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【俺の炭鉄港】~第1回「聖地巡礼」~

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炭鉄港って何ぞや!!!???
このページを開いたそこのあなたはそう思ったことでしょう!

「魚でも釣りに行くイベントかな?」
「おかしいな、でも炭、鉄って書いてあるな」
隠しても仕方ないので教えましょう。

ずばり炭鉄港とは・・・・・
近代北海道開拓の歴史である!!

「なるほど!」
「???」
「炭鉄港がなぜ開拓と関係あるの?」といった声が聞こえてきそうです。

その答えは、石炭を運ぶために、  鉄道が造られ、炭鉱や駅を中心に人々が集まり、開発が進められてきたからです。
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炭鉄港による北海道開拓の歴史

炭鉄港は空知、小樽、室蘭を中心とした北海道近代化のストーリーです。

・空知で石炭が産出される
      ↓
・石炭を運ぶために鉄道が敷かれる
      ↓
・小樽港や室蘭港から船で積み出され、外部に届けられる
・室蘭で石炭を燃料にした鉄鋼業が発展し、鉄の街になる

という流れで発展していきました。

ここで重要な点は、空知では炭鉱を中心に街が形成されてきたということです。

炭鉱開発とインフラ整備

街に人が住むためにはインフラが必要です。

炭鉱を中心に人が集まり、インフラ(学校など)が整えられ、娯楽施設(映画館など)が造られ、街が発展していきました。
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ここでのポイントが、炭鉱会社があらゆるインフラを造った点です。
炭鉱の歴史においても重要な点です。

労働者の生活も充実していたようで、
NPO法人炭鉱の記憶推進事業団のホームページによると、
炭鉱はきつい労働の一方で、非常に福利厚生が整っていました。
住宅だけでなく、水道や電気、燃料の石炭もすべて会社から支給されていました。
また病院・診療所や、映画館・運動場などのレジャー施設なども会社が独自に設置していました。”
https://soratan.or.jp/memory/coal4/


 
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こうした充実した生活を炭鉱会社が保障していたことは、良い面もありながら、負の側面もありました。

それは、
炭鉱会社が倒産するとインフラがすべて止まってしまうことです。

石炭から石油に転換が図られると、石炭関連の仕事がなくなるので、炭鉱会社も経営が傾きます。
すると、炭鉱会社に支えられていた、水道、電気などのインフラにも大きな影響が生じ、街が衰退・混乱します。
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まだ1回目なのですべてを説明できないのですが、
これからの連載を通して炭鉄港の歴史や魅力を伝えていこうと思います!

炭鉄港の歴史の詳細は、炭鉄港ポータルサイトをご覧ください。
炭鉄港ポータルサイト

炭鉄港の聖地へ

ということで、前置きが長くなりましたが、第1回は炭鉄港の聖地とも言える

そらち炭鉱の記憶マネジメントセンターにお邪魔してきました。
センターを運営するNPO法人炭鉱の記憶推進事業団の理事長・平野 義文さんが快く
迎えてくださいました!
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そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター
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平野理事長に炭鉄港についてお話いただきました
平野理事長がおっしゃっていた大切なことは、炭鉄港について
「まず知ること」だそうです。
知らないと、まず100%地域のために頑張ろうなどとは思えないのだそうです。

難しい言葉で言うと、“
CIVIC(シビック) PRIDE(プライド)と言います。

この言葉だけでも覚えてもらえればと思います。
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平野理事長と記念撮影
センターには炭鉄港関連のパンフレットも置いてあります!
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まず目につくのはこれ!炭鉄港めし食べ歩きガイドブック
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ガイドブックでは、汗水たらして働いた”炭鉱マン”がこよなく愛した、栄養満点の料理を紹介しています。
見てるだけで食欲がそそられますね!

他にもたくさんのパンフレットやリーフレットがありますので、是非見てみてくださいね!

ちなみに炭鉄港めし食べ歩きガイドブックをはじめ、一部のパンフレットはデジタルパンフレットもあります!ダウンロードしてみてください!
炭鉄港ポータルサイト パンフレット資料ダウンロードページ

そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター
住所:北海道岩見沢市1条西4丁目3
営業時間:10:30-17:30
定休日:月・火曜定休(祝日は開館し翌日休館)
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来館前にご確認ください。
電話番号:0126-24-9901
HPhttps://soratan.or.jp/center/

炭鉄港は歴史、鉄道、グルメ、観光などあらゆる楽しみ方があります!
あなただけの楽しみ方を是非見つけてみてください。

こんな感じでもっとディープな歴史も紹介していくので、次回もお楽しみに!!

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