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【 てつこの部屋 】 ~ VOL8 酒 ~

男梅サワー

もっぱら男梅サワーが好きだ。

ただしいきなりってわけじゃない。
物事には順番がある。

糖質低めの発泡酒を1~2缶飲んで、
喉が良い感じで潤い、

ちょい味が濃いめのお菓子を
つまんでからの

男梅である。



一口目の
あの、喉を突き抜けていく
強烈な酸味がたまらない。

仕事でつらいことがあった日も

彼との別れを決めた日も


私のそばにはいつも男梅があったように思う。





今日は久しぶりの出勤ということもあり
日中はワチャワチャ。


普段やらないようなミスもしちゃいました・・(反省)



「ほんの少しだけ。お酒の力を借りたい夜もあるよね。」

夜、久しぶりに同僚達と居酒屋へ行き、
そう優しく慰めてくれたのは職場向かいの先輩。(女性26歳)



ありがとう、先輩・・。


でも

あなた氷結ストロングを毎日ゴクゴク飲んでますけど
ホドホドにした方がいいですよ。

 

炭鉱開発に需要を見出した酒蔵

岩見沢から片道約30分の栗山町

ここには
北海道最古の酒造があり、
しかもそこが
炭鉄港カードになっているという話だ。

栗山の街中を歩き、
目的地の小林酒造
へとやってきた。
 
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小林酒造は札幌で創業後、
明治33年、炭鉱開発で活況を呈しつつあった夕張に近く、
豊富な水や広大な用地の確保が可能な栗山へ移転

全盛期には生産量が1万2千石を超えた道内屈指の酒蔵であり
現在でも当時の蔵を使用し、北海道に根ざした酒造りを続けている。


ここで配付しているカードは、
「小林酒造建造物群」
 
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空知に残るレンガ造りの施設としては最大規模であり、
13棟が、国の登録有形文化財に指定されている。
 
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夕張鉄道の開業、
栗山町の誕生(それまでは角田村)、
そして角田炭鉱の閉山・・・・

激動の歴史を
ずっと近くで見守りつづけた酒蔵・・

まさしく栗山の生き証人である。


「さてと・・・」

ここまで来て、日本酒を見ない訳にはいかないだろう。
 

炭鉱マンが愛した酒

レンガ造りの建造物を一通り見て回り、
「北の錦記念館」まで戻ってきた私。

館内には酒造りの歴史を刻んだ酒器などが多数展示されている。

日本酒の販売や、無料試飲まで実施していた。

「車だから試飲はできないし、どれを買って帰ろうかな・・・って、え!?

・・・運命を感じて、直感で買うことを決意したお酒。
 
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純米吟醸「炭鉄港」
 
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炭鉄港が日本遺産に認定されたことを記念に、
今年の8月から販売をしているとか。

日本酒と併せてゲットしたとっくりとおちょこに入れて・・・


「いただきます。」
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口に含むと、芳醇な香り。

力強くしっかりした味で、米本来の味を感じられる。

後味はキレがあり、まるで頭の中をSLが駆け抜けていくかのよう・・・。


命の危険を伴う重労働をしていた炭鉱マンたちは、
このガツンとした味の日本酒を好んで飲み、
日々の疲れを癒やしていたのだろう。

「炭鉄港・・・奥が深い・・・。」

日本酒でほろ酔いになった私は、
さらに深くまで炭鉄港を知りたい気持ちを胸に
眠りにつくのだった。
 
To be continued......

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