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【最終回】笹川リョータの床屋放浪記【赤平市・後編】

みなさんこんにちは、笹川リョータです。
ぼくが作っているのはなんでしょう。
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よいしょ・・・
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じゃん。僕の恋人、ラブリースノーちゃん。

赤平市は、実は「1時間で作るスノーマンの数」世界記録を持っているんです。その数なんと2036体!
※詳しくは「赤平 スノーマン」で検索!

 

先週の続きです

というわけで、前回に引き続き、赤平市の「井上理容院」を訪れているリョータ。

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▼前回の散髪の様子はこちら
▼リョータ初めての放浪【南幌町編】はこちら

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井上さんは、奥さまとご結婚されてから、このお店を開業したんですか?
 
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いや、お店を始めてから出会ったんだ。この人はね、うちの店に、インターンシップで来てくれていたんだよね。
 
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16歳の時、美唄の美容学校に行っていたんですけど、その時に来て、流れのままで結婚しちゃった(笑)あのときは、本当に、なーんにも考えてなかったのね。あれから50年。今年、金婚式なんですよ。
 
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▲井上家の愛猫のピーちゃん。富美恵さんの肩に乗っています。とっても人なつっこい子。
 
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それはおめでとうございます!おしどり夫婦ですね。お休みの日は夫婦でお出かけされたりするんですか?
 
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よく行くよ。そのへん食べ歩いたり、夜はお酒を飲みに行ったりね。ぼくも、奥さんも、お酒好きだからね。昔は、北海道や道北の理容協会の理事をやっていたから、休日になったら、しょっちゅう札幌や旭川に出かけなきゃいけなかったんだけど、昨年までに、市の役職以外は全部辞めたから、時間ができてよかったよ。

もう80歳だからね。このお店もそろそろ終わりかな~と思っているんだ。

 
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ええっ!そうなんですか?!

2人とも、とてもお元気だし、お客さんもこんなにたくさん来ているのに・・・

 
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そうですね。でも、正直、こんなに続けられるとは思っていなかったですよ。

私は25歳の時に、椎間板ヘルニアで手術をしているんですけど、その後、35歳で、1度、立っていられなくなっちゃって。立ち仕事はもうだめかと思ったけど、素晴らしい整体の先生に出会って、そこにずっと通いながら、なんとかやってこられました。本当に、いろんな人に救われながらの人生だったな~と思います。

お客さんもたくさん来てくれてね、本当に感謝です。この人なんて、開店以来ずっと来てくれていますよ。

ね、新堂さん。

 
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▲われわれのお話を横で静かに聞いていた新堂さん。なんと、井上理容院の開店当初から、50年間ずっと通い続けているお客さんでした。
 
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新堂さんは、ずっと赤平にいらっしゃるんですか?
 
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うん、赤平生まれ、赤平育ち。小学生の頃からこの井上理容院に通っていますね。私の父親も、兄弟も、ず~っとここ。
 
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ご家族そろって井上さんに通っているんですね。ところで、新堂さんは、お仕事は何をされているんですか?
 
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うちは農家です。お米が主で、あとは、麦とか大豆とか。滝川寄りの、工業団地の近くに田んぼがあるんです。
 
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あ、農家なんですね。失礼かもしれないですが、赤平に「農業」のイメージがあまりなかったので、ちょっと意外でした。
 
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炭鉱の街ですからね。昔は「赤平に農家なんているんですか?」って言われていました。確かに、あの頃は、炭鉱のおかげで活気があったので、今の街とは全然違うな~とは思いますけど、逆に最近になって、赤平の産業としての「農業」が見直されてきたので、そこは良かったと思っています。
 
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▲赤平市の現在の農家数は90戸(H27)。中空知の4農協が合併した「たきかわ農業協同組合」に入っています。
赤平の主な農産物は水稲、小麦、そば等で、水稲の生産額はH27で2,126トンとなっています。
 
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▲新堂勉(つとむ)さん。突然のインタビューにもかかわらず、とても気さくに応じてくださいました。
 
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新堂さん、ありがとうございました。これからも、赤平でおいしいお米をつくってください!

 

話は戻って・・・

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▲刷毛で丁寧にクリームを塗っていきます。
 
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井上さんが、長くお仕事を続けられている秘訣は何だと思いますか?
 
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う~ん、身体が健康なことかな。人一倍遊んで、人一倍飲む(笑)運動もするしね。ゴルフは今もやっているよ。だから、お店をたたむのも「身体がだめになった」っていう理由があれば簡単なんだけど、まだ身体は元気っていうのがね・・・お客さんは「辞めないでくれ」って言ってくれるし、なかなか難しいね。
 
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▲カミソリは富美恵さんが手がけます。
 
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やはり身体が資本なんですね。今日、初めてお会いしたばかりですが、井上さんには、是非、お店を長く続けていただきたいです。お友達と飲みやゴルフに出かけることも多いんですか?
 
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そうだね。ぼくたちの仲間は、昔から仲が良いんだ。「同業者は仲が良くてはだめ」って言われるけどね(笑)

商工会の仲間も、仲良しなのはどこにも負けないと思う。

 
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▲目の前の鏡がスライドオープン、そして洗髪台が登場!
 
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▲昔ながらの前シャンプーです。
 
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先週の記事で登場した、元炭鉱マンのOさんのお話にもありましたが、赤平は「街全体が一つの家族」みたいな、包み込むようなあたたかさがありますよね。
 
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そうだね、それが、うちの街のいいところかもしれないね。
 
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▲今回、髪型のオーダーはしませんでしたが、どことなく、井上さんと同じヘアースタイルになってきた?
 
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はい、お疲れさまでした。
 
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ありがとうございます。お話が面白くて、いつのまにか終わってしまった。


気になるできあがりは・・・


じゃ~ん!
 
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すっきり!
 
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サイドもすっきり!
 
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お腹すいたでしょう。お昼食べるなら、すぐそこの「八千代」さんがいいよ。
 
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床屋さんのオススメは間違いない。絶対行きます。
 
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井上さん、富美恵さん、本当にありがとうございました!
 
 

わくわくランチタイム

というわけで、すっきりしたヘアーで、さっそく井上さんオススメの「八千代寿司」にやってきたリョータ。
 
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▲お店の横に「赤平名物がんがん鍋」ののぼりが。が、がんがん鍋・・・?
 
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ごめんくださ~~い!!がんがん鍋ってなんですか~~~?
 
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▲カウンターで出迎えてくださったのは、ご主人の竹俣紀孝さん。
 
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いらっしゃい。がんがん鍋はね、もともと炭鉱の人たちが、食べていたのが始まりなんだけど、今はこうして、寒い時に、がんがん煮込んで、がんがん食べるから「がんがん鍋」って言っているんだよ。
 
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▲赤平で、昔から盛んに食べられていた家庭料理の「ホルモン鍋」。これを「がんがん鍋」とネーミングし、赤平の特産品としてPRしていこうと、平成23年に、飲食店や市民有志による「赤平がんがん鍋協議会」が発足されました。現在では、「がんがん鍋」を食べられるお店は市内に7店舗。年に1度「がんがん祭り」を開催するなど、がんがん鍋を新たなグルメとして発信しています。
 
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めっちゃおいしそう。お寿司も食べたいけど・・・がんがん鍋セットをお願いします!

八千代さん、歴史のありそうなたたずまいですが、何年からこのお店をされているんですか?

 
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▲ランチメニュー。全品800円!
 
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このお店を始めたのは昭和31年、32年からだったかな。私は2代目で、お店を新しくしてから40年経ったね。炭鉱の頃は、24時間の企業城下町だったから、お金を儲ける気になったら、やっただけ儲かった。忙しいなんてもんじゃなかったよ~。あの頃に比べたら、今は、生活に必要なぶんだけ働いているって感じだね(笑)
 
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みなさん、口を揃えておっしゃいますもんね。炭鉱の頃は本当にすごかったんだなあ・・・
 
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はい、お待たせしました、がんがん鍋です。
 
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じゃ~ん。このボリュームで800円は安い!
 
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寿司屋のカウンターで鍋を食べるの、不思議な感じです。いただきます!
 
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ぱくっ。ん?この風味は・・・
 
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なんと。がんがん鍋って、カレー味なんですね!
 
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そう、うちのがんがん鍋はね、カレー風味。今の若い人たちは、あの、札幌で流行っている・・・そうそう「スープカレー」みたいだって言って食べていくよ。
 
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うん、モツの独特な風味と、カレーのスパイスが絶妙に合う!意外な組み合わせです。おいしい!
 
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炭鉱で、当時、一番オシャレな食べ物は砂糖とカレーだったんだ。「接待館」というのがあって、夕張の「鹿鳴館」が有名だけど、監督署とかの役人さんが炭鉱に来る時に、本州流のやり方で接待していたから、北海道の中でも、いち早く、ハイカラな物が入ってきていたんだよね。
 
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なるほど、カレーは高級料理だったんですね。今では考えられない・・・

他のお店のがんがん鍋も、カレー味なんですか?

 
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いや、味噌味だったり、キムチ味だったり、けっこう自由にやっているね。ラーメンもあるよ。お客さんに楽しんでもらえるように、それぞれのお店で味を変えているんだよ。
 
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まんまと、他のお店のがんがん鍋も食べてみたくなりました。これはまた来るしかないですね・・・
 
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そうでしょう。だから、みんな同じことをしちゃだめなんだよ。北海道も、観光地として、もっとメリハリをつけて個性を出さないと、来てもらえないよね。中空知は、小さい町が集まっていて、1時間圏内で回れるんだから、協力して、役割を決めてやらなきゃね。
 
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確かに・・・おっしゃる通りです。地元の方ならではの、非常に実感のこもったお話ですね。説得力がすごい。
 
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炭鉱の街って、当時は、活気もあったし、どんどん新しい情報が入ってきて、なんでも「自分たちがやってやるんだ」っていう気概があったんだ。今の若い人たちも、やる気を起こして、新しいことをやっていかないとだめだよね。君たちも若いんだから、がんばれよ!
 
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は、はい!
 
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叱咤激励を受けたリョータ。ごちそうさまでした!そして、竹俣さん、ありがとうございました!
 

*****

さて、全4回にわたってお送りしました「笹川リョータの床屋放浪記」も今回で最終回。

南幌町「理髪屋」の金田さん、赤平市「井上理容院」の井上さんをはじめ、地元の方7名にお話を伺うことができました。
 
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岩見沢に住んで1年目の「空知初心者」な私。今まで、漠然と「札幌と旭川の間」「雪が多い」というイメージしか持っていませんでしたが、今回、地元の皆さんとお話する中で、いろんな発見がありました。

確かに雪は多いけれど、除雪などの対策はしっかりされているということ。寒くなったら、町民限定の「温泉タダ券」で癒やされまくったり(南幌町)、がんがん鍋で身も心もポカポカになったり(赤平市)地元ならではの楽しみ方を知ることができました。


ひとくちに「空知」といっても、その個性はさまざま。南幌町と赤平市、成り立ちも歴史も違う2つのまちですが、そこに暮らす皆さんの思いには共通するものがありました。

北海道が直面している人口減少問題。空知も例外ではありません。南幌町は、札幌の「ベッドタウン」としての発展、そして少子化。赤平市は、「産炭地」としての成長、そして閉山。「人が減って寂しい」という正直な思いとともに、その現状を「しょうがない」と諦めるのではなく、「もっと、こうしたい」と前向きに話をされていたことが印象的でした。

そして、一番感じたことは、「床屋さん」が、地域の方々の憩いの場所になっているということ。初めて訪れたのに、ほっとするような、懐かしいような、そんな温かい気持ちになれる場所でした。

「床屋放浪記」の連載はひとまず終了ですが、空知管内の方で、うちの町にも放浪に来てほしい!というご意見・ご要望がありましたら、
こちらまでお寄せください。続編が実現するかもしれません。というか、是非行きたいです。よろしくお願いします!
 
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次回、4月からの火曜日連載は・・・
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「夜の」という枕詞だけでワクワクしてしまうみなさ~ん!!

絶対見て下さい!!!
乞うご期待!!!


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