自然を理解して考えるきっかけに!「まあぶ里山もりもりクラブ」
更新日2024.05.23
深川市内唯一の温泉やレストラン、コテージなどがある「アグリ工房まあぶ(以下「まあぶ」)」では、今年から「まあぶ里山もりもりクラブ」が始動しました。
「まあぶ」周辺の「森」と、内容が“もり”だくさんをかけて、もりもりクラブと名付けられています。
今回はこのクラブを立ち上げた戸川久美子さんにお話を伺いました。
「まあぶ」周辺の「森」と、内容が“もり”だくさんをかけて、もりもりクラブと名付けられています。
今回はこのクラブを立ち上げた戸川久美子さんにお話を伺いました。
戸川さんは、地域おこし協力隊として「まあぶ」に勤めています。
(以前住んでいた帯広のお家は、1年間に熊が70頭以上捕獲されたこともある地域だったそうです。)
さっそく、深川の里山のことや「まあぶ里山もりもりクラブ」のことなど、戸川さんに教えてもらった内容をご紹介していきますね!
(以前住んでいた帯広のお家は、1年間に熊が70頭以上捕獲されたこともある地域だったそうです。)
さっそく、深川の里山のことや「まあぶ里山もりもりクラブ」のことなど、戸川さんに教えてもらった内容をご紹介していきますね!
深川にも里山はある!?里山ってどんな場所?
人が居住するエリア(まち)と山の間の地域一帯を指す「里山」。
日常生活の中で里山を意識する機会は少ないかもしれませんが、私たち人間にとっても、山で暮らす動物にとっても、里山が非常に重要なことはご存じですか?
実は、里山が存在することによって、山で暮らす動物がまちに下りて来にくくなるのですが、最近では、人口減少などにより、里山に住む人や森を管理する人が減り、里山自体が失われつつあります。
(もしかすると、これが「山で暮らす動物がまちに出現!」といったニュースに繋がっているのかもしれません。)
さて、深川にある里山と言えば、「まあぶ」がある音江町一帯。
このあたりの森には、かつて家が建っていたであろう土地や炭焼き小屋など、人が住んでいた名残が残っています。
また、音江町には植林していた方が多かったらしく、カラマツが不自然に並んでいる場所もあります。
(植えきれなかった苗がそのまま育ってしまったのかな?と思います。)
現地の写真はこちら↓
日常生活の中で里山を意識する機会は少ないかもしれませんが、私たち人間にとっても、山で暮らす動物にとっても、里山が非常に重要なことはご存じですか?
実は、里山が存在することによって、山で暮らす動物がまちに下りて来にくくなるのですが、最近では、人口減少などにより、里山に住む人や森を管理する人が減り、里山自体が失われつつあります。
(もしかすると、これが「山で暮らす動物がまちに出現!」といったニュースに繋がっているのかもしれません。)
さて、深川にある里山と言えば、「まあぶ」がある音江町一帯。
このあたりの森には、かつて家が建っていたであろう土地や炭焼き小屋など、人が住んでいた名残が残っています。
また、音江町には植林していた方が多かったらしく、カラマツが不自然に並んでいる場所もあります。
(植えきれなかった苗がそのまま育ってしまったのかな?と思います。)
現地の写真はこちら↓
この場所(彩りの丘)は、もともとスキー場だった場所です。
正面に見えるシラカバの向こう側にあるカラマツは、植林されたもの。
※ 等間隔で並んでいるように見えるシラカバは自然が作り出したものです。
これからご紹介する「まあぶ里山もりもりクラブ」では、こういった深川の豊かな自然を体験することで、里山のことや深川のことをより深く知ることができるのです。
正面に見えるシラカバの向こう側にあるカラマツは、植林されたもの。
※ 等間隔で並んでいるように見えるシラカバは自然が作り出したものです。
これからご紹介する「まあぶ里山もりもりクラブ」では、こういった深川の豊かな自然を体験することで、里山のことや深川のことをより深く知ることができるのです。
まあぶ里山もりもりクラブが始動!
2024年度は6つのイベントを予定しています(偶数月に開催!)。
第1回目のイベントは「草で遊ぼう&虫よけスプレー作り」をテーマとして4月29日に行われました。
親子でも参加可能だったのですが、意外と大人の参加者が多かったそうです。
(これまでイベントのことを知る機会が無かっただけで、実は興味がある!という方も多かったのかもしれません。)
この時はちょうど草が刈られてしまっていたため、一部内容を変更してザゼンソウ(坐禅草)の群生地を観察しに行ったそうです。
ザゼンソウの群生地はとても珍しいらしいのですが、実は「まあぶ」の近くにあります。
ザゼンソウの写真はこちら↓
第1回目のイベントは「草で遊ぼう&虫よけスプレー作り」をテーマとして4月29日に行われました。
親子でも参加可能だったのですが、意外と大人の参加者が多かったそうです。
(これまでイベントのことを知る機会が無かっただけで、実は興味がある!という方も多かったのかもしれません。)
この時はちょうど草が刈られてしまっていたため、一部内容を変更してザゼンソウ(坐禅草)の群生地を観察しに行ったそうです。
ザゼンソウの群生地はとても珍しいらしいのですが、実は「まあぶ」の近くにあります。
ザゼンソウの写真はこちら↓
暗紫色の大きな仏炎苞(ぶつえんほう)を仏像の光背に、中の黄色い花を僧侶に見立て、僧侶が座禅を組む姿に似ていることが「ザゼンソウ」という名前の由来。
「まあぶ里山もりもりクラブ」では、ザゼンソウの観察のように「その時期ならでは」の自然が楽しめる体験プログラムが用意されています。
「まあぶ里山もりもりクラブ」では、ザゼンソウの観察のように「その時期ならでは」の自然が楽しめる体験プログラムが用意されています。
6月30日のテーマは「森の循環&植木鉢を作ろう」
次回の「まあぶ里山もりもりクラブ」は、「まあぶ」の遊歩道をフィールドに行われます。
森の循環を学びながら、種子から発芽した苗(実生苗(みしょうなえ))を自分で掘り起こし、それを自分で作った鉢に植えるというプログラムです。
森の循環を学びながら、種子から発芽した苗(実生苗(みしょうなえ))を自分で掘り起こし、それを自分で作った鉢に植えるというプログラムです。
6/30のクラブで製作予定の植木鉢(作:戸川さん)
木材を切る際には、木の粉(おが粉)が出るのですが、自分たちで作る鉢には、カラフルな「おが粉」を使ってイラストを描いていくんだとか。
「まあぶ里山もりもりクラブ」では、自然体験プログラムだけでなく、クラフト制作なども楽しめるんですね。
「まあぶ里山もりもりクラブ」では、自然体験プログラムだけでなく、クラフト制作なども楽しめるんですね。
木が生きるって大変!森林について知って、体感して、考えるきっかけに
戸川さんにお話を伺って最も印象に残ったのは、「木が生きることはとても大変」というお話。
「森は自然が作り上げたもの」と勝手に思い込んでしまっていましたが、伐採や植林など、人が手をかけた森はたくさんあります。
植林して木を育て、更にその森林を活用するというサイクルを繰り返すことで管理され森は守られていきます。
また、このサイクルを継続していかないと、森や山が荒廃することもあり、私たちには、森や山を「つくる責任」と「つかう責任」があるのだと思います。
深川は天然林よりも人工林の割合が多いため、このサイクルを継続し、森を守っていくということが重要なのですが、森を管理している方が減っているというのが現状です。
人間が手をかけた山は、人間が手をかけて管理していく必要があるということは、私たちが理解していくべきことだと感じました。
「まあぶ里山もりもりクラブ」では、戸川さんの解説付きで、その季節ならではの自然を体験することができ、深川や森林のことをとても深く知ることができます。
各体験プログラムへの参加費は大人500円、子供300円なのですが、なんと!!!
参加者には、「まあぶ」の温泉入浴券がもらえちゃいます!!
温泉に入浴するための料金は参加費と同額なので、実質0円です(なんてお得!)
※ 2024年5月時点の料金を記載しています。
※ 「まあぶ」についての過去記事はこちら↓
アグリ工房まあぶは、緑豊かな自然との触れ合いで心も体も健やかに
夏季限定BBQ付プランで「アグリ工房まあぶ」を楽しもう!
なかなか知る機会も少ない、深川市の「まあぶ里山もりもりクラブ」による「自然を理解して考えるイベント」。
この機会に参加してみませんか?
◆申し込み情報◆
参加条件:小学生以上~大人
参加費(参加者一人に付き) 子ども300円 大人500円 ※温泉入浴券に引換
募集人数各回10名(親子でも参加可)
〆切:各プログラムの1週間前
申込方法:電話(0164-26-3333)
戸川さんのインスタグラムはコチラ↓
https://www.instagram.com/fukagawa.ouentai/
◆まあぶ◆
ホームページ:https://agri-studio-maabu.com/
住所:北海道深川市音江町字音江600番地
「森は自然が作り上げたもの」と勝手に思い込んでしまっていましたが、伐採や植林など、人が手をかけた森はたくさんあります。
植林して木を育て、更にその森林を活用するというサイクルを繰り返すことで管理され森は守られていきます。
また、このサイクルを継続していかないと、森や山が荒廃することもあり、私たちには、森や山を「つくる責任」と「つかう責任」があるのだと思います。
深川は天然林よりも人工林の割合が多いため、このサイクルを継続し、森を守っていくということが重要なのですが、森を管理している方が減っているというのが現状です。
人間が手をかけた山は、人間が手をかけて管理していく必要があるということは、私たちが理解していくべきことだと感じました。
「まあぶ里山もりもりクラブ」では、戸川さんの解説付きで、その季節ならではの自然を体験することができ、深川や森林のことをとても深く知ることができます。
各体験プログラムへの参加費は大人500円、子供300円なのですが、なんと!!!
参加者には、「まあぶ」の温泉入浴券がもらえちゃいます!!
温泉に入浴するための料金は参加費と同額なので、実質0円です(なんてお得!)
※ 2024年5月時点の料金を記載しています。
※ 「まあぶ」についての過去記事はこちら↓
アグリ工房まあぶは、緑豊かな自然との触れ合いで心も体も健やかに
夏季限定BBQ付プランで「アグリ工房まあぶ」を楽しもう!
なかなか知る機会も少ない、深川市の「まあぶ里山もりもりクラブ」による「自然を理解して考えるイベント」。
この機会に参加してみませんか?
◆申し込み情報◆
参加条件:小学生以上~大人
参加費(参加者一人に付き) 子ども300円 大人500円 ※温泉入浴券に引換
募集人数各回10名(親子でも参加可)
〆切:各プログラムの1週間前
申込方法:電話(0164-26-3333)
戸川さんのインスタグラムはコチラ↓
https://www.instagram.com/fukagawa.ouentai/
◆まあぶ◆
ホームページ:https://agri-studio-maabu.com/
住所:北海道深川市音江町字音江600番地
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