石炭の大露頭
1888年に北海道庁の技師であった坂市太郎が発見した露頭のうちの一つ。この炭層の発見から2年後に夕張での炭鉱開発が行われたことから、炭都・夕張の出発点と言える。
国内ではほかに例のない大規模なものであり、天然標本として教育・自然科学的に非常に貴重なものである。
新生代古第三紀(約5,000万年前)の地層であり、下位から十尺層・八尺層・六尺層と重なり計二十四尺(約7.3メートル)もの厚さを持つ。良質な瀝青炭であり、製鉄に用いられる原料炭として日本の近代化に極めて重要な役割を担ってきた。メタセコイアなどの針葉樹がその原料であると考えられている。
1974年には北海道指定天然記念物に指定された。
- 所在地
- 夕張市高松6番地1
- 連絡先
- 0123-52-3166
- 休業日
- 無
- 駐車場
- 有
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