電動アシストbikeで地球旅(ジオツアー)!!@三笠市
更新日2022.11.17
こんにちは。すっかり寒くなってきましたね。
さて、今回は、10月に南空知エリアの三笠市で開催されたサイクリングジオツアーに参加したので、その内容を紹介したいと思います。
と、その前に、「ジオツアー」って何?という方もいるのではないかと思います。
三笠市のジオツアーは、大地(ジオ)の成り立ちや三笠の歴史・文化をジオガイドが分かりやすく説明してくれるツアーのことです。
なにしろ三笠市は、大地の遺産である石炭で発展し、市全体がジオパークに指定されているまちですので。
今回参加したジオツアーでは、電動アシスト自転車に乗って、三笠の大地の特徴や炭鉱遺産など、見どころスポットを巡りました。
当日は、三笠ジオパークの3人のジオガイドに同行いただきました。
左から、荒井さん、植家さん、ザンさん。
さて、今回は、10月に南空知エリアの三笠市で開催されたサイクリングジオツアーに参加したので、その内容を紹介したいと思います。
と、その前に、「ジオツアー」って何?という方もいるのではないかと思います。
三笠市のジオツアーは、大地(ジオ)の成り立ちや三笠の歴史・文化をジオガイドが分かりやすく説明してくれるツアーのことです。
なにしろ三笠市は、大地の遺産である石炭で発展し、市全体がジオパークに指定されているまちですので。
今回参加したジオツアーでは、電動アシスト自転車に乗って、三笠の大地の特徴や炭鉱遺産など、見どころスポットを巡りました。
当日は、三笠ジオパークの3人のジオガイドに同行いただきました。
左から、荒井さん、植家さん、ザンさん。
今回のコースは、アップダウンが多いので、電動アシスト自転車が用意されていました。それがこちら↓。一見、普通のママチャリに見えますが、これを使えば、上り坂も楽々です。
立ち寄りスポットは、次のとおりで、3時間コースでした。
①野外博物館
②旧幾春別炭鉱錦立抗櫓(きゅういくしゅんべつたんこうにしきたてこうやぐら)
③友子の墓
④旧奔別炭鉱(きゅうぽんべつたんこう)
⑤幾春別市街地(いくしゅんべつしがいち)
ジオガイドからコースや電動アシスト自転車の説明を受けた後、出発です。
野外博物館
最初に向かったのは、野外博物館。こちらがその入り口。ここは、1億年前と5千万年前の大地の記憶と北海道開拓期の人々の営みを体感できる場所。
主に、地層、石炭、化石、炭鉱遺産(日本遺産)に触れることができます。
はじめに現れたのは、イノセラムスという二枚貝の実際の化石。
ずいぶん大きな貝だと思いきや、これでも小さい方で、殻の大きさが1mにもなるのが、三笠で発掘されるとか。
さすが、全市がジオパーク指定のまち!アンモナイトや貝の化石がたくさん埋まっているのですね。
続いて現れたのは、「ひとまたぎ5000万年」の表示。
こう名付けられた理由は、書くと長くなるので、ジオツアーに参加してガイドから聞いて欲しいのですが、ある理由で、ここの場所は古代の地層が不連続になっているとのこと。
5千万年分の地層が飛んでいるとは、想像もつきませんね。大地の躍動を感じさせられる場所です。
旧幾春別炭鉱錦立抗櫓
次に立ち寄ったのは、旧幾春別炭鉱錦立抗櫓(きゅういくしゅんべつたんこうにしきたてこうやぐら)。ここは、北海道に現存する最も古い立抗櫓で、北海道炭礦鉄道会社(北炭)によって、1920年に完成。なんと100年以上たっているもの!
櫓の高さは約10m、地下約215mの深さ。
櫓の鉄骨は、表面はサビサビですが、当時の国内最高品質の鉄骨を使っているとのことで、まだまだしっかりしています。
こちらは、立抗横の建物の内部。
立抗のワイヤーを巻き上げる機械が置かれていた場所で、内部は鉄筋コンクリート造り。
現在は林の中にポツンと取り残された感じがしますが、当時、ジャンジャン石炭を掘り出していた姿を想像すると、感慨深いです。
なんだか、だんだん、「炭鉄港」に興味が沸いてきましたよ~。
次回の炭鉄港検定に挑戦してみようかな。
友子の墓
続いて、立ち寄ったのは、「友子の墓」。「友子」といっても女性の名前ではありません。
炭鉱には「友子制度」という独特の風習があって、親分と子分が契りを交わし、採掘技術を伝承するなど、親分が子分の面倒を見る制度があったそうです。
親分が亡くなると子分たちが親分から受けた恩を返すため、その親分の墓を建て、それを「友子の墓」と呼び、ここ弥生墓地には、51基の墓があるそうです。

旧奔別炭鉱
続いて訪れたのは、旧奔別炭鉱(きゅうぽんべつたんこう)。ここは私有地のため、普段立入禁止ですが、ジオツアーということで今回は入ることができました。
この炭鉱は、1900年に開かれ、1971年まで操業し、多くの石炭が採掘されたところ。立抗櫓は高さ約51m、深さは約735mということで、当時「東洋一の立抗」と呼ばれたそうです。
閉山直後に爆発事故が起き壁が吹き飛んだため、鉄骨がむき出しとなり痛々しい感じがしますが、間近で見ると、圧倒される炭鉱遺産です。
幾春別市街地(更科食堂)
続いて訪れたのは、奔別炭鉱近くの幾春別市街地。賑わっていた往事の面影はありませんが、当時から営業している老舗そば店「更科食堂」があります。1925年から現在の場所で営業し、建物も当時の姿を残しています。
時間の都合で残念ながら入店できませんでしたが、更科食堂の情報は2022年2月のそらち・デ・ビュー「てつおじさんぽ」で詳しく紹介していますので、こちらをご覧ください。
▶【 炭鉄港 】てつおじさんぽ ~第16歩「HA-LA HEAD-TA-NA」~ @三笠
http://sorachi-de-view.com/sorachi/tetsuojisanpo16
今回は、ジオツアーに参加し、三笠市の観光スポットのほんの一部を巡りました。
このほかにも、学生が調理・接客する三笠高校生レストランや、三笠鉄道村があるなど、魅力にあふれたまちです。
バラエティに富んだジオツアーも数多く開催されていますので、興味を持った方は参加してみてください。ジオツアーの紹介は次のサイトから。
▶三笠ジオパーク ジオツアー
https://www.city.mikasa.hokkaido.jp/geopark/category/382.html
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