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北海道・赤平市までDrive my car!

Congratulations!!!!(おめでとうございます!!!)

今年3月、北海道の空知地域にある赤平市がロケ地となった映画「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞の長編映画賞など、全4冠に輝きました!

濱口竜介監督をはじめ、本映画の製作に携わった関係の皆さまに、心からお祝い申し上げます!

さて、本映画の後半の一部が、北海道・赤平市で撮影されたことをご存じですか?

赤平市といえば、テレビドラマ「下町ロケット」のモデルとも言われる㈱植松電機をはじめ、魅力あふれる「ものづくり」に取り組む企業を数多く擁するまち。

また、赤平市には、「そらち応援大使」にしてテレビ番組「水曜どうでしょう(通称:水どう)」でお馴染みのタレント・鈴井貴之氏が実際に住んでいて、同番組の中で、まちの魅力が幾度となく紹介されてきたことから、「水どう」ファンにとっては、「聖地」のようなまち。

そんな赤平市内で、今般の受賞を記念して、大きな看板が立てられたとの情報が入りました。


…これは行ってみるしかない!!!


形から入るタイプの筆者(れいちゃんのおとうさん)は、すぐに古着屋に走り、それっぽい帽子などを用意しました。

仕上がりはこちら。
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※持っているのは「ココアシガレット」です。


準備も整ったので、赤平市へ出発!!!

北海道・空知地域の中北部にある赤平市。
高速道路を利用して移動する場合の所要時間は、概ね次のとおりです。

 ・新千歳空港/札幌市から 約1時間半
 ・旭川市(中心部)から 約1時間

映画では冬の雪景色が映し出されていましたが、6月中旬のいま、頭上には空知の青空が無限に広がります。

(道央自動車道・滝川ICを出て、赤平市へ)
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赤平市に到着 → 赤平市内で drive my car!

滝川ICを下りて左折、国道38号線を走り、赤平市中心部へ向かいます。

道中、左手には、赤平市発の有名企業・「鞄いたがき」さんの本社がありました。

 ※建物の中にはおしゃれなカフェスペースもあるのですが、今日は我慢。。
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もう少し走ると、情報発信基地・AKABIRAベースがありました。
ここでは赤平名物・ホットレッグをいただきます。
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その場で揚げたてをいただきました。皮はザックザクで、肉汁ジュンワリ。

食べ終わったら、市街地へGO!

聞くと、映画の後半部分、三浦透子さん(札幌出身)が演じる渡利みさきさんの故郷でのシーンが、赤平市内で撮影されたとのこと。

ただ、残念ながら、渡利みさきさんがお花を投げ入れた場所など、関連のシーンが撮影されたエリアは立入禁止区域…。

とは言え、

「せっかくロケ現場を見るために訪れてくれた方々のために何かできないか」

と赤平市が考え出したのが、旧赤間炭鉱ズリ山階段入口付近での看板の設置でした。

また、この看板までの行き方をわかりやすく伝えられるよう、
道道227号線(赤平滝川線)沿いに、「ドライブマイカー仕様」の5本の電柱が設置されています。

「とりあえず、電柱を探してみよう!」

と実際に走ってみた動画はこちら。
では、みなさんお待ちかねの看板をご覧ください。
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え、筆者が邪魔ですか?
それでは、拡大版をどうぞ(不機嫌)
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ん?(右下に注目)
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映画の製作陣も、「トンカツラーメン」を食べていたんですね!

ここ、赤平市で「トンカツラーメン」といえば、もしかして、「水どう」ファンにはおなじみの、「あのお店」?

ということで、行ってみました。
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※持っているのはココアシガレットです。

店内に入ると、国際長編映画賞の受賞を祝う張り紙や、サインなどがずらり!
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そして、「水どう」関連の展示物もたくさんありました。
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せっかくなので、「ヘルメット トンカツラーメン」、「がんがんラーメン」をオーダー!!
こちらの「トンカツラーメン」、ものすごくあっさりしています。
「トンカツ」なのに、全然クドさも感じられず、同僚(女性)もペロリ!

先ほどの看板に記載されていたとおり、撮影現場付近では、この「珍来」さんが、映画の制作陣のために、ラーメンを振舞ったとのこと。

「ぜひお話を伺いたい」

ということで、ランチタイムから少し時間をあけて珍来さんを再訪し、
映画「ドライブマイカー」の撮影にまつわるあれこれをお聞きすることにしました!!

映画の製作陣にラーメンを振舞った「珍来」店主・佐々木さんのお話

映画をご覧になればおわかりのとおり、赤平市で撮影が行われたのは真冬。

「寒い中、映画づくりに一生懸命取り組むスタッフの皆さんに喜んでもらいたい」

と、山中の撮影現場付近にある町内会館に調理用具や食材などを持ち込んでラーメンを振舞った「珍来」店主の佐々木さんのお話です。
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(佐々木さんのお話)

「寒い中、スタッフの方々が2~3人ずつ、順番にラーメンを食べに来てくれたんだ。」

「主演の西島秀俊さんも、まっすぐ自分の方に来てくれてね。西島さんに『今日のメニューは何ですか?』と聞かれたので、『ラーメンです』と答えると、とても嬉しそうだったのが印象的だったなぁ。」

「普通、俳優さんには身の回りのお世話をするスタッフさんがいるんだけど、西島さんは食べ終わった後も、わざわざ自分で食器を下げに来て、『ご馳走様でした、美味しかったです』と言ってくれたよ。」

「食べ終わった後に、西島さんが歯磨きをする姿がまたカッコよくて驚いたね。さすがに一流の方は、歯磨きひとつをとっても、オーラが違うんだよ(笑)」


 
実際に現場でお話をされただけあって、ものすごいリアリティ!
我々もすっかり聞き入ってしまいました。


また、なんと、ラーメンは全て「無償」で提供したとのこと。

こうして、赤平市のひとりひとりのご尽力が実り、アカデミー賞「国際長編映画賞」など、多くの受賞に繋がったんですね。

一人の道民として、佐々木さんをはじめ、映画製作陣のバックアップにあたった赤平市の皆さんの熱い思いに心を打たれた筆者。

取材に協力いただいた佐々木さんに心からの感謝を伝え、お店を後にしました。

最後に、赤平市のおすすめスポットをご紹介!

映画「ドライブマイカー」の裏話などもお聞きできて、大満足の筆者。

日帰り行程のため、赤平市にいられる時間もあとわずかなのですが、赤平市のおすすめスポットを少しでもたくさんご紹介するため、駆け足で2か所だけ訪問しました!


1 赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設
北海道・空知は、かつて国内最大の産炭地(石炭の生産地)でした。
「黒いダイヤ」と呼ばれた石炭の採掘に用いられた立坑櫓(たてこうやぐら)などを擁する国内最大規模の炭鉱遺産ガイダンス施設が、ここ赤平市にあります。

立坑櫓は夜にはライトアップされ、とてもロマンチック!
赤平市にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。
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(赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設を紹介する過去の記事はこちら

2 Café Luft(カフェ ルフト)
初めてこの「Café Luft」でコーヒーを飲むと、その美味しさにビックリするはず。
特に暑い夏の時期、ぜひアイスコーヒーを注文してみてください!
18時間かけてゆっくり抽出されることで引き出される味わいは、某チェーン店などでは得られません(個人の見解です)。


 ※ 暑かったこの日はフローズン・ドリンクをオーダー!
   甘みと苦みのバランスが素晴らしかったです。
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(Café Luftを紹介する過去の記事はこちら

むすび

いかがでしたか?

今回の記事だけでは、魅力にあふれる赤平市の素晴らしさを語りつくすことは到底出来ませんが、

映画「ドライブマイカー」のロケ地

だけにとどまらない、赤平市の幅広い魅力をほんの少しでもお分かりいただければ嬉しいです。


皆さんも、ぜひ一度、赤平市にお越しください!!

【おまけ】なりきり運転してみた

道中、三浦透子さん(札幌出身)が演じる渡利みさきさんになりきって、運転してみました。

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