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札幌に居ながら「栗山」を味わう【まる田 七番蔵】

日本酒が飲みたくなる季節がやって来ましたね~ ということで栗山町の蔵元、小林酒造の直営店「まる田 七番蔵」(札幌市)にお邪魔しました。

小林酒造は、1878年(明治11年)札幌で創業。生産量の増加に伴い、1891年(明治34年)栗山に移転した、道内最古の蔵元です。道産の酒米「吟風(ぎんぷう)」や「彗星(すいせい)」を積極的に使った酒造りをされており、銘酒「北の錦」の名前には、「北の地で錦を飾る」という蔵元の意気込みが感じられます。

栗山町の六つの蔵で100年以上もの間、日本酒を造ってきた小林酒造が、札幌に作った「七番目の蔵」。それが「まる田 七番蔵」です。


場所は、繁華街すすきにほど近いところ。お店で扱われている日本酒は、全て小林酒造のものです。定番銘柄はもちろん、ここでしか味わえない限定酒や、季節限定の限定酒など、限定マニアも納得のお酒が揃っています。

店内は広く、木材を多用した「蔵」をイメージさせる和風な造り。カウンター、テーブル、小上がりと、座席は適度に区切られており、照明もほどよい明るさで、高級感のある落ち着いた雰囲気です。
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こちらでは、お通しに最初から日本酒がついてきます。コーヒーを注文したら、トーストとゆで卵がついてきたような嬉しさです。このお酒は「北のろまん 特別純米」。 原料米は「彗星」。すっきり軽やかな辛口です。スイスイいけます。
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次にいただいたのは「純米大吟醸 冬花火」。北海道内の特約店限定酒とのこと。穏やかな香りと程よい酸味、キレのある上品な口当たり。原料米は「吟風」です。この一杯はクーポン提示により無料。良い時代になったものです。
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「まる田 七番蔵」は、肴も充実しています。お店の入り口には、杉玉が飾られていますが、あれをモチーフにしたつくね料理「酒林」は、是非召し上がっていただきたい一品です。

三角屋根の部分はポテトフライ、杉玉つくねの中には半熟卵がとろり。つくねはとってもジューシーで「酉(とり)」料理がウリでもある七番蔵の名物となっています。
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七番蔵は、魚も美味いんです。その日のおすすめが、グランドメニューとは別にありまして、この日頼んだ刺身は、キンキと松川カレイ。
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そして、とらふぐ。栗山のお酒は、海の幸にもよく合います。ほかにも何品かつまみを頼んだのですが、その全てが美味しく、日本酒との相性は抜群でした。

しかも、注文してから料理が出てくるまでの時間が短い!けっこう混み合っている時間帯に伺ったのに、中華料理並みの早さで料理が出てきます。これはポイント高いですよ!
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肴が美味いと、相乗効果で酒も進みます。下の画像は、「熟成 大吟醸まる田」。生産本数500本、年に1度だけの蔵出し酒です。濃厚さの中にフルーティな香りもあり、熟成させているせいか柔らかみも感じるお酒です。原料米は「吟風」です。
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下の画像は、「純米大吟醸 滓(おり)がらみ火入れ」。一度限りの蔵出し酒とのこと。火入れなのに生酒のフレッシュさも持ち合わせているお酒です。原料米は「吟風」です。
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次にいただいたのは「北の錦 百四十周年記念酒」。純米大吟醸です。小林酒造さんは、今年で創業140年。だいたい、北海道自体が150年なんですから、これは凄いことですよ。

しかし、この辺りからだんだん記憶が曖昧になってまいりまして…。最初のうちは、お酒の印象などメモしつつ飲んでいたのですが、そのメモも改めて読み返してみると、後半の方は何が書かれているのかよくわからん。

なんかもう、関係各方面のみなさま、ごめんなさい!食レポは難しいです!でも、美味しいお酒なのは間違いないです!
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最後にいただいたのが、こちら。「北斗随想 純米吟醸 生 しずくどり」。北斗随想ですよ!

BS12のドラマ「居酒屋ぼったくり」でも紹介された、あの北斗随想の限定酒です!香りも酸味もバランス良く、米の旨味が凝縮されたような素晴らしい逸品です。
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小林酒造蔵元直送の限定酒と、それを引き立てる肴の数々を、雰囲気最高の店内でいただけるのが「まる田 七番蔵」です。多少、記憶が飛んでも無理ないと思える至福の時を味わえますよ。
 
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◆まる田 七番蔵◆
住所:札幌市中央区南2条西4丁目7-1 フェアリースクェアビル1F
電話:011-271-1947 
営業時間:17:00~23:00(ラストオーダー22:30)
定休日:日曜日(祝日の場合、翌月曜日)

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