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【お祭り好き必見】SYOTTEKE(しょってけ)まつりで、歌志内の未来を背負う!

7月、歌志内市民まつり「SYOTTEKE(しょってけ)」が開催されました。SYOTTEKEまつりといえば、子供みこしにはじまり、歌志内市のPR大使をつとめる何ン田研二さんによる歌謡ショーや、太鼓の演奏、北海道大学のYOSAKOIソーランチーム「縁」をはじめ、地元空知のチームによるYOSAKOI(よさこい)の演舞等が行われ、花火の打ち上げで締めくくる、歌志内市民が心待ちにしているお祭りです。

今年は既に終了しましたが、来年以降は是非来ていただきたいとの気持ちをこめまして、今年の様子をご紹介します!
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屋台では歌志内名物「なんこ」も提供されました。前日までは雨の予報だった歌志内ですが、当日は晴天!YOSAKOIの演舞も各チーム華やかに繰り広げられ、会場に華を添えます。
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でも何といってもSYOTTEKEまつりといえば「石炭みこし」。重さ500キロの石炭塊を載せ、総重量は1トンになるという真っ黒なおみこしがねりあるく姿は、日本の数あるお祭りの中でも唯一、炭鉱の街、歌志内ならではの夏の風物詩です。
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500㎏の石炭の塊を載せています!
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このSYOTTEKE(しょってけ)まつりは、今年で第9回となりますが、前身となるおまつりは1961年から1973年まで続いた「商工まつり」です。

1971年に市内の主要炭鉱である住友歌志内鉱で事故が発生し、その後閉山に追い込まれる悲しい出来事がありました。そうした市の沈滞ムードを一掃するために、商工まつりではなく、「全市民を対象としたイベント」に変えるべく、市民まつりの企画がスタートします。その後、2年間の準備期間を経て、第1回の市民まつりは「歌志内市復興市民まつり」として1976年7月に開催されました。
スタートした当初のおみこしは「酒樽みこし」だったそうです。

しかしながら、産炭地歌志内をアピールするためにも地元で採れる石炭を担がない手はないということで1986年からは石炭塊を御神体として担ぐようになったのだとか。その時、中心となって石炭みこしをはじめた有志のメンバーがみこし会の「塊勢(かいせい)」というチームです。
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背中の「塊勢」の文字がカッコイイ!

実は、その後市の補助金削減のため、歌志内市復興市民まつりは2005年で廃止されてしまいます。そこで街のにぎわいを取り戻そうと、この「塊勢(かいせい)」のメンバーが中心となりビアパーティーなどで費用を集め、2009年に石炭みこしが復活したのだとか。
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男前のみなさんでしたが、背中をパチリ!
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以前は「男みこし」と「女みこし」があったそうです。

代々受け継がれてきたまつりを大切にまもり、次世代へと伝えていく必要があるはず。そんな想いが「塊勢」のメンバーにはあったのではないでしょうか。

おまつりの名前「SYOTTEKE(しょってけ)」 という言葉はおみこしを「しょう(背負う)」という言葉が元となっていて、そこには自分たちの郷土である歌志内をみんなで「背負う」という意味が込められています。

「塊勢」のメンバーがつないでくれた、歌志内市民まつり「SYOTTEKE(しょってけ)」。私もしっかり「しょって」未来につなげていきたいと思います。

今年来られなかった方は、是非来年お越しください!!

SYOTTEKE(しょってけ)祭り 概要

▼開催期日  7月第2日曜日
▼会 場   歌志内市コミュニティセンター駐車場
▼お問合せ先 産業課ふるさと振興グループ
       電話:0125-42-3215
 

歌志内市コミュニティセンター
地図データ
地図データ ©2018 ZENRIN
地図データ地図データ ©2018 ZENRIN
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