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空知の高いところ探訪記・夏(南幌町・岩見沢市・そしてまさかの結末、再び!?)

開放感を求めて(…って、何から解放されたいんだか。)

夏がやってきました。暑い。しかも蒸し暑い。
局地的に短時間で大雨が降ることもあったり。
イマイチ、北海道らしいスカッとしてカラッとした夏晴れの日が少ない、空知地域です。

それはさておき、この「そらち・デ・ビュー」のスタッフが、先日、滝川市でグライダーに乗ってきました。
その時の様子は、過去記事でご覧ください↓
そらち・de・そらさんぽ ~ たきかわスカイパーク~

グライダーにすっかり高度ナンバー1を持って行かれましたね(笑)
この「空知の高いところ探訪記」では、開放感たっぷりの地上スポットをご紹介したいと思います!
そう、地上だけに、地に足をしっかりつけてご紹介…なんつって。
 

山のないまち・南幌町の高いところとは、これいかに。

この夏は、南空知エリアの高いところへGo!
…ということで、最初は南幌町です。
南幌町と聞いて、「え?南幌町って、山ないよね?」と思った方。
あなたは、かなりの南幌ツウですね。
そう、南幌町は、北海道内179市町村の中でも珍しく、山のないまちなのです。

そんな南幌町の、高いところといえば…こちら!
ふるさと物産館「ビューロー」。まちのシンボル的な建物で、1階には特産品や農産物の販売コーナーのほか、特産品のジンギスカンやキャベツキムチを使ったメニューを提供する軽食コーナーなどもあります。
(おじゃましたのは、ちょうど昼時。ジンギスカン丼のいい匂いがただよっていました…)
 
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そして。町内全体を見渡すことのできる展望室があるのです。高さは約26メートルとのこと。
建物の正面入口を入って左手に、展望室行きのエレベーターを発見。ベビーカーや車椅子のため、あるいは膝の調子が悪くて、階段ではちょっと上れない…という方も、楽に眺望を楽しめるのがいいですね。
 
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さっそく、5階の展望室へ。
エレベーターの扉が開くと、そこはもう展望室。南幌町が一望できます!
 
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南幌町中心部の街並みや…
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街の向こうには、色づいた秋まき小麦の畑が映える田園風景。その向こうには、おとなりの岩見沢市の建物が。
あ、遠くに見える特徴的な形の山は、夕張岳ですね!
 
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そして、碁盤の目のように道路が整備されている街なかで、ナナメ一直線に並んでいる倉庫群が目を引きます。
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そう、ここには、1930年(昭和5年)から1975年(昭和50年)まで、夕張鉄道が通っていました。
かつての南幌駅の跡地付近に、ふるさと物産館「ビューロー」はあるのです。
建物の正面入口の向かい側に、こんなものを発見しました。
 
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駅跡を示す看板でもないと、ここに駅があったとは想像できません。
しかし、かつて鉄路に沿って建てられた倉庫が、夕張鉄道の名残を今に伝えています。
上から見ると、よくわかりますね。

今の眺望だけでなく、まちの歴史もちょっぴり感じることのできる展望台。
ちなみに、入場料は無料です。
開館時間やアクセスなど詳しくは、南幌町ホームページ(ふるさと物産館「ビューロー」のページ)でご確認を↓
https://www.town.nanporo.hokkaido.jp/facility/byuro/
 

いわみざわ公園の中に、バリアフリーな見晴台(展望台)。

お次は、岩見沢市。
夏の岩見沢といえば…そう、市の花・バラが、各所で咲き誇っています。
中でも特に、「いわみざわ公園 バラ園」の風景は圧巻の美しさ。
約630種、8,800株のバラとハマナスが咲き誇る庭は、一見の価値あり!です。

 
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そんなバラ園のすぐ隣りに、バリアフリー仕様の見晴台(展望台)がある…ということは、意外に知られていない気がします。
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ほら、すぐ隣りでしょう。(高低差はともかくとして。)
バラ公園の奥に進むと、「ハマナスの丘」エリアで、展望台に続く小径を発見。
 
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えーと、情報収集してみると…
いわみざわ公園のホームページには「往復の所要時間はだいたい2時間弱ほど」とあります。
この蒸し暑い中、2時間か…。

…ということで、車でアクセスすることに。
車で行く場合、まずは市道18号に面している遊園地「北海道グリーンランド」の駐車場入口を目指します。
 
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この看板を見つけたら、矢印の方向に進みます。
ちなみに、この看板のすぐ隣りに、見晴台(展望台)の案内看板もありますよ。
 
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で、遊園地の駐車場には入らず、この道を直進します。
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かなりの上り坂になりますが、ひたすら直進します。
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車で走ること5分程度で、駐車場に到着。目印は、つきあたりのこの看板です。
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ここから、数百メートル歩いて、見晴台(展望台)に向かいます。
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ウッドチップの敷かれた遊歩道は、途中から木道に。
そして、その先に展望台が。
 
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お、てっぺんまで、らせん状のスロープが続いていますね。
途中に休憩スペースも完備。まさにバリアフリーです。
 
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スロープを4周?5周?して、頂上に到着!
(毎度のことながら、登っているうちに、数がわからなくなりました。)
ちなみに、ここ最上階展望デッキは、標高142.6メートルの高さなのだそうですよ。
 
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一気に開けた視界の先には、北海道グリーンランドの観覧車に、岩見沢の街並み。
そして、広大な石狩平野の田園風景が広がっています!
 
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この先の日本海まで見えてしまいそう。改めて、石狩平野の広さを感じます。
眼下にはバラ園。小麦畑や緑の濃淡など、色鮮やかな近景も楽しめます。
 
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こうして見ていると、「麦秋」という言葉が夏の季語だということに、改めて気付かされますね。
山の木々を渡ってくる風も、とっても気持ちがいいですよ。
雄大な平野の風景と、豊かな実りをもたらす空知の大地を体感できる展望台です。

ちなみに、冬期間や早朝・夜間は利用できません。
利用期間や利用時間、アクセスなど詳しくは、いわみざわ公園ホームページ(見晴台(展望台)のページ)をご確認ください↓
https://iwamizawa-park.com/rose_garden/miharashi/
 

そして再び、まさかの展開…?

そして、もう1カ所、ご紹介したいスポットが。
そう、前回の春編の頃に、閉鎖されていた展望台です。
詳しくはこちらをご覧くださいね↓
空知の高いところ探訪記・春(秩父別町・奈井江町・そしてまさかの結末!?) 

あれから2カ月近く経っているし、もう大丈夫でしょう。
ルンルン気分で、その展望台へ向かいます。
 
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…あれ?

まさか。
まさか。

まさかあぁぁぁ~
 
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またもヒグマに行く手を阻まれるとは…。
ここのまちのホームページを改めて確認したところ、7月上旬にヒグマの目撃情報が寄せられ、ふたたび展望台を閉鎖しているとのこと。

それにしても、このヒグマ。写真?それともイラストなのでしょうか?
写真だとしたら、雄叫びの瞬間を正面から撮影するのって、大変だったろうな。
しかもこれ、見た人が「危険」「注意しなきゃ」と思うこと間違いなし!のベストショットです。
ある意味、ヒグマ界の超イケメン?どこにいる個体なのかしら。

…などなど、妄想している場合じゃないですね。
早々に退散します。
 

そして、秋編へと続く!?

ということで、今回も残念ながらご紹介できなかった、とあるスポット。
通行止めが解除されたら、改めて、眺望をお届けしたいと思います。
もちろん!他の「高いところ」も、ゆる~く紹介していきますよ。

暑い夏は、まだまだ続きます。
みなさんも、この夏、楽にアクセスできる「空知の高いところ」、家族みんなで登ってみませんか。
 

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