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安芸の宮島ならぬ、秋の宮島沼に行ってみた【マガンの鑑賞会】

朝晩がすっかり冷えてきた今日、この頃。もう1カ月もすれば、平野でも雪が降る季節がやってきます。そんな短い秋を楽しむために、私はある行動に出ます。

ある日の日曜日、私は、息子とともに、早朝の4時に家を出発しました。車を1時間ほど飛ばして、やってきたのは…。美唄市の宮島沼!!
早朝から宮島沼で何の用事だ?と思った方も多いのではないでしょうか。
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◆宮島沼で何をする?

宮島沼は、札幌から北東に約45キロ、美唄市の西端に位置していて、2002年11月に、「国際的に重要な湿地」として、ラムサール条約に登録されました。ラムサール条約に登録されている場所としては、ウトナイ湖や釧路湿原などが有名ですね。

宮島沼の大きさは、約30haで、他の道内のラムサール条約登録湿地と比べると非常に小さく、平均水深も約86cmと、非常に浅い沼であるとのこと。このように、小さくて浅い、どこにでもあるような変哲もない沼に、なぜ、日曜の朝に早起きをしてまで行ったのか。

それは、宮島沼が日本国内で最北かつ最大のマガンの奇留地であり、世界でも有数のマガンの飛来地であるからだ。そして、この時期にしか見られないマガンの朝の旅立ちを見るためなのだ。


◆マガンの朝の旅立ちとは?

マガンの朝の旅立ちとは何?思った方!説明しましょう。
マガンは、朝早く、一斉に宮島沼を飛びたち、採食地へ向かいます。その時に、マガンが一斉に飛び立ち、空一面をマガンが覆い尽くすことで、辺りが鳴き声と羽音に包み込まれる瞬間がやってくるのです。ただし、毎日一斉に飛び立つというわけでもなく、特に霧や雨の日は、バラバラと三々五々に飛び立つ傾向があるとのことです。そして、時間は、日の出少し前になることが多く、秋は5時半前後が目安だそうです。

ちなみにマガンの見頃は、春と秋で、4月中旬~下旬と9月下旬~10月上旬とのこと。私が見に行った日は、10月14日(日)で、ピークを過ぎていたので、マガンの数は2万羽くらいとのことだが、最盛期は6万羽近くいるとのことだ。

なお、朝の旅立ちの他に、沼に一斉に戻ってくる夕方のねぐら入りというのも、見ごたえがあるのだが、詳しくは下記のHPを参照して頂きたい。

http://www.city.bibai.hokkaido.jp/miyajimanuma/index.php


◆実際に目の当たりしてみると

私が見に行った日は、霧が掛かっていたので、視界不良で飛び立ちも断続的であったことから、やや迫力には欠けるものの、それでもマガンの鳴き声と飛び立つ際の羽音は凄いものがあり、これは実際に現場で体験しないと、その凄さを実感できないものです。一緒に行った息子も、その迫力に驚嘆していました。
天気が良ければこんな写真を納めることもできます。
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また、湖畔から飛び立つ姿も素晴らしいですが、宮島沼を見て、背中側が東なので、朝日に向かってマガンが飛ぶ姿を見るのも素晴らしいものがあります。実際、多くの方が、朝日に向かって飛ぶマガンの姿をとっても高そうなカメラで狙っていました。
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なお、宮島沼のマガンの見頃のピークは過ぎましたが、まだまだたくさんのマガンが残っているので、今だけしか見られない、その瞬間を目と耳に焼き付けてみてはいかがですか。

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