのソース。メインは、PastaとPizzaから選ぶことができ、それぞれ、数種類のメニューが用意されています。
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そして、最後はデザート。
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美味しいお料理と窓から見える北海道らしい景色に満足し、次の目的地へと向かうこととしました。

13:45 ~ 小林酒造(栗山町)

次に訪れたのは、栗山町にある「小林酒造」
清らかな水と空気に恵まれ、道内有数の米どころでもある空知では、古くから気候風土に寄り添った酒造りが行われてきました。小林酒造は、夕張川のほとりに、明治期の重厚なレンガ蔵と石蔵が立ち並ぶ老舗の蔵元です。明治初頭の操業以来、「北海道でしか醸せない酒」を追究し、夕張山系の伏流水と道産米100%を原料に、道産子杜氏が正真正銘の「地酒」を醸しています。
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そして、「小林酒造建造物群」は、国登録有形文化財であるとともに、日本遺産「炭鉄港」構成文化財の一つです。炭鉄港に係るストーリーについては、【てつこの部屋】~VOL8 酒~をお読みください。

北の錦記念館を見学。
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酒蔵を見学。
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明治30年築、初代・小林米三郎の住宅「小林家」を見学。
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日本の文化を感じていただき、名残惜しくも、最後の目的地へと向かうことにしました。

15:30 ~ 宝水ワイナリー(岩見沢市)

最後に訪れたのは、岩見沢市にある「宝水ワイナリー」
北海道の空知エリアは、6つのワイナリーと数多くのヴィンヤードを擁する日本有数のワイン産地です
宝水ワイナリーは、2002年に岩見沢市の地域振興を目的とした補助事業で、地元の農家が主体となり「岩見沢市特産ぶどう振興組合」を立ち上げたところから産声をあげました。当初は、自社農園のブドウを委託醸造にてワインに仕上げていましたが、自身の味を追究したいという想いにより、醸造設備を整え免許を取得し、2004年に宝水ワイナリーを設立しました。
宝水ワイナリーについては、仲間と共に若手醸造家が造り上げるワイン【宝水ワイナリー】をお読みください。
 
訪問した10月末は、既にブドウの収穫が終わり、醸造作業に入られていたので、醸造施設を見学させてもらいました。

最初は、1階の醸造施設で、醸造家の久保寺さんより、ワイン造りの拘りなどをお話しいただきました。
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次に、2階の窓から、醸造施設を眺めながら、倉内社長より、宝水ワイナリーの概要などをお話しいただきました。
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コロナ禍、かつ業務中ということもあり、ワインの試飲はできませんでしたが、アンバサダーの皆様には、宝水ワイナリーの魅力を堪能いただけたかと思います。

最後になりますが・・・
空知は、四季に富んだ自然環境や地元食材のファームレストランのほか、歴史溢れる施設や公営温泉などがあり、札幌都市圏に隣接した身近な非日常を味わえる癒やしに満ちた地域です。

ぜひ、一度、空知の魅力ある地域資源を体感しに、遊びに来てください。

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