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激ウマ!ホルモンをたずねて「三千里」(芦別市)

突然ですが質問です。
皆さんは、焼肉店でどんなお肉を注文しますか?

筆者が 必ず 注文するのは、カルビ、牛タン、サガリなど。
(このあたりは、メニューも見ないで頼みます。)

ただ、ふと気づいたんです。
そういえば、他にも毎回必ず注文している品がありました。

それは、

ホルモン

ホルモンはカルビや牛タンなどよりも安く提供されることが多く、若干の脇役感(?)も否めません(すみません)。

しか~し!!

焼肉店でホルモンを食べないと、なんとなく物足りなさを感じてしまいます。
筆者にとって、 ホルモンは焼肉に不可欠な存在 なんです!!!

北海道の中空知エリアにある芦別市では、そんなホルモンが「三千里」、「熊ッ子食堂」、「赤蔵」、「うしだや(芦別店)」 など、多くの焼肉店で食べられるんです。

今回は ホルモンが美味しい と地元でも評判の焼肉屋 「三千里」 をご紹介します!

※ 芦別市の「炭鉱ホルモン」について、詳しくは「炭鉄港めし特設サイト」をご覧ください↓
https://3city.net/tantetsukou-meshi/shop_info/hormone/

とりあえず、芦別市にGO!

芦別市は札幌市中心部からは車で約1時間半、旭川市からだと約1時間の位置にあります。

なお、お目当ての 三千里 は、JR芦別駅(根室本線)から200mほどの距離。
ということは、公共交通機関(JR)+徒歩で絶品ホルモンを食べに行けちゃうんです!
(帰りの運転を気にせず、ビールを飲みながら美味しい焼肉が食べられる のは、嬉しい…。)

例えば、夏に富良野のラベンダー畑を見た後。帰り道に芦別駅で途中下車して、三千里でホルモンを食べ、ビールを飲んでから札幌や旭川に帰るなんてのも良いですよね~。

芦別市内外の多くのファンに愛されてきた「三千里」

さて、三千里 の店舗外観はこちら。
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シブい…。
わくわくしながら入店すると、三代目店主の松友 計磨(まつとも・かずま)さんが温かく迎えてくれました。
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松友さんによると、お店の一番人気はホルモン。創業した昭和40年(1965年)頃から受け継いできた こだわりの味噌ダレ に漬け込み、下味をつけているとのこと。
(なんと、仕入れた腸の洗浄など、下処理は松友さんご自身が行っているんですよ!!)
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(上ホルモン。豚の直腸を使用。)
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(ホルモン。大腸と小腸の割合は7:3。)
 
芦別市は、かつて炭鉱まちとして大いに賑わい、ピーク時の1958年(昭和33年)には人口が約7万5千人と、今の約6倍に達しました。近隣に豚の屠場があったこともあって、安価で手に入り、栄養価が高い 豚ホルモンが炭鉱マンの間で人気になったと言われています。

松友さんは、
「夜勤を終えた炭鉱マンが朝方に来店し、朝からホルモン焼きを食べていた。」
「多い日には、1日でホルモンが100人前も売れた。」 と語ります。
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(ホルモン以外にも、様々な種類のお肉が楽しめますよ!)
 
また、炭鉱マンの中には、焼酎(ストレート)に梅シロップを入れて作る 梅割り など、強いお酒を好む人が多かったようです。
(へとへとになって朝方に帰宅しても、なかなか寝付けなかったりすることから、入眠を助けるために強いお酒を飲んでいた方が一定数いたとか。)

う~ん、ビール1本で(シラフでも)あっという間に寝入ってしまう筆者は幸せなのでしょうか…。

このホルモン、激ウマ!

もう我慢できません。早くホルモンを食べた~い!
松友さんのオススメの焼き方は「焼き目がついた程度」
そして、ホルモンが焼けたら 特製の焼肉のタレ で食べるのが 三千里 流。

「炭鉱マンは濃いめの味付けを好んだ」と聞いたことがあったので、食べる前には
(下味がついているのに、更に焼肉のタレをつけると、しょっぱくならないかな?)
なんて思っていましたが、食べてみると 実にちょうど良い塩加減!
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やっぱり、下味をつけるための味噌ダレが決め手になっているようで、塩気はさほど強くありません。
むしろ塩気よりも感じるのは、微かに焦げた味噌ダレの香ばしさ!コレは香る!

だからこそ、焼肉のタレをつけてパクっといただくんです!
このタレも、あっさりめなので、お肉の脂や甘みが持つ美味しさを全く邪魔しません。

うますぎるっ.....!

もちろん、ホルモンだけでなく、他にも美味しいお肉はたくさんありますよ~。
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(シンタン=豚肉の心臓・舌)

ちなみに、三千里では「サガリ」とオーダーすると「豚サガリ」が出てくるんだとか。
やはり、北海道は牛肉より豚肉を食べる文化が根付いているんですね。
(すき焼きに牛肉ではなく豚肉を入れることもあるんですよ。)

名物のみそ汁は「あの」調味料で味変 → ウマウマ♡

そして、ホルモンに並ぶ 三千里の名物 と言われるのが、この みそ汁!
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見てのとおり、あっさりしていて、とっても優しい お味。
1杯あたり、約1.5個の卵を使用しているとのことで、中華の卵スープにも通じる味わいです。
そして、卵がホントに ふわっふわ しています!

また、このお味噌汁には、 驚きの味変の方法 があるんです!!
松友さんによると、焼肉のタレ、それもお肉を食べるのに 使った後の焼き肉のタレをみそ汁に注ぐ とのこと。

それは 試さずにはいられません
早速やってみました。
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一口啜ると、「なるほど!」と言いたくなるお味。
タレをいれることで、醤油の香りが立ち、少し塩気が強まります。
また、タレにしみ出たお肉のエキスがに加わり、コクがぐ~~んとアップします。

あぁっ…うますぎるっ.....!

皆さんもぜひ、炭鉱マンが愛した絶品ホルモン 卵たっぷりのみそ汁 を食べに 芦別市 にある 三千里 に行ってみてください!
JR芦別駅(根室本線)から徒歩3分 ですよ~~!!

〇 三千里
住所:芦別市北1条西1丁目13番地
電話:0124-22-2380
営業時間:17時~21時
    (ラストオーダーは20時半)

 ※ 予定より早く営業を終えることがあります。(来店前にお電話で予約することをお勧めします!)
 ※ 14時から、お肉のテイクアウト営業を行っています。
定休日:木曜日

おまけ

芦別市では、市内の各所でこんな素敵なポスターが貼ってありますので、ご興味のある方は、ぜひ現地で探してみてくださいね。
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(芦別市の地域おこし協力隊・岩崎佳奈美さんが作成したポスター)

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