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こだわりは、ない・ない・ない【市川燻製屋本舗】

原料のおいしさを引き出す独自の製法で燻製を作る市川燻製屋本舗。物産展にも積極的に出品し、知名度がついてきた。新製品作りにも注力し、手間暇かけた燻製のおいしさを全国に発信する。

「おいしく仕上がった」。市川茂樹社長が出したのは、道産マダラの卵巣を燻製にした新製品「まだらこのスモーク」。歯ざわりは柔らかく、潮の風味が口中に広がる。札幌の百貨店のイベントに出品しており、反応も上々という。

同社が創業からこだわるのは、「塩辛くない・硬くない・煙たくない」という従来の燻製の概念を打ち破る製品作り。厳選した海産物や農産物を、仕上がり時に塩度が2%未満になるよう味つけ。うまみ成分のアミノ酸を引き出すためお酒や昆布だしを使い、化学調味料は一切使わない。

乾燥後は、特注の燻製機でじっくりと燻す。スモークチップはエンジュやミズナラなど煙臭くならない広葉樹を使用。硬くならないよう原料によって燻す時間を調整し、最後によく寝かせて製品に仕上げる。「手間暇かけている」と市川社長は力を込める。

製品は常時約20種類。特にサバやスモークサーモンが人気で、看板商品のサバはテレビで全国放送されたこともあって1カ月で300パック売れた。岩見沢産タマネギのスモークも「高級なラッキョウのよう」と好評で、定番商品となって久しい。

製品は直営店やインターネットのほか、市川社長自ら都内や札幌の百貨店などで行われる物産展に出向いて販売。物産展ごとに出す新製品は年5~10種類に上り、客の反応を見ながら次の新製品を考える熱の入れようだ。

現在は各地から原料を仕入れ、自社で燻製にしているが、輸送コスト削減や鮮度維持のため将来的には産地に近い場所に工場を立地することも視野に入れる。市川社長は「おいしい燻製をより良い形で全国に発信したい」と話す。

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この記事は、地域の情報発信基地・生活情報誌「プレス空知」から出典して掲載しております。同紙の定期購読はこちらから↓
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