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【岩見沢「農」ライフ 農業青年の横顔vol.1】栗沢町の椎名俊文さん

「農家になって良かったのは時間の自由がきくこと」と話す、市内栗沢町必成の椎名俊文さん(31)。妻と8歳、6歳、4歳の2男1女の子どもがいる。「家族とコミュニケーションをとる時間も十分ある。サラリーマンだと難しいのでは」。

札幌出身の婿養子で元はサラリーマン。大卒後は自動車ディーラーの営業マンとして働いた。「徐々に先が見えてくる。このままでいいのか、と」。23歳で結婚。翌年、妻の実家で就農した。親からは「お嫁さんの実家に迷惑をかける」と反対されたという。
 
自宅から約5㌔離れた同町自協に30㌶のほ場があり、コメ、麦、大豆を作付け。農繁期は日の出とともにほ場へ出かけ、朝昼の食事は義母と妻の作った弁当を納屋で食べる。日没とともに帰宅し、子どもたちと触れ合うのが癒しのひと時だ。
 
思うに任せぬ自然が相手。ただ、それが面白くもある。今は義父のサポートだが、水田の水張りや施肥など徐々に大事な作業を任されるようになった。「義父で4代目。自分の代でダメになったと周りから言われないようにしなきゃ」と話す。
 
就農に反対していた実家の両親には毎年、とれたてのコメを送っており、「おいしい」と喜んでくれているという。就農から9年目を迎えるが雪解けを迎えると新鮮な気持ちになるのは変わらない。「今年もやるぞって思うんです」。春が待ち遠しい。

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