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【 てつこの部屋 】 ~ VOL9 矯正のまち ~

健康診断

うちの職場では毎年全員が

健康診断を受ける決まりになっている。



そしてこの時期になると


不自然なくらいウォーキングをはじめたり、
 
お昼をサラダだけにしてみたりなど

減量期のボクサーのような
ストイック生活に突入する人が増えるのも
もはや風物詩だ。



わたしの職場にも
そういう類いの先輩(男32)がひとり。


彼のランチの定番は山岡家のAセット。


彼は「特製味噌+チャーマヨ丼」の組合せを

神ランチと名付けてしまう

生粋のメタボライザーである。

 
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(とある日の残業する彼。withカレーヌードル)



そんな彼であるが

さすがにヤバいと感じたのか

健康診断の1週間前から調整を開始。


「なに食べてるんですか?」と聞くと


朝はバナナ1本。
昼は10秒チャージ的なゼリー。
夜は鳥の胸肉とサラダ。


都会のOLのような
食生活を始めたとのこと。



そして迎えた健康診断当日。



清々しい顔で戻ってきた彼に
結果を聞くと







「7㎏増でおさまった!(^-^/




うん。

全然おさまってないよね。


 

北海道最初の刑務所

ちょっと仕事が立て込んでいたため

次なるカード収集は近場の月形をチョイス。



(はい、とうちゃく~っと)


うんうん、さすがの私も知ってます。


月形といえばここですよね。
 
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樺戸集治監(かばとしゅうじかん)本庁舎


明治維新の混乱期。

新政府に対し不満を持つ士族の反乱が
各地で発生する中、

人手不足と囚人激増を
一気に解決するために

北海道に建設された
2つの集治監(現在の刑務所)。

その1つが
ここ樺戸集治監。

(もう1つは三笠の空知集治監。
いずれご紹介します!)



道内初の刑務所として明治14年に建設。


ここの囚人達によって
月形の原野は田畑へと開拓され

明治20年には
空知集治監との共同事業により
国道12号線の前身である
上川道路を切り開く。

同年
樺戸・空知の両集治監を結ぶ樺戸道路を建設。


石狩川の舟運が
メインであった交通環境は

この樺戸道路と
幌内鉄道の乗り継ぎにより大幅に改善され、

北海道開拓のスピードが急加速することになります。



現代のように
効率の良い重機があるわけもなく


見渡す限りの
鬱蒼と生える原生林を前に


囚徒達は
まさに死を覚悟しながら
立ち向かったのでしょう。


囚人とはいえ、
北海道の開拓を担った功労者。

炭鉄港ストーリーにかかせない存在です。



 

いや、ほんとに情報量すごいです

郷土資料館は多く見てきた方ですが
ここ、月形樺戸博物館はほんとオススメです。


特に刑務所マニアなら
(いるのか知りませんが)

お弁当持参で半日楽しめるくらいの
情報量ではないでしょうか。


詳しくはネタバレしちゃうので
控え目にしたいと思いますが


豪華な典獄(刑務所長)の部屋や
私でも頭をぶつけそうになる狭い獄舎は
The刑務所。


刑務官の装備はカッコいいし
集治監ジオラマなんか
細部の作りこみも半端ない。


そうそう、
なんとあの沖田総司と並ぶ
新撰組の超有名人

永倉新八もいました!

まさかあの剣の達人が
師範として月形にいたとは・・・


ちょっとここでは説明しきれないので
とりあえずまだの方は
ぜひ行ってみてください!

ちなみに冬期閉館があるので要注意ですよ!
 
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違う、そうじゃない

月形の先人が立ち向かった
過酷な歴史に心打たれ、


そのことを
例の彼(メタボライザー)に報告。


メタ「興味あるわ~、ちょっと見てくる!」


次の週末、

彼から送られたLINEには
まさかのオムライス。
 
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※月形町で有名な「POPOTE」さんのオムカレー。(大盛)
  
    

彼曰く、


月形囚徒の歴史も衝撃だったが


絶品オムカレーの
衝撃が更にすごかったとのこと。



その食欲、
集治監で矯正してもらってこい!
 
To be continued......

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