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ぶらり炭鉄港WEB版【Vol.2 立坑櫓だけが炭鉱じゃない】

皆さんこんにちは。

早速、第2回目をお届けします!サブタイトルは『炭鉱女子とのぶらつき』です。

炭鉱女子とたわいもない会話をしながら、炭鉱遺産をぶらつく企画です。

今回は、立坑櫓を敢えて避け栗山町、三笠市、夕張市あたりのスポットを炭鉱女子目線で巡って行きたいと思います。

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前回のぶらりの様子はこちら。
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炭鉄港推進協議会公認「炭鉱女子」!!!

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大倉 加奈 さんです。
・1988年2月(年齢:非公表)函館市生まれ
・3姉妹の真ん中
・猫派
・デザイナー
・彼氏募集中

実は、炭鉄港ロゴマークをデザインして頂いたのが大倉さんなのです!
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――大倉さんには、3連載をお願いしますが、意気込みはいかがですか?

(大倉さん)
がんばりま~す。


――「炭鉱女子」ってもっと動きやすい格好で、山の中に入れる様な感じかと思っていたんですが…

(大倉さん)
山に入る時はしっかり装備します!熊鈴は必需品です!


――熊に会ったら、クマっちゃいますもんね。

(大倉さん)


ということで大倉さんと巡るぶらり炭鉄港第2回目は「立坑櫓だけが炭鉱じゃない」です。

ちなみに、立坑櫓とは地下に伸びる立坑から人や石炭を揚げ降ろしするための櫓型の建造物です。
 

ここは女性が主役。

――「炭鉱」=「立坑櫓」というイメージがあるかと思いますが、立坑櫓以外を紹介するテーマで大丈夫ですか?
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(大倉さん)
大丈夫です!巨大な立坑は私も大好きです!でも、立坑以外にも面白いものがあるので、炭鉱女子を増やせる様に紹介したいです!


――お願いしま~す。

■人間にも燃料が必要。

まずご紹介するのが、栗山町にある日本遺産構成文化財の「小林酒造建造物群」です!

JR栗山駅から徒歩15分のところにあります。
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――ここを選んだ理由は何ですか?

(大倉さん)
炭鉱女子の敷居は高くないよ~的な発想です!夕張炭鉱の繁栄と共に会社が成長していった小林酒造。入り口としてはぴったりです!試飲もありますし!!!


――なるほど~。飲みますか??

(大倉さん)
待ってました!


「秘蔵純米」
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(大倉さん)
がっ~! 深い。 ちょっとフルーティーですね~


「大吟醸 扇」
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(大倉さん)
だめだっ! 水だ! いくらでも飲めちゃう!


「純米とろりにごり」
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(大倉さん)
《うなづく》《うなづく》《うなづく》《大きくうなづく》


――大倉さん一押しは??

(大倉さん)
にごり酒が気に入りました!これは立坑を見ながら飲みたいですね~


北の錦記念館でしか手に入らないお酒もありますので、試飲をしてお気に入りのお酒を探してみてはいかがでしょうか。

■男は酒を造り 女は家を守った

記念館を出て敷地の奥に進むと、「小林家」という歴史を感じる大きな屋敷が現れます。

小林家とは、北の錦創業者の初代小林米三郎の自宅として1897年(明治30年)に建設され、2013年まで実際に使われていた建物です。

予約制で、明治蔵元の生家小林家の当時の生活や歴史などの貴重なお話を「守りびと」の方から聞くことができます。
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妄想するのが面白い。


次に紹介するのが、三笠市の日本遺産構成文化財の「空知集治監典獄官舎レンガ煙突」です!

――炭鉱遺産はだいたい入り口が見つけづらいですね。道路から見えるのがこれだけですよ…しかも運転してると、ほぼ気づきませんね…

※看板があるので比較的分かりやすい方です。
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(大倉さん)
確かに…地味…


――看板もさることながら、煙突も地味ですよね?
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(大倉さん)
分かってない(怒)いやっ~ホント分かってない(怒)


炭鉱の魅力は妄想!!

残っている一部から当時の姿を妄想すること!そして、妄想した姿が当時の資料により答え合わせができること!

その場所で妄想しても良いし、先に答えを見てから実際に行ってもOK!


――がっっっー! 地味であればある程、妄想し甲斐あるのですね!

ちなみに、煙突内部はこんな感じです!
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秘密の通路みたいです。


選択と集中。

(大倉さん)
空知には、200以上の炭鉱遺産があるので、じっくり浴びるモノとさらっと浴びるモノを分けてもOKだと思います。


――浴びる?見ると言うことですか?

(大倉さん)
炭鉱は見るモノじゃないの!浴びるの!浴びる!


――……はいっ!!

と言うことで、次に紹介するのが三笠市の幌内炭鉱景観公園です!
場所は、三笠鉄道記念館を通り過ぎて、更に山奥へ600m程進んだところにあります。

――ここは、さらっと浴びるタイプですね?

(大倉さん)
お見込みのとおり。ここは舗装された散策道が整備されているので、気軽にさらっと浴びることができます。
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キャップランプなどを保管していた「安全灯庫」
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日本遺産構成文化財の「北炭幌内炭砿音羽坑」

(大倉さん)
次々行きますよ~! んっ!?
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(大倉さん)
撤収!


※北海道の生態系の頂点に君臨される方の気配を感じたら、安全を第一に行動しましょう。
 

まさかの白…。

車中クマの恐怖に怯えながら夕張市を目指します。

昼食は夕張市の創業昭和4年の老舗、『吉野家』さんです!!
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頂くのはもちろん「夕張カレーそば」です!
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――どんぶりなみなみに汁が注がれていますが、白シャツで大丈夫ですか??

(大倉さん)
そろりそろり食べよう!(和泉元彌風に)


――お味はどうですか?

(大倉さん)
まだ食べてないって(怒)
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熱々のとろみある汁に細目のそばが絡んでおいしいです!

豚肉も食べ応えがあって最高です!


お腹もいっぱいになり店外にでると、大倉さんがカメラを片手に…
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(大倉さん)
見たこと無いジュース… 夕張の歴史を感じずにはいられません。


実際に大倉さんが撮影した画像はこちら。
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理屈抜きにデカいものはデカい!!!

最後に紹介するのが、夕張市の旧北炭化成工業所大煙突です!
この煙突は、かつてコークス工場の排煙の煙突として建設されたもので、国道452号線から道道38号線に入るとすぐに巨大な煙突が見えてきます。
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――大煙突の魅力は何ですが?

(大倉さん)
なんと言っても、この潔いデカさ!!煙突がこの大きさなら、工場全体を想像すると…


――65mと大倉さんを比較していいですか?

(大倉さん)
はっ、はい。
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ど~ん!
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(大倉さん)
ど~んだけ~~~!!!!

 

私はどの位置!?

大倉さんを「炭鉱女子」として紹介しましたが、そもそも「炭鉱女子」とは、どのような女子を指すのでしょうか?

簡単に図示するとこのような感じになります。
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              (炭鉄港推進協議会事務局調べ)

■炭鉱女子

はっきり言って、レアです。残念ながら「炭鉱が好き~。」という程度では、炭鉱女子にはなれません。

『炭鉱』を『ヤマ』と読んでしまう、又は、スマホで「やま」と入力すると「炭鉱」と変換されるレベルです。

家にコールピックがある方も炭鉱女子に分類して差し支えないと思います。

■炭鉱女子予備軍

空知地域には、数多くの立坑が残っております。それらに対して「かっこいい。」又は「ナウい。」という感情が湧いてくる方は、予備軍に分類されま
す。

イライラしている時に坑口を見ると気持ちが落ち着く方は、予備軍の中でもかなり上位に位置します。

■潜在的な炭鉱女子

潜在的な炭鉱女子につきましては、自覚症状がない場合がほとんどです。

判断基準の例を挙げると、炭鉱グルメで肉料理が多いことから魚料理より肉料理が好きという方は、要注意です。

あと、日本酒が好きという方も要注意です。

「もしかしたら、私…炭鉱女子予備軍…」と感じた方は、1度立坑を見学することをオススメします。何かが変わるかもしれません。
 

あとがき

――今日は一日ありがとうございました。

(大倉さん)
こちらこそありがとうございました。こんなユルい感じで大丈夫ですか??


――たぶん大丈夫だと思うんですけど、一応確認します。

(大倉さん)
今度は、女子っぽくスイーツとかも紹介しますか!?


――私甘い物苦手なんで…

(大倉さん)
第1回目と第2回目両方ともお昼そばを紹介してるようなので、今度は違うグルメ紹介しますか!?


――あっ。そばでお願いします。自分無類のそば好きなんで…

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来週は「採炭最盛期のスケールを感じる」と題して、大倉さん一押しの炭鉱遺産を紹介します!

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