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空知プロモーション動画撮影裏話vol2 ~田植え機始動(美唄市)編~

皆さんこんにちは、今年は5月から梅雨入りした本州の地域もありましたので、梅雨明けが待ち遠しい方も多いことと思います。梅雨のない北海道・空知は、すでに夏真っ盛り!の季節に入り、この7月も、「空を知る」空知にふさわしい、まぶしい季節です。
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空知の豊かな「食」を象徴する風景は…

空知の豊富な農作物も、初夏から秋にかけて一気に市場に出回ります。管内の道の駅に立ち寄ると、朝どれの新鮮な空知野菜がたくさん並び、札幌市内のスーパーより安く手に入れることができるのもうれしいですね。
そんな空知の豊かな実りの象徴ともいえるのが、全道一の産地である空知のお米です。
新潟県に次ぐ米の作付面積を誇る北海道にあって、そのほぼ半分を占めているのが空知産のお米です。まさに、
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なんです。

公開中の「空知プロモーション動画」でも、「田植え機始動」といタイトルで、空知の田植えの映像が登場します(0:28)。前回の裏話で紹介した、滝川市の菜の花畑で始まる「そらち春」の最後を飾っています。
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撮影は昨年5月の快晴の日。
撮影スタッフの皆さんとは、「美唄市内の農家さんの田んぼで集合しましょう」と言われていたのですが…そもそも全道一の米どころ空知で「田んぼで集合」というのは…きわめて危険な待ち合わせ方法です(汗)。
グーグルマップで場所は確認していたのですが、現地付近に行ってみても、水が張られた田んぼが延々と続く景色で、どこの道を入ったらよいのか分からなくなってしまいました。車であぜ道をぐるぐると何度か回って、近くの農家さんに聞いて、ようやく目的の農家さんにたどり着けました。ほどなく、撮影スタッフの皆さんとも合流でき、気を取り直して撮影準備に入ります。

高性能ドローンによる撮影

撮影に使ったドローンは、重量は1㎏以下と小型軽量ですが、ネット価格ではなんと20万円弱。田んぼに落ちたら…大変です(汗)。ドローンそのものよりも、プロ仕様の超高画質カメラを搭載しているから高価なんだそうです。
 
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サイズは、たたんだ状態では、214×91×84 mm (L×W×H)。上から見るとA4サイズに余裕で収まるコンパクトサイズ。通勤電車でも邪魔になりません?!これを組み立てると、322×242×84 mm (L×W×H)。これでもA3サイズにすっぽり収まります。

こんな小さな機体ですが、風速10メートルまでの風には耐えられ、無風ならば最速70㎞/h、最大30分程度の飛行ができる優れものです。

操作は、スタッフさんの中でも最年少の女性がされていたのですが、スマホの画面を見ながらゲーム感覚で操作できるそうなので、ゲーム世代はすぐに操縦できるようになるそうです。
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そして、固定カメラもセッティングして撮影スタート!
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農家さんには自然体でいつも通り田植えをしていただきながら、ドローンや固定カメラでその様子を撮ります。

まだこの辺↘なら、目でドローンを追えるんですが、
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すこし離れると…どこを飛んでいるのか、もうわかりません。
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― 快晴の空に消えたドローンの謎 ~田植えに仕組まれた点と線のトリック~
ってか、ミステリー映像じゃないし!!

撮れた映像に隠された秘密とは…

こうして、撮れた映像を空知プロモーション動画では、わずか3秒程度に凝縮しています。
では、改めてそのシーンをどうぞ!
田植え機始動のシーン
あっという間ですが、被写体の田植え機が動いているので、景色だけの映像とは違い、だんだん田植え機にクローズアップして、バランスのいいカットとなるよう心がけています。
そしてもう一つ、最初の映像の遠景には、空知の象徴的な映像とのコラボが隠されているんです。
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分かりましたか?映像のアップをご覧ください。
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そう!黄色いのは、菜の花なんです。
前回の裏話でも紹介した滝川市の菜の花畑のほかにも、この美唄市や岩見沢市でも菜の花栽培が盛んで、空知全体では、全国の菜の花(ナタネ)の作付け面積の約3割を占めているんです。(農林水産省統計資料より)
その理由は、同じ畑でずっと同じ作物を栽培し続けると「連作障害」と言って、病原菌が多くなったり、土の養分が不足したりするため、例えば小麦→大豆→菜の花(ナタネ)のようにローテーションしてそれを防ぐんです。
だから、畑の景色は毎年違った表情で、今、その時しか見れない景色となります。


さあ、もう一度見てみたくなりましたよねー。この動画。
空知プロモーション動画 「鈴井貴之 空を知る 心が舞う」

この動画の田植えのシーンに隠された「菜の花」に気づけたあなたは、空知ハナタカさん?!です。
まだまだこの動画には、隠された秘密が盛りだくさんですので、また紹介していきますね。
次は、何にしようかなぁ。

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