【 てつこの部屋 】 ~ VOL17 てつこ、除雪やめるってよ ~
更新日2021.03.04
♦ 笑えない
おかしぃんとちがうか?
おもわず関西弁がでてしまうほど
今年の岩見沢は
しゃれにならない大雪。
これを書いている最中
テレビを賑わせているニュースは
都銀ATMのシステム障害パニックなわけだが
こちら岩見沢は連日の大雪パニックである。
帰り道の見慣れた風景なんですが
やばくないすか?これ。
おもわず関西弁がでてしまうほど
今年の岩見沢は
しゃれにならない大雪。
これを書いている最中
テレビを賑わせているニュースは
都銀ATMのシステム障害パニックなわけだが
こちら岩見沢は連日の大雪パニックである。
帰り道の見慣れた風景なんですが
やばくないすか?これ。
ちなみにこちらは雪の壁で有名な
北アルプスの立山黒部ルート。
ちょっと似てません 笑?
北アルプスの立山黒部ルート。
ちょっと似てません 笑?
岩見沢赴任前は
日高管内の浦河町で5年を過ごしたわたし。
太平洋側でも
全く降らないことはないんですが
この雪はさすがに異次元。
ですが、そこは若さでカバー。
連日の除雪で
ギシギシした身体におかまいなく、
今回の目的地は
北海道の近代炭鉱と鉄道発祥のまち。
(&婆ちゃんが住んでいるまち)
いざ三笠へ!
♦ ザンギ
岩見沢から15分くらい。
国道12号を北上すると
右手に見えてくる目立つ看板。
国道12号を北上すると
右手に見えてくる目立つ看板。
上の看板の場所が
三笠の道の駅。
んで、ここに併設されている
「太古の湯」が
まじでオススメです。
除雪で痛んだ腰治療も兼ねているんですが、
なんといっても私のお気に入りは
サウナの湿度と水風呂の深さ。
乾式サウナのわりには湿度が高く
喉の調子まで良くなるんです。
んでもって、そのあとに飛び込む
水深1メートルほどの水風呂が格別で・・・
すみません、
サウナの話になると
長くなるのでここら辺で(汗)。
道の駅にある複合?施設と呼ぶのかな。
冬期間ということもあって
人通りは少ないですが
八百屋さんや
お弁当屋さんなどがやってました。
ん?
おっ!
炭鉄港・・めし?!
黄色いくるまの看板が目印の
「きいろいくるま」
(そのまんま 笑)
このあいだ温泉のついでに寄った時
ここで売っていた
「ロングシュー」がおいしくて
(長い棒状のシュークリーム)
また買おうと近づくと
そこには「炭鉄港めし」の文字。
まじまじ見ていると
店員の方が声をかけてくれました。
「石炭ざんぎは初めて?おいしいよ~」
こちらは店長の武田さん。
とっても気さくなお姉さんで
炭鉄港めしに、こちらの「石炭ザンギ」が
エントリーしていることを教えてくれました。
(ここでは長くなってしまうので省略しますが
気になる方は「炭鉄港めし」で検索!)
武田さんに
私が炭鉄港遺産を巡る旅に出ている
ことを伝えたところ、
昔、ご主人の実家が幌内地区で
商店街を経営されていたことや
当時の賑やかだった三笠の話を
教えてくださいました。
幌内・・・
明治初期
榎本武揚らの調査によって発見された
幌内炭山。
開拓使直轄の近代炭鉱として
稼働がスタートした翌年には
道内初となる幌内鉄道の建設が開始。
まさに炭鉄港の原点と呼ばれる聖地だ。
「さぁ 行こう。」
この旅も残すところあと僅か。
石炭ザンギで小腹を満たしたわたしは
三笠博物館へ向かった
♦ タイムスリップ
ここがアンモナイトで有名な
三笠市立博物館。
三笠市立博物館。
この博物館の裏手を流れる
幾春別川を越え、歩みを進めると
野外博物館エリア。
約60年ほど前まで運行していた
森林鉄道の跡や
垂直に切り立つダイナミックな地層など、
まさに三笠の自然を
フルスイングで感じるスポットです。
そして・・
ええ、
覚えている方もおられるでしょう。
ここにあるのが
記念すべき第1話に登場した
北炭幾春別炭鉱錦立坑櫓
1917年に起工。
立坑深度約215メートル、立坑櫓高さ約10メートル。
現存する立坑としては道内最古。
その鉄骨には製造された
九州「八幡製鉄所」の刻印がある。
あぁ・・いい・・・・
なんど見てもいい・・・
最初のインスピレーションそのまんま。
ここ博物館は
婆ちゃんの家からほど近いため
何度か来ていました。
この日は月曜で
博物館は閉館日でしたが、
ここで配っている
カードはすでにGet済み。
立坑深度約215メートル、立坑櫓高さ約10メートル。
現存する立坑としては道内最古。
その鉄骨には製造された
九州「八幡製鉄所」の刻印がある。
あぁ・・いい・・・・
なんど見てもいい・・・
最初のインスピレーションそのまんま。
ここ博物館は
婆ちゃんの家からほど近いため
何度か来ていました。
この日は月曜で
博物館は閉館日でしたが、
ここで配っている
カードはすでにGet済み。
100年前の建造物なのに
今にもその滑車が動き出しそうな
目を閉じると
炭鉱マンの息づかいが聞こえてきそうな
この遺物を中心に自分が
タイムスリップしたような気になる・・・。
あ、すみません
言い忘れてました!
今年は特に雪が深く、
とても現地へ行くことはできませんでした!
雪に覆われた幾立坑も見たかったなぁ・・
♦ 幌内
繰り返しになりますが
ここ三笠は北海道の近代炭鉱と鉄道発祥の地。
明治元年に幌内で石炭が発見され、
明治12年に官営の幌内炭鉱が設置。
この石炭を輸送するため
幌内と手宮間(小樽)に鉄道が開通しました。
その後、幾春別炭鉱や奔別炭鉱など
多くの炭鉱が開鉱。
三笠の人口は昭和30年代には
6万人に到達するも
その後のエネルギー転換や
炭鉱事故が重なり
市内の炭鉱は相次いで閉山。
最後に残っていた幌内炭鉱も
平成元年に終わりを迎えました。
ここ三笠は北海道の近代炭鉱と鉄道発祥の地。
明治元年に幌内で石炭が発見され、
明治12年に官営の幌内炭鉱が設置。
この石炭を輸送するため
幌内と手宮間(小樽)に鉄道が開通しました。
その後、幾春別炭鉱や奔別炭鉱など
多くの炭鉱が開鉱。
三笠の人口は昭和30年代には
6万人に到達するも
その後のエネルギー転換や
炭鉱事故が重なり
市内の炭鉱は相次いで閉山。
最後に残っていた幌内炭鉱も
平成元年に終わりを迎えました。
こちらが旧幌内炭鉱立坑櫓。
昭和41年に建設された
高さ40m地下1077mの巨大エレベーター。
ヒトや資材の運搬だけでなく
地下へ新鮮な空気を送り込む
重要な役割を担っていました。
もともとこの隣には
排気立坑が存在していましたが
現存はしていません。
こちらは私有地であるため
近づくことはできませんが、
幌内地区をドライブすれば
いやでも目に付くド迫力。
婆ちゃんに聞いたところ
あの目立つ「幌内」の文字や
経営していた北炭(北海道炭鉱汽船)の
赤星マークも
年々朽ちていっているのだという。
婆ちゃん「さびしいよ、そりゃ。
当時の幌内を知ってる人間にしたら」
「でもそれも時代だからね。」
この立坑案内に
一緒に来てくれた婆ちゃん。
当時の生活を思い出しているのか
その横顔は笑っていた。
昭和41年に建設された
高さ40m地下1077mの巨大エレベーター。
ヒトや資材の運搬だけでなく
地下へ新鮮な空気を送り込む
重要な役割を担っていました。
もともとこの隣には
排気立坑が存在していましたが
現存はしていません。
こちらは私有地であるため
近づくことはできませんが、
幌内地区をドライブすれば
いやでも目に付くド迫力。
婆ちゃんに聞いたところ
あの目立つ「幌内」の文字や
経営していた北炭(北海道炭鉱汽船)の
赤星マークも
年々朽ちていっているのだという。
婆ちゃん「さびしいよ、そりゃ。
当時の幌内を知ってる人間にしたら」
「でもそれも時代だからね。」
この立坑案内に
一緒に来てくれた婆ちゃん。
当時の生活を思い出しているのか
その横顔は笑っていた。
♦ 自然のままで
幌内地区の構成文化財は2つ。
その1つが今回のカードになっている
こちら。
幌内変電所
幌内炭鉱の電力化に伴い建設された
清水沢火力発電所(夕張)からの電気を受変電し
炭鉱施設に供給していた変電所。
1919年建造。
建物内部には配電盤や変圧器、事務室の
一部などが残っている。
こちらもこの時期のアクセスが
厳しかったため、夏に寄った時の写真です。
どうです?
この雰囲気!
色あせてはいるものの
赤いレンガと緑のコントラストが印象的。
かなり老朽化が進んでいますので
建物に近づくのは危ないですし、
ここに行き着く道中も
気を抜けない細い砂利道ですが
その価値は絶対あります!
と言いますのも、
見てよ、これ。
幌内神社
幌内炭鉱が開鉱した翌年に建立。
祭典には空知集治監の囚人も仕事を休み
近くの村からも大勢の人達が集まって
相撲や芝居で賑わった。
いまどき
こんなノスタルジック神社あります 笑?
本気で新海誠 監督に
ロケ地として売り込みに行こうかしら。
これ、変電所のすぐ隣にあるんです。
コケで道が滑るし、階段も急なので
行くときは気をつけてくださいね!
♦ 除雪
時の経つまま。
自然のまま。
建造物として見れば
物理的に危ないこともあるけれど
以前お会いした大倉加奈さんが
話していたように
ほんと残すべきものは残ってほしい。
自分にも何かできるのかな。。
・
・
・
・
・
相変わらずの
大雪に見舞われている岩見沢であるが
三笠の旅で
妙にナチュラリストになったわたし。
北海道なんて
雪降って当たり前!
変に逆らわず、
そのままだっていいじゃない!
そう気合いをいれて
除雪することを
やめてみようと思った帰り道。
乗る予定のバス停を見て、
自然のまま。
建造物として見れば
物理的に危ないこともあるけれど
以前お会いした大倉加奈さんが
話していたように
ほんと残すべきものは残ってほしい。
自分にも何かできるのかな。。
・
・
・
・
・
相変わらずの
大雪に見舞われている岩見沢であるが
三笠の旅で
妙にナチュラリストになったわたし。
北海道なんて
雪降って当たり前!
変に逆らわず、
そのままだっていいじゃない!
そう気合いをいれて
除雪することを
やめてみようと思った帰り道。
乗る予定のバス停を見て、
いや、ごめんなさい。
除雪は必要ですよね・・・。
To be continued......
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