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そらち発・道産とうもろこしの深イイおはなし。株式会社N-GRITS(北海道・栗山町)

巨大なとうもろこし、栗山町に出現!?

それは昨年、2021年(令和3年)秋のこと。
栗山町内の国道234号沿いに、突如、巨大なとうもろこしの絵が出現しました。
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N-GRITS?何の建物なんでしょう。
とうもろこし大好きなもので、気になっていたわけです。

そして。この夏以降、「子実用とうもろこし」という言葉を、時折耳にするようになりました。
何でも、とうもろこしの「実」だけを収穫し、乾燥させて「穀物」として使う場合は「子実用とうもろこし」と呼ぶのだそう。
そうそう、「とうもろこし」って、米や麦と並ぶ「世界三大穀物」なんですよね。
ブラジル、ペルーなど南アメリカの国や、メキシコ、アメリカ南部などでは、とうもろこしを主食としています。メキシコの定番料理・タコスに使うトルティーヤ(薄焼きパン)は、とうもろこしの粉で作っていますよね。
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で、とうもろこし。
国際情勢の影響やら何やらで、穀類の価格が世界的に上昇しているからでしょうか。最近、子実用とうもろこし、それも国産のとうもろこしへの関心が高まっているようなのです。

そういえば、あの建物。やっぱり気になりますね。
ということで。

「コーングリッツ」とは

例の「巨大とうもろこしの絵」の建物を訪問しちゃいました!
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迎えてくださったのは、この方。株式会社N-GRITSの尾崎政春さんです。
さっそく、いろいろお話を伺いましょう!
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―単刀直入に伺います。ここは何の建物ですか。とうもろこし関連の工場なのかな?と勝手に思っているのですが。

尾崎さん コーングリッツ、それも純国産、北海道産のコーングリッツを製造する工場です。

―「コーングリッツ」とは。

尾崎さん とうもろこしを畑で完熟させてから収穫し、皮や胚芽(はいが)を取り除いて、胚乳(はいにゅう)の部分を砕いたものです。北海道にお住まいのみなさんは、夏場に茹でたとうもろこしを食べることがあると思います。そのとうもろこしは、いわば未熟の状態で収穫したもの。とうもろこしを、「穀類」ではなく「野菜」として食べているものなのです。

―何だか、大豆に似ていますね。夏場に収穫して茹でて食べているのは「枝豆」で、完熟する秋まで待って収穫したものが「大豆」。納豆や味噌、豆腐の原料となるなど、「枝豆」とは用途が異なります。
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【わたしたちが普段食べている「野菜」のとうもろこし
(とうもろこしの総合情報サイト「トウモロコシノセカイ」より)】

尾崎さん 北海道で穀物として生産されるとうもろこしは、飼料用と生食用に大別されます。品種ではなく、人の口に入るか家畜の餌になるか、用途の違いによって分けていて、栽培方法も少し異なります。例えば、「デントコーン」と聞くと、牛の餌用だと思うでしょ。でも、コーンスターチ(でんぷん)の原料としても使われているんですよ。つまり、デントコーンも、飼料と食材加工に使われている、ということなのです。

―「穀物」のとうもろこしって、日本の家庭の食卓にはあまり馴染みがないように思います。

尾崎さん 子実用とうもろこしは、かつて北海道でもさかんに生産されていたのですよ。とうもろこし栽培は、明治初期にアメリカから導入されて、一番早くに普及したのが北海道なんです。寒冷地で、米があまり穫れないということもあったからでしょうね。乾燥して保存のきくとうもろこしは、冬場の貴重な食料でもありました。
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―今、北海道におけるとうもろこしの生産は、どのような状況なのでしょうか。

尾崎さん 昭和40年代まで、作付面積は2万ヘクタールを超えていたといいます。それが昭和50年代に入ると、いろいろな要因が重なって急減してしまいました。現在の作付面積は約1,300ヘクタール。そのほとんどが飼料用です。今、「穀類」として人の口に入るとうもろこしは、国内自給率がほぼ0パーセントなんです。

―とうもろこしって、コーンフレークやスナック菓子、パンやケーキ、コーンスターチなどの原料として使われていると思うのですが、その原料はほぼ外国産ということですか。

尾崎さん はい。道内ではコーングリッツの原料となるとうもろこしが、現在おおよそ75ヘクタール作付されています。ただ、国内全体の消費量から見ればごく少量です。この南空知エリアでも栽培されていますよ。主に「ビビアン」という品種です。赤みが強いため、砕いても色味がよく、また香りもよくて、膨らみやすいのが特徴です。
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【南空知エリアで栽培されている「ビビアン」((株)N-GRITSご提供)】

―空知でとうもろこし畑…。空知地域は全道一の米どころ、一面に水田が広がっている。そんなイメージをお持ちの方が今でも多いと思うのですが。

尾崎さん そうですね。でも今は、米からの転作が進んで、空知管内でも野菜や花、畑作物の生産がさかんに行われていますよね。

―確かに。例えば、長沼町は道内最大級の大豆の生産量を誇っていますし、北空知エリアは今や花の販売額が全道一。道内屈指の花の生産地です。

※北空知エリアの花きについて気になった方は、過去記事をご覧くださいね↓
販売額全道1位!北空知のお花の集出荷施設、スゴいんです。 

尾崎さん ただ、転作がどんどん進むにつれて、他に何を作付けしたらいいのかが悩みどころとなってくるわけです。もともと水田だった場所は、水はけがあまり良くないため、作物によっては生育が悪かったり、栽培管理が難しかったり。試行錯誤しながら導入した作物の中で、比較的うまくいったのが小麦なんです。

―空知地域でも、今は小麦がさかんに生産されていますね。

尾崎さん 比較的うまくいったとはいっても、畑によって収量や品質に差が出ているのも事実です。良質の畑作物を生産するには、輪作体系をしっかり組むことが大切です。毎年同じ作物を同じ畑で栽培し続けると、畑が痩せたり、同じ病気や害虫が発生しやすくなってしまいますからね。

―そこで、3~4年を1サイクルとして、同じ畑に麦や豆、じゃがいも、てんさいなどを植えていくと
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【輪作体系のイメージ。同じ畑で、1年目はてんさい、2年目はじゃがいも、
3年目は小麦、4年目は豆、5年目に再びてんさいと、毎年違うものを作付けする。】

尾崎さん そうです。その作物の組み合わせのことを「輪作体系」といいます。ここ、JAそらち南のエリア(由仁町、栗山町)では、2008年(平成20年)から輪作体系の中に、試験的に飼料として使う子実用とうもろこしを導入したのです。

―とうもろこしも小麦と同様に、栽培がうまくいったということでしょうか。

尾崎さん はい。それに手間がかかりません。4月に種をまき、6月までに除草剤を散布した後は、10月の収穫を待つのみで、この間、農薬は使用しません。農家の負担も少なくて済みます。
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【コンバインでの収穫作業の様子((株)N-GRITSご提供)】

尾崎さん それと、とうもろこしの根は地中深くに伸びて、土の間に隙間を作ってくれるので、畑の水はけを良くする効果があります。さらに、とうもろこしを収穫した後の茎や葉を細かく砕いて畑にすき込むことで、肥料の役割を果たしてくれるのです。

―手間がかからない上に、生育中の農薬使用もゼロ。しかも畑を良くしてくれる。いいことづくめですね。

道産コーングリッツ、誕生!

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【収穫時期を迎えた子実用とうもろこし((株)N-GRITSご提供)】

尾崎さん 子実用とうもろこしは、畑である程度乾燥してから収穫するのですが、収穫後、更に水分を落とす必要があります。収穫したのはいいけれど、その乾燥調整をどうしようか、という壁にぶつかりました。そこで、JAそらち南では、北海道立総合研究機構(道総研)に協力を仰ぎながら、収穫・乾燥技術を開発しました。そうこうしていくうちに、飼料用ではもったいない、コーングリッツを作ろう!ということになったのです。そして2014年(平成26年)から共同研究を開始し、売れるということが実証された2年後に、小規模ながらコーングリッツの生産工場を開設しました。
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【2016年(平成28年)に開設した最初の工場((株)N-GRITSご提供)】

―製品って、どのようなものになるのでしょう。

尾崎さん 基本的に、子実用とうもろこしを粉砕するわけですが、その粒度に応じ5種類の製品として販売しています。粒度の粗い方から、ホミニー、粗、中、細、コーンフラワーです。
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【左の丸粒が原料。外皮を取り除き胚芽を除去して、粒度に応じて製品化】

尾崎さん 先ほど、「ビビアン」という品種の特徴のひとつが「膨らみやすい」ことだとお話ししましたよね。実は、この特徴を活かし、ホミニーを使ってお菓子を開発したところ、北海道土産として人気商品になったのです。ほら、砂川のお菓子屋さん…

―あ、お菓子の「ほんだ」のスナック菓子「ポンタベール」ですね!あれ、甘いお菓子が苦手な方への贈り物に重宝しています。お酒のおつまみにもよく合いますよね。空知産のとうもろこしを使っていたのですね。
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【北海道産とうきびポンスナック「ポンタベール」】

尾崎さん はい。しかし今度は売れすぎて、工場の能力では製造が追いつかないという課題に直面してしまいました。悩んでいたところ、江別製粉から協力を得られることになったのです。

―江別製粉といえば、道産小麦粉のパイオニアとして有名な企業ですね。その江別製粉が、コーングリッツに注目したと。

尾崎さん ちょうど道産の穀類に注目しはじめていたと伺っています。先ほどお話したとおり、子実用とうもろこしは、作付けすることで土づくりの一助となります。同じ輪作体系に組み込まれている小麦の品質向上につながるということもあって、理解が得られやすかったのでしょうね。そうして昨年9月、江別製粉とJAそらち南との間で連携協定を締結し、今年4月から、この工場の稼働を開始したのです。

コーングリッツができるまでをじ~っくり見ようとしたところ…

さて。せっかく工場にお邪魔したのだから、コーングリッツができる様子を、じっくり見学したいですよね。
ところが、申し訳なさそうに

「実は、工場は常時稼働しているわけではないのですよ。」

と、尾崎さん。
何でも、製品は基本的に受注生産で、注文に応じて製造ラインを稼働させているとのこと。残念ながらこの日は製造ライン、動いていませんでした。

しかも。隣の受入ヤードで原料の子実用とうもろこしを投入するところから、完成した製品の袋詰めに至るまで、コーングリッツはほぼ製造機の中で処理されるため、稼働していたとしても工程はほとんど見えないのだそう。
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【原料となる子実用とうもろこしの搬入口】

「とはいえ、地域で生産したものを地域で加工する、いわゆる「農業の六次産業化」の工場です。地域の方をはじめ多くのみなさんに、いつでも見ていただけるように、バリアフリー対応の施設にしていますよ。」

と尾崎さんが見学スペースへと案内してくださいました。

事務所の2階部分から見学したのですが…大きすぎて、カメラに全然収まりきりません。
設備は何と!4階建ての建物に相当する高さなのだそう。
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この製造ラインに、隣の受入ヤードからとうもろこしの丸粒を投入。破砕して外皮を取り除き、胚芽と胚乳を分離します。それから選別機にかけ、胚芽を取り出します。
ちなみに、とうもろこしの粒を図解するとこんな感じ。外皮や胚芽を除去し、残った胚乳の部分がコーングリッツの原料になります。
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そして、胚乳の部分を粉砕し、その粒の大きさに応じて篩い分け、袋詰めすると製品の完成です!

製品パッケージには、あの巨大なとうもろこしと同じ絵が。
お、とうもろこしの粒と一緒に、北海道が跳躍?していますね!
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【ホッカイドウコーングリッツ(中)のパッケージ
(江別製粉株式会社のサイトより)】

※コーングリッツ製品に関するお問い合わせは、江別製粉株式会社までお願いします。
江別製粉株式会社ホームページ(「コーングリッツについて」のページ)↓
https://haruyutaka.com/n-grits

道産コーンウィスキープロジェクト、始動!

見学後、再び尾崎さんにお話を伺いました。

―今、穀物価格の高騰などが影響して、国産のとうもろこしに注目が集まっているようですね。

尾崎さん 海外産となると、ポストハーベストの問題もありますよね。つまり、外国産のとうもろこしは、カビや害虫の発生を防ぐために、収穫後に農薬を散布してから輸入されているわけです。一方、国内産は、そのような処理はしません。それに、さきほどお話したとおり、生育中は農薬を使用しなくて済んでいます。安全・安心な農産物としても根強い需要があると思っています。

―今後、生産量は増えていきそうですね。

尾崎さん 増産の余地は十分にあると思っています。コーングリッツの原料は今、国内で年間15万トン消費されていて、ほぼ100パーセント外国産です。一方、弊社が原料として使う子実用とうもろこしの量は、今年は150トン程度の見込みです。それを3年後には原料ベースで1,000トンを製造するまでに伸ばしていければと考えています。輪作体系をしっかり組めば、決して高い目標ではないと思っています。

―とうもろこし栽培は、土を豊かにする効果もある…とのことでしたね。

尾崎さん はい。それに実際、品質の良いとうもろこしが生産されていますからね。生産現場と連携して、良いものを作り、それを原料として買い上げて、しっかり加工して売っていく努力は続けていきたいですね。それによって、この地域の農業の新たな展望も開けてくるものと考えています。

―製品パッケージのイラストのように、とうもろこしとともに、空知の、そして北海道の農業がもっと輝きを増していくことを願っています。

尾崎さん そうそう、先日、由仁町で給食にコーングリッツを使ったメニューが出されたのですよ。ホミニーを入れた「とうきびごはん」と、コーングリッツ(細)を使った「鶏のコーングリッツ揚げ」です。ごはんは、噛めば噛むほどにとうもろこしの風味が増して美味しく、から揚げは子供たちに大好評だったと聞いていますよ。
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【由仁産の食材でつくる「由仁のもの給食」11月15日のメニュー。
手前左がとうきびごはん、奥の皿の右側が鶏のコーングリッツ揚げ(由仁町ご提供)】
 
―北海道にとうもろこし栽培が定着した明治の頃も、乾燥とうもろこしを混ぜて炊いたごはん、食べていたかもしれませんね。せっかくの道産コーングリッツ、もっと手軽に味わってみたいです。

尾崎さん ちょうど今、「道産コーンウィスキープロジェクト」という取組を進めているんですよ。北海道には、ウィスキーづくりに適した気候と、必要な原材料がそろっています。そこで、道総研が中心となって、子実用とうもろこしを生産している農協や、私たちのようなコーングリッツの製造事業者、ウィスキーを製造する会社に、流通・販売事業者などの関係者が参加して、純北海道産コーンウィスキーの製造に取り組んでいるのです。

※道産コーンウィスキープロジェクトについて気になった方は、道総研ホームページ(道産コーンウィスキープロジェクトのページ)をご覧くださいね↓
https://www.hro.or.jp/info_headquarters/challenge/cornwhisky.html

―道産コーンウィスキーですか!ぜひ飲みたいです!完成はいつ頃になりそうですか。


尾崎さん 2025年度(令和7年度)を予定しています。ちなみに、ミズナラなど道産材を使った熟成樽の開発にも取り組んでいますよ。

―樽まで北海道産とは!感動です。3年後が待ち遠しいですね。今日は本当に、とうもろこしの深~いお話を聞かせてくださって、ありがとうございました。(コーンウィスキーも含めて)ますます北海道のとうもろこし、大好きになりました!

尾崎さん あ、11月30日まで、「北海道コーンウィスキー」の愛称を募集しているから、ぜひ応募してくださいね。よろしく。

―え…。

その後。
ポンタべールを片手に、道産コーンウィスキーを堪能する。
そんな3年後の自分を妄想しながら、応募のために頭をひねって、ひねって、ひねりまくる日々が半月くらい続いたことは、言うまでもありません…

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