星の降る里・芦別は「合宿の里」そして「軽音合宿の里」!
更新日2023.02.02
北海道・空知地域の中北部に位置する芦別市。このまちが道内外から様々な合宿の誘致をしていることはご存知でしょうか?
例えば、昨年夏、V.LEAGUE(ブイ・リーグ)に所属するバレーボールチーム「JTマーヴェラス」が2年振りに12回目となる合宿を実施。
合宿期間中は中学生向けにバレーボール教室なども開催しました。
例えば、昨年夏、V.LEAGUE(ブイ・リーグ)に所属するバレーボールチーム「JTマーヴェラス」が2年振りに12回目となる合宿を実施。
合宿期間中は中学生向けにバレーボール教室なども開催しました。
そのほか、サッカー、陸上、野球、弓道、ラグビーなど、様々な種目のスポーツ合宿や、文化部や大学のゼミ合宿なども受け入れています。
数ある合宿の中から、今回は「軽音合宿」についてご紹介しますね!
数ある合宿の中から、今回は「軽音合宿」についてご紹介しますね!
ようこそ「音の降る里・芦別」へ
雪深い芦別の街に流れる軽快なドラムのリズムとベースの心地良い重低音。
躍動するギターの響きに乗せて青い空を突き抜けるようなボーカル。
(歌い出しから鳥肌が立つくらいカッコいい!)
かつて人気ロックバンド「ONE OK ROCK」のLIVEに行き、アリーナの モッシュの波に飲まれて死にかけたオカン(筆者)が今回取材に訪れたのは、この1月に冬合宿で芦別へやってきた札幌厚別高校軽音楽部のみなさん。
高校生とは思えない完成度の高い演奏を聴かせてくれました!
躍動するギターの響きに乗せて青い空を突き抜けるようなボーカル。
(歌い出しから鳥肌が立つくらいカッコいい!)
かつて人気ロックバンド「ONE OK ROCK」のLIVEに行き、アリーナの モッシュの波に飲まれて死にかけたオカン(筆者)が今回取材に訪れたのは、この1月に冬合宿で芦別へやってきた札幌厚別高校軽音楽部のみなさん。
高校生とは思えない完成度の高い演奏を聴かせてくれました!
札幌厚別高校・軽音楽部の皆さんと音の降る里プロジェクト事務局メンバー他
札幌厚別高校といえば、全道予選を勝ち抜き、全国大会に出場した経験のある軽音楽部の強豪校なのです。
そして、こうした軽音合宿の受け入れを行っているのが、芦別市民有志が結成した団体「音の降る里プロジェクト」です。
そして、こうした軽音合宿の受け入れを行っているのが、芦別市民有志が結成した団体「音の降る里プロジェクト」です。
スポーツだけでなく「軽音合宿といえば 芦別!」
こう語るのは「音の降る里プロジェクト」事務局の松坂孝一さん。
インディーズバンド「十手ジャパン」のベースとしても活躍中の松坂孝一さん
そもそも軽音合宿を積極的に受け入れるようになったきっかけは、札幌厚別高校軽音楽部顧問の田澤英貴先生から「大きな音を気兼ねなく出せる合宿先はないか」という相談を受けた松坂さんが、幼馴染であり、現在このプロジェクトの実行委員長でもある坂田啓一郎さんに相談をもちかけたこと。
そこから、芦別のバンド経験者を中心に多くの地元の方々が協力して、軽音合宿の受け入れを実現したのがこの「音の降る里プロジェクト」なんです。
2019年の開始以来、芦別市では3回にわたって軽音合宿を受け入れています。
軽音楽部の合宿受け入れにあたっては、バンドごとの練習を行うために個室が必要。そのため、星槎国際高校芦別学習センターは音楽室、放送室、視聴覚室を提供するなど、全面的に協力してくださいました!!
また、必要となる機材は学校の備品の他に、プロジェクトのメンバーが私物を持ち寄るなどして、バンドの練習環境を整えてきました。
宿泊先としては、「あしべつ宿泊交流センター」を利用しています。
あしべつ宿泊交流センター(2021年5月に新しく完成した2号館)
「音の降る里プロジェクト」の事務局には、軽音楽の経験者や現役でバンド活動をしている精鋭が揃っています。市のイベント等で演奏を披露する事もあるのです。
バンド演奏のスペシャリストである彼らだからこそ、高校生に直接技術指導をしたり、楽器などのメンテナンス(調律)を手伝ってあげたり…細やかなサポートができるのです!
軽音合宿の先駆け、札幌厚別高校。
札幌厚別高校軽音楽部のみなさんが最初に芦別市で合宿を行ったのは2019年夏。その後、コロナで中止を余儀なくされましたが、2022年夏に2回目、そして今回、2023年1月の3回目は初めて冬の実施となりました。
合宿の様子はYoutube動画でもご紹介していますので、ご覧ください。
合宿の様子はYoutube動画でもご紹介していますので、ご覧ください。
2019年夏
2022年夏
昨年(2022年)の夏には、合宿の集大成として星槎国際高校体育館にてLIVEを開催。
今回の合宿では、3月の大会・高文連に向けてオリジナル曲を完成させることが課題でした。
合宿の合間にお話を聴かせて頂いたのは、2年生でリードG担当の高橋 優真さんとボーカル担当の森本 千優(ちひろ)さん。
今回の合宿では、3月の大会・高文連に向けてオリジナル曲を完成させることが課題でした。
合宿の合間にお話を聴かせて頂いたのは、2年生でリードG担当の高橋 優真さんとボーカル担当の森本 千優(ちひろ)さん。
左・高橋さん 右・森本さん
バイト先にバンドマンが多かったことから軽音に興味を持ったという高橋さん。
また、森本さんはご両親が軽音楽部のご出身。小さい時から楽器に親しむ環境だったとか。
彼女も軽音楽部のある札幌厚別高校への進学を迷わず決めたそうです。
昨年12月、大阪市で開催された全国225校の軽音楽部の頂点を決める全国大会では、最後の15校まで勝ち残り、きゃりーぱみゅぱみゅの「ファッションモンスター」を演奏。特別賞として演奏力も高く、今後の活躍・発展を期待したい1校に贈られる賞、「大阪芸術大学賞」を受賞することができました。
夏合宿の際に、実際に聴かせて頂きましたが、一瞬で魅了されてしまう圧巻のパフォーマンスでした!
※ この他、札幌厚別高校軽音楽部には、「全国高校軽音楽部対抗バンドバトル 2022年冬の陣・審査員特別賞」、「第6回全道高等学校軽音楽新人大会【コピー部門】奨励賞、同【オリジナル部門】準グランプリなど多数の受賞歴があるんですよ!
練習は週5日が基本。大会前は毎日練習し、時にはスタジオを借りてさらに練習する事もあるそうです。
実はオカン(私)の娘も軽音楽部だったので、楽器代やスタジオ代など親御さんの費用負担事情も…ウンウン、分かる。
「自分でも飽きっぽい性格だと思う。」という高橋さんに、親御さんは「やるなら楽器は自分で買いなさい。その方が愛着を持てるから。」とアドバイスしてくれたそう。高橋さんは、バイト代を貯めて購入したという、カッコいいギターを見せてくれました。
「全国大会へ出るようになって、親も認めてくれるようになりました。」と高橋さん。
森本さんのご両親も衣装の準備や楽器を貸してくれたりしたそうで…二人は口々に全面的にサポートしてくれるご両親への感謝の気持ちを語ってくれました。
ちなみに、顧問の田澤先生は何と物理の先生で、分かり易い授業が評判なのだとか。
「部員の事を一番に考えて、LIVEの設営から他校との交流やイベント、演奏する機会をセッテイングしてくれるなど、田澤先生はとにかく優しい!」 と二人は話してくれました。
合宿最終日には、「音の降る里プロジェクト」をはじめ、芦別市内の関係者を招いて成果発表会を開催。
そこで披露されたオリジナルの曲は、旋律も、歌詞も、演奏も、どれを取ってもとにかくハイレベル!
美しい星の光が降り注ぐ芦別に、彼らが生み出した曲が響き渡るなんて…ロマンティックが止まらない〜♬(ド昭和でごめんなさい。笑)
芦別で合宿を経験した部員達がいつか武道館やドームツアーの舞台に立つ日が来るかも! そんな期待にワクワクするロックなオカンでした。
全国の軽音楽部のみなさん!
みなさんも、音の降る里・芦別市で、充実した合宿をしてみませんか?
もちろん、各種合宿の受け入れも行っていますので、詳しくは、次のHPをご覧くださいね。
スポーツ合宿はこちら⤵️
https://www.city.ashibetsu.hokkaido.jp/docs/5307.html
文化・芸術合宿はこちら⤵️
https://www.city.ashibetsu.hokkaido.jp/docs/6632.html
https://www.city.ashibetsu.hokkaido.jp/docs/5307.html
文化・芸術合宿はこちら⤵️
https://www.city.ashibetsu.hokkaido.jp/docs/6632.html
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