【空知移住者インタビュー/岩見沢市】育成の先進地を目指して
更新日2026.03.05
こんにちは!空知に移住した人々に、その魅力を語ってもらう移住者インタビュー。17回目となった今回は、岩見沢市で活躍する一般社団法人SLDI(Sports Life Design Iwamizawa)代表理事の辻本智也さんにインタビューしました。
辻本さんは日本で唯一のバルシューレ指導者のA級ライセンスや、日本スポーツ協会の公認アシスタントマネージャーの資格を持ち、スポーツ活動の普及に携わっています。そんな辻本さんの過去、現在の生活、そして移住の魅力について深掘りします。
岩手県盛岡市出身の辻本さん。高校生の頃はサッカー選手になることを夢見ていたそうですが、大学進学を機に心境の変化があったそうです。
・大学は地元岩手を離れて北海道(函館)だったんですね。函館の大学を選んだのはなぜですか。
―志望校を決める時期に、スポーツと教育の分野を学ぶことができる大学を探していて、その中で一番関心があることを学べる学校が北海道教育大学岩見沢校(以下、岩見沢校)だったため受験しようと考えていました。しかし、怪我により実技試験の受験が難しくなったことから、高校時代の監督の出身校である北海道教育大学函館校(以下、函館校)を選びました。
・そうだったんですね。函館校時代はどういった活動をしていましたか。
―大学の4年間は、SPORTS北海道という函館校の学生を中心に運営している総合型地域スポーツクラブの運営などを行っていました。スポーツ体験の責任者や運営委員長などをしていた経験が、今の仕事に深くつながっていると感じています。
辻本さんは日本で唯一のバルシューレ指導者のA級ライセンスや、日本スポーツ協会の公認アシスタントマネージャーの資格を持ち、スポーツ活動の普及に携わっています。そんな辻本さんの過去、現在の生活、そして移住の魅力について深掘りします。
北海道に来たきっかけ
岩手県盛岡市出身の辻本さん。高校生の頃はサッカー選手になることを夢見ていたそうですが、大学進学を機に心境の変化があったそうです。
・大学は地元岩手を離れて北海道(函館)だったんですね。函館の大学を選んだのはなぜですか。
―志望校を決める時期に、スポーツと教育の分野を学ぶことができる大学を探していて、その中で一番関心があることを学べる学校が北海道教育大学岩見沢校(以下、岩見沢校)だったため受験しようと考えていました。しかし、怪我により実技試験の受験が難しくなったことから、高校時代の監督の出身校である北海道教育大学函館校(以下、函館校)を選びました。
・そうだったんですね。函館校時代はどういった活動をしていましたか。
―大学の4年間は、SPORTS北海道という函館校の学生を中心に運営している総合型地域スポーツクラブの運営などを行っていました。スポーツ体験の責任者や運営委員長などをしていた経験が、今の仕事に深くつながっていると感じています。
大学時代、SPORTS北海道での活動の様子
岩見沢市へ
辻本さんは函館校を卒業後、道外で就職し、社会人として働いていましたが、大学院で学ぶために北海道へ戻ってきました。
・社会人の時はどのようなお仕事をされていましたか。
―海外スポーツ専門のチケットを取り扱う会社で働いていました。大学時代、総合型地域スポーツクラブの活動をしていたため、その経験を活かして同じような仕事をしたいと思っていましたが、この仕事では生計を立てることの難しさを感じていました。また、スポーツに関わる仕事をしてスポーツビジネスについて学びたいという思いも持っていたので、代理店に就職しました。
・そうだったんですね。仕事を離れて大学院に進学したのはなぜですか。
―民間企業で働いていた頃から、いずれは総合型スポーツクラブを設立したいと考えていました。社会人としての振る舞いや、スポーツビジネスの経験などを積んだ上で、より専門的な部分を学びたかったので、大学院に進学しました。
・なぜ数ある大学院の中から岩見沢校を選んだんですか。
―大学受験の時、岩見沢校に進学したかったことが要因の一つでした。加えて、他の大学でもスポーツ科学は学べるけれど、地域密着を実践しながら学ぶことができる環境が最も整っているのが岩見沢校の特徴だったので、岩見沢に来ることを決めました。
大学院時代、スポーツを通して子どもとふれあう様子
岩見沢市の魅力
岩見沢校で学ぶことを決めた辻本さん。岩見沢での生活についても伺いました。
・大学は函館でしたが、岩見沢に来ることはあったのでしょうか。
―元々、大学時代に部活動で岩見沢へ来ていました。ただ、実際に住むのは大学院で学ぶことを決めたタイミングが初めてでした。
・岩見沢に住み始めて苦労したことは何ですか。
―やはり雪には苦労しました。今まで住んでいた場所に比べて雪の降る量が非常に多いので、雪かきは苦労しました。ただ、日常生活をする分には十分な施設があるので、意外と苦労は少なかったです。函館や盛岡など自分がこれまで住んだ環境と大きな違いが無かったので、意外とすぐに生活に慣れました。
・いろいろな場所に住んだ辻本さんが感じる、岩見沢の魅力はどんなところですか。
―岩見沢に住んでちょうど10年となりますが、やはりとても住みやすい町だと感じています。市内には飲食店、病院、衣料品店をはじめとしたあらゆる店があるので、日常生活に困ることは全くないです。
また、実際に住み始めて立地も非常に魅力的だと感じました。札幌へは車で1時間あれば行けますし、北に目を向ければ旭川も高速で1時間、新千歳空港も1時間かからないくらいの距離です。北海道は移動が大変なので立地は大きなアピールポイントになっています。
食の面で言いますと、やはりご飯がおいしいです。岩見沢は特に個人で経営されているお店が多いと感じていて、雰囲気も味も素晴らしいと感じています。
・個人的なおすすめスポットはどこですか。
―元々毛陽町に住んでいたので、やはりメープルロッジやその周辺一体はおすすめです。メープルロッジは温泉宿泊施設になっているので、そこでゆったり過ごすとリフレッシュできていいですね。周りに大きな建物もないので、夜になると星がとてもきれいに見えるだけでなく、自然に囲まれているので癒やさます。
冬の毛陽町
岩見沢市とSLDIの関わり
大学院在学中から、SLDIを立ち上げた辻本さん。SLDIの創設背景には、辻本さんのスポーツを通した教育への思いと、岩見沢の発展への強い願いがありました。
・SLDIはどのような取組をしていますか。
―SLDI(Sports Life Design Iwamizawa)は総合型地域スポーツクラブです。特徴は多世代、多種目、多志向であることです。子供から大人まで多くの人々がスポーツを楽しめるクラブになっています。その中でも特に力を入れている部分が、子供たちへのスポーツ教育です。バルシューレと呼ばれる140種類以上のボール運動を組み合わせたスポーツを中心に、子供の自主性を育んでいます。スポーツは人間性を育む上で大切な物であると感じています。子供の時の体験、経験は、今後大人へと成長していく際の基礎となるので、特に子供たちの教育は大事にしています。
・そのような素敵な活動の拠点を岩見沢にしたのはなぜですか。
―大きな理由は三つあって、一つ目が人口です。人口が多すぎると地域に密着したスポーツクラブを創ることが難しいと感じている一方、人口が少なすぎるのも違った難しさがあります。岩見沢の人口は現在7万人強と、クラブの規模を大きくしていきながらも地域に根ざした活動ができる、ちょうど良さのようなものがありました。
二つ目が立地です。やはり岩見沢は新千歳空港や札幌からの距離が近く、多くの人が訪れやすい場所だと思います。クラブが今後大きくなっていって、より多くの人に注目されるようになったときに、アクセスしやすい場所というところは重要になってくるので、岩見沢を拠点にしました。
三つ目は岩見沢校の存在です。スポーツの分野において科学の分野は特に重要視されていますが、クラブ単体で研究等を進めて行くことはなかなか難しい面もあります。その中で、大学と連携しながら研究できることは非常にメリットがありますし、地域密着という側面においても、地元の教育機関との連携はとても重要だと捉えています。
人口、距離、教育これらの3つの側面がいずれもよい水準に合ったので岩見沢に総合型地域スポーツクラブを設立しました。
・岩見沢は様々な面でちょうど良さがあったんですね。実際に岩見沢で働いてみて難しさはありましたか。
―岩見沢だから難しかったということはありませんが、総合型地域スポーツクラブを設立した当初は、周りの人々から信頼を得ることが難しかったです。というのも、当時、総合型地域スポーツクラブはあまり一般的ではなく珍しいものであったために、市民からは疑問を持たれていたような感じがありましたが、徐々に浸透していき、今では多くの市民の人々に知られる存在となりました。
・まだ物珍しかったクラブとして当初は苦労されたと思いますが、自治体からのサポートなどはありましたか。
―市の教育委員会からサポートをいただいていて、月1回のスポーツ体験で子供たちとふれあう機会をいただいたり、学校の体育の授業でもSLDIの取組を広めてもらったりなどがありました。
・学校の授業などにも徐々に浸透してきているんですね。子供たちにスポーツを教えて、どのようなところにやりがいを感じていますか。
―子供たちが成長していく姿が大きなやりがいになっています。自分の指導を通して、子供たちが生きる力を養って、人間的に大きく成長していくところを見ると、自分のやっている取組が間違っていないんだと、子供たちが改めて教えてくれています。自分の取組の成果が子供の成長を通して感じられることが一番のやりがいです。
SLDIの活動の様子
今後の目標
SLDIを設立して10年近くが経過した辻本さんに、これから展望を伺いました。
・辻本さんご自身の今後の目標はありますか。
―岩見沢にプロスポーツチームを作りたいと考えています。現時点では屋内競技を考えていて、バスケットボールのチームができれば一番いいと思っています。SLDIで育った子供たちが将来自分のチームでプロスポーツ選手として活躍することになれば理想的だと思います。
また、教育大でとてもお世話になった先生がバスケットボールの研究をしているので、自分がプロバスケチームを設立して、岩見沢を盛り上げながら恩返しをしたいです。
・岩見沢にプロスポーツチームができれば町全体が盛り上がりますね!SLDIを今後どのように発展させていきたいと考えていますか。
―私の目標は、岩見沢を育成の先進地にすることです。その中でSLDIが中心となって子供たちにスポーツを通して生きる力や人間性を育んでほしいと思っています。また市民の皆様のためになるよう、SLDIが先頭に立って様々な取組をしていきたいと考えています。その結果、岩見沢の中心にSLDIがあれば理想的だと思います。さらに規模を大きくすることができれば、海外との交流なども視野に入れて活動して行きたいです。
移住を検討している人へのメッセージ
岩見沢は立地を見れば札幌や新千歳空港に近く、生活に必要な物は揃っているので暮らしやすいです。また、移住してくる人の中には教育面などを気にされているかと思いますが、岩見沢は教育が手厚いと感じています。市の制度も充実していますし、大学も教育大があるので一貫した教育を行うことのできる環境になっています。もちろんSLDIもスポーツ教育や人間性を育む場所としてありますので、子育てなどをする方にとっては特に魅力的な街だと思っています。
岩見沢を育成の先進地とするべく頑張っていきますので、そんな岩見沢に来ていただけたら非常に嬉しいです。
<辻本さんの活動はこちら>
①総合型地域スポーツクラブSLDI HP:https://sldi.club
②総合型地域スポーツクラブSLDI Instagram:@sportsclub.sldi
③児童発達支援・放課後等デイサービスいわすぽHP:https://iwaspo-sldi.com
④児童発達支援・放課後等デイサービスいわすぽInstagram:@iwaspo_sldi
<岩見沢市HP>
https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp
<移住・定住に関する情報はこちら>
https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/soshiki/kikakushitsu/hikkoshi_sumai/1/4308.html
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<岩見沢市HP>
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