先代の味を残しながらも自分たちの味を探究する若き3人【マオイ自由の丘ワイナリー】
更新日2020.06.18
みなさん、こんにちは。
北海道の空知エリアは、6つのワイナリーと数多くのヴィンヤードを擁する日本有数のワイン産地であることをご存じですか?
今回は、創業者の味を引き継ぎつつも、自分たちの味を日々探究する若き3人で営む「マオイ自由の丘ワイナリー」をご紹介します。
また、2019ヴィンテージのワインが続々とリリースされていますので、ぜひ、ネット(https://hlwine.co.jp/)で購入してご自宅で味わってみてくださいね♪
北海道の空知エリアは、6つのワイナリーと数多くのヴィンヤードを擁する日本有数のワイン産地であることをご存じですか?
今回は、創業者の味を引き継ぎつつも、自分たちの味を日々探究する若き3人で営む「マオイ自由の丘ワイナリー」をご紹介します。
また、2019ヴィンテージのワインが続々とリリースされていますので、ぜひ、ネット(https://hlwine.co.jp/)で購入してご自宅で味わってみてくださいね♪
マオイ自由の丘ワイナリーとは?
旧マオイワイナリーが北海道長沼町の馬追丘陵に誕生したのは2006年3月のこと。それから約10年間、当時のオーナーご夫婦の手によってブドウ園とワイン工房が営まれ、“菜根荘ワイン”のブランド名で知られる山ブドウ系の個性的なワインがリリースされてきました。2017年、後継者を探していた前オーナーと出会い、跡を引き継いだのが「マオイ自由の丘ワイナリー」です。
今では、ワイナリー責任者の池岡さん(写真真ん中)、営農担当の村井さん(写真右)、醸造担当の金竹さん(写真左)が、先代の意思を引き継ぎながら、日々自分たちの味のワインを探究しています。
2017年は、前オーナーが植えたブドウの木を育てるだけでしたが、2018年には、自分たちで新たな品種のブドウの木を植えました。今は、自社畑の山ブドウのほか、余市や仁木、そして岩手県洋野町の契約農家から購入したブドウでワインを醸造しており、2021年に自社畑で初収穫を迎えるブドウで造るワインを楽しみにしているところです。
ワイナリー責任者の池岡優介さんは、どんな人?
池岡さんは、元々ものづくりが好きで、これまでwebデザインなどの仕事に携わってきました。幼少時代は、お菓子を袋から取り出し、あえて自分でオリジナルパッケージを作って包装し直すような少年だったそうです。今は、販売や事務手続き全般を担当するほか、ワイナリー全体の責任者としてマネジメントを行っています。とはいえ、少数精鋭のワイナリーのため、事務作業は自動化を図り、栽培や醸造の業務に従事する時間を捻出しているとのこと。「前オーナーの味である『ヤマブドウ』のラインナップは残しながらも、近年北海道でスタンダードになりつつあるピノ・ノワールやシャルドネなどで、自分たちの味のワインを造りたい。」と、これからの想いを語ってくれました。
営農担当の村井弥さんは、どんな人?
村井さんは、これまでも、米、麦、野菜栽培など農業に携わっておりました。「米や麦は、あくまで『原料』であり、炊いたり、加工することにより、はじめて食卓に並ぶもの。原料ではなく、自分の作ったモノをそのままのカタチで食卓に届けたいな。ワインって、その願いが叶いますよね。あと、野菜などは市場で値を叩かれ、安売競争に巻き込まれるけども、ワインは付加価値をつけられるもので、価値を感じてくれるお客様に買っていただけるということも魅力。」と、村井さんは語ってくれました。
今、収穫しているブドウは、前オーナーが植えたヤマブドウが中心。村井さんが植えたブドウの収穫は2021年以降であり、ワインとして初めてリリースされるのは2022年。
「この3年間でワイン造りに対する想いの変化はないかも。多分、自分が育てたブドウで造ったワインを飲んだら、想いは変わるのかな。今は、育てているブドウが安定して取れるように、日々ブドウの木と向き合うのみです。」と、にこやかに仰っておりました。
醸造担当の金竹優樹さんは、どんな人?
金竹さんがワイン造りを始めたきっかけは、まさに「タイミング」とのこと。前職では、飲食業でワインを扱っており、以前は熱帯魚関係の仕事をしている中で、微生物の菌の動きに面白さを感じていました。そのような中、池岡さんに誘われ「そらちワインピクニック2017」でワイン販売の手伝いをしたとき、これまでの経験とワインが結びつき、醸造の世界に飛び込むことになりました。もちろん、未経験の中での挑戦。最初は、前オーナーに教わりながらも、醸造に関する本を片っ端から読み込み、勉強漬けの毎日だったそうです。「色んな本を読んだけど、一番のバイブルは田辺由美さんの本。ボロボロになるまで読み込みましたよ。」と、少し照れながら語っておりました。
「北海道庁主催の『北海道ワインアカデミー』やワインクラスター北海道主催の勉強会など、道内にはワイン生産者が技術を学べる場所はたくさんありますね。また、空知近隣のワイナリーの皆様には、日頃から本当に良くしてもらっており、感謝しています。」とも仰っておりました。
では、マオイ自由の丘ワイナリーのワインをご紹介します
マオイ自由の丘ワイナリーは、先代の男性的な力強さのある味を残しつつ、北海道のイメージにあったワイン造りに挑戦しているところです。自社畑のブドウを原料としたワインの本格的なリリースは2022年以降にはなりますが、代表的な2019ヴィンテージと新商品をご紹介します♪「夕顔2019」
北海道余市産のキャンベル(98%)、長沼町自家畑産の山ブドウ(2%)を使用した、軽やかなバランスの辛口ロゼワイン♪山ブドウの香りとキャンベルのチャーミングな果実味が特徴です。「天気の良い日のレジャーにマッチするイメージのワイン。晴れた日のピクニックで、サンドウイッチとともに味わってほしいな。」と醸造家の金竹さん。
「長沼シードル 旅鳥」
こちらの商品は、2020年4月からラインナップに加わった新しい銘柄です。ちなみに、渡り鳥がV字編隊で羽ばたく姿をイメージしたエチケットは、池岡さんがデザインをしました!!原料は、長沼町の定番観光スポット「ファームレストラン ハーベスト」を運営する仲野農園産のリンゴを100%使用。瓶内二次発酵後に澱引きをしない「田舎風にごりシードル」のスタイルで、ナチュラルな味わいをお楽しみいただけます♪
「どんな食事にでも幅広く合いますが、やっぱり『ファームレストラン ハーベスト』のアップルパイとともに召し上がっていただきたいです。」と醸造家の金竹さん。
最後に・・・
マオイ自由の丘ワイナリーには、オシャレな直売ショップがあります。営業は、土日祝日の10時~17時(但し、1~3月は休み)です。試飲も可能です。新型コロナウイルス感染症の状況が落ち着き、道内外において自由に行き来できるようになりましたら、ぜひ、マオイ自由の丘ワイナリーに遊びに行きましょう!きっと、池岡さん、村井さん、金竹さんが愉快にお迎えしてくれると思います(*^-^*)
でも、今すぐ、飲みたい!という方は、マオイ自由の丘ワイナリーのホームページより購入できますので、こちらをご覧ください♪
ホームページ→ https://shop.hlwine.co.jp/
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