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「そらち応援大使」鈴井貴之さんに聞いちゃいました!【前編】

寒い。寒すぎる!もうすぐ冬の使者が訪れるな~。あられ。みぞれ。粉雪。しんしんと降る雪。雪もいろいろ。そして翌日の一面の雪景色。だだっ広い雪面に飛び込んでつける自分の跡。雪合戦。かまくら。雪だるま。そり滑り。スキー。スノーボード。雪中BBQ。天然の冷蔵庫(雪の中)で冷やしたビールは格別。笑

田舎で暮らすっていいね~。何もないと言いつつ実は楽しいことがいっぱい。寒い寒い冬でもこんなにいっぱい楽しいことが思いつく。

ん~!っと伸びをして見上げた空は高く澄んでいて果てしなく広い。思いっきり吸い込んだ空気がとても美味しい。空知はいいとこだな~。

そう、空知はすっごく「いいところ」なんです。その空知の良さを本当に皆さんに知っていただきたい。そんな思いはこの方もおんなじ。今年6月に「そらち応援大使」に就任された鈴井貴之さん。今回は改めて空知への熱い思いを語っていただきましたので、皆様にもお届けします。
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それでは、ここからはインタビュー形式でお送りします。ちなみにインタビュー時期は10月中旬。ほぼ一月前。遅くてごめんなさい。てことで、はい、どーぞ。
 

鈴井さんが考える空知の魅力とは?

事務局)
それでは、本日は、よろしくお願いいたします。

鈴井さん)
はい。よろしくお願いします。

事務局)
最初に、北海道のほぼ中央に位置して、札幌や旭川からも程近い空知地域ですが、空知の魅力というのは、どのようなところにあると思いますか?

鈴井さん)
空知の魅力ですか?まあ、かつての産炭地であったり、今は農村であったりだとか、いろいろとあるとは思うんですけども、僕は、否定的な意味じゃなくて、何もないからいいんじゃないかなと思ってるんですけどね。可能性というか。

また、実はアクセスがいいんですよ。札幌からも近いですし、あと旭川からも近い。その間な訳じゃないですか?で、ホントにちょっと立ち寄ってみるといろんな発見があるエリア。

たまたま深川の裏の方を走って行ったら、そこにホントに美瑛にも劣らないすごい景色があったり。芦別の新城の辺りもそうですし、もう見るからに綺麗な景色があったり。で、今は特に季節がいい。紅葉(こうよう)が最高ですよね。

もうホントに自画自賛しますけど、赤平の自分の徒歩圏内。犬の散歩しているだけで、こう「綺麗だな~この辺。」とかって思って。札幌とかってやっぱりそんな景色が住宅街にはないので。

やっぱりこう「ちょっとした自然」ですよね。十勝みたいな広大な、ご~ん、という「ザ・北海道!」みたいな感じじゃなくて、気軽に観れる自然みたいなものが、すごく綺麗な所だな~という風には思ってて、何かこうホッとできるんですよね。近場でホッと。

何か北海道内でも一泊かけて旅行に行くぞ~って、ホテル・旅館予約したぜ~、よし、何時のこの電車に乗って~とかじゃなくて。もう普通に。何か寝過ごしてしまった日曜日とかでも、ちょっと行こうかな~で行けるじゃないですか?それが空知の魅力。気軽に「ぷらり立ち寄れる」のがやっぱり魅力かな~と思います。

後はだから、知られていないことを自分で探ってみる楽しさっていうか。それこそ、今回「そらち応援大使」にさせていただいて、振興局さんのfacebookシェアさせていただいていると、毎週木曜日にホームページ「そらち・デ・ビュー」が更新されるじゃないですか?

「え、こんなのあるの?」って空知にいながらそう思って。笑。僕のFacebookを見てる人達がみんなわ~っと思うから、全ての記事のフォローはできないんですけど。空知って地域は、意外とこんなに充実してるんだな~ってホントに思います。でも、残念なのが何か伝えるのがやっぱり空知の地場の人達、上手じゃないんですよね~。

ホントに僕が住んでいる赤平だって、ロケット開発をして、下町ロケットの特番で扱われた植松電機があったり、エルメスが認めた今や日本じゃ手縫いの店があそこしかないっていう「鞄のいたがき」があったりとか、そういうのをみんな知らないんですよね。赤平だけでも、こんなに日本一というか、そういうところが何個もあるのに、どれもみんな知らないっていうようなところが非常に残念だし。それも地元の人も知らないんですよね。僕も赤平に住んでみて初めてわかったし。

でも、振興局さんのFacebookを見てると、あ、赤平だけじゃなくて、他にもこんなに何か面白そうなこと、こんなイベントもやってるんだ、っていうのがわかるので良いですよね。

何かこう、北海道ガイドって一般的なのがいっぱい発売されているじゃないですか?それのその旅行の上級者が空知に来て、自分なりにこう探ってくれると、いろんなものがまだまだ発掘できるんじゃないかな~、っていう風には思いますね。
 

実際に空知に住んでみての印象と住み続けることの良さは?

事務局)
今の質問にも、少しつながるかもしれないのですが、鈴井さんは今実際に赤平にお住まいになっていらっしゃいますが、住んでみての印象と地方に住み続けることの良さというか。そういったものがあれば教えていただけないでしょうか。

鈴井さん)
やっぱり自由度が高いですよね。「しがらみ」というかそういうようなものに、あまり束縛されない。仕事や何にしてもやっぱり離れてるので。仕事できるんですよ、メールでも。でも、そうじゃなくってちょっと会ってってなるじゃないですか?ま、それも大切なのかもしれないけど、やっぱりなかなか僕がそういうのが、それこそ人に会うのが面倒臭いくらいなので。

そういったところでは、不自由でありそうで、非常に効率よく、自分のスタンス・スケジュール感で動ける感じが、僕なんかの仕事の場合はやりやすいっていうのと、後は、もう一つ「不便な便利屋」というドラマを作りましたが、やっぱり不便で不自由なんですよね、田舎は。不便で不自由だけど、そうしたらそういう生活にあわせればいいだけだし。

あと、やっぱり都会での便利な生活っていうのは、頭を使わなくて良いですよね。とにかく、やっぱりあてがわれるし、いろんなものがなかったら、ちょっと電話一本だとかネットで1クリックですぐ誰かが来て運んでくれたりとかするけども、それが田舎ではありませんから。

自分でやっぱり創意工夫して生きていかなきゃいけない。そのためには脳をフル回転して頭を使うっていう。やっぱり都会ってぼんやり生きていけると思うんですよ。

田舎の方がぼんやり生きていけないんですよ。それがね、僕はすごく魅力で。だから、何かいろんなものに流されないで、自分なりの尺度を持って生きていけるのは、案外地方で生活した方がいいんだなっていうのがありますね~。それがすごく僕は今思います。

最初は面倒くさかったです。笑。除雪1つにしてもね。何でこんなに除雪しなきゃいけないんだとか、なんで俺が自分自らこんなこと、都会にいたら業者に頼んだりとかで済むのにな~とかって。

それが自分でやらなきゃいけないってなったときには、もう慣れてしまったのか、それが普通だし。自分でやるってなったら、もっと効率よくやろう、こういう風にしたらもっと面白いんじゃないか、というようなことが考えられるようになってきたんですよね。

あと、僕の知ってる方が、赤平の商店街の空き家を落札したんですよね、それが価格が4万円。もと商店ですね。一階が商店で、二階三階部分が住居で、まあそれなりにリフォームかけなきゃいけないと思うんですけども。でも、それにしたって4万円で家が手に入るんですよ?ありえないですよね?
でも、そうなってくると、若い人でも、例えば自分でお店を始めようとか、そういうことの可能性が出てくるわけじゃないですか?自己資金がそんなになくたって。

ましてや若い人が何か事業やろうとしたって、銀行だって、今なかなか貸してくれるわけもなく、貸してくれたとしても、その返済でどうやって?っていうところでキュウキュウじゃないですか、4万円で、まあ、それに付帯するいろんな投資する費用がまだかかるとしても、4万円だったらやってみようかなって気持ちになるじゃないですか。そういうとこ可能性があると思うんですよね。札幌で何かちょっとしたお店だそうとしたって、そんな金額じゃ絶対無理ですよね。

始めることへの敷居は低いのにアクセスは便利。ものすごく良い条件ですよね?それに、今さらにネットの時代ですから、何かこういろんな工夫さえすれば全然いけるんじゃないですかね。

だからそういうような可能性。まずは、こう小手調べで地方でやってみて、そして成功すれば中央に進出とかいうようなことも含めて、そういう地方の可能性。地方からスタート!みたいな。

そういった意味では、空知って立地的にも非常にいいところですよね。すごく便利なところ。札幌や旭川からも余裕で日帰りできちゃう。だから自分のアイデア次第ですごく活用できる場所なんじゃないですか?

どんどんどんどん人が離れていって空き家が増えていってどうしようどうしようっていうところがあるかもしれないけども、そういうのを逆に有効利用しようとすればいいんですよ。

もっと行政的な各市町村レベルでそういう空き家を何かもっと活用する方法とかね?空知でもやってる町ありますよね?古民家を改装して提供してっていう。ああいうのをもっともっといろんな町が手がけていけば、人はどんどん来てくれたりとか、そういうような可能性があると思うし。

何かお試し移住みたいなのをいっぱい各市町村でやっていますけど、僕は、本当に、地元でも言ってるんですけども、週末移住をもうちょっと徹底した方がいいと思うんです。完璧な移住はやっぱり難しいですし。仕事どうしようとかね。でも、仕事とか日常生活は、札幌や近郊の自分の町でやってて、週末だけ、じゃ、どこどこの町のそういう施設を提供してもらったもので生活して、田舎暮らし。

小さなお子さんがいたら、自然の川や山に出かけていって本物に触れられるっていう。そういうところが空知だと本当に札幌からもマックス1時間くらいのリミットで移動できる。全然移動が苦にならないですよね。そういう何か可能性のあるエリアだと思うんですよね。空知は。何かいいと思いますよ。



いや~、鈴井さんの空知愛。感じますよね~。インタビューはまだまだ続きます!ですが、熱~く語っていただいたので少々お届けするには長くなるかと。
そんなわけで勝手ながら記事を2回に分けたいと思います。後編は11月22日にアップします!!

次回は↓のインタビューから再開します。
空知に興味がある!ひいては空知に住んでみたい!
そんな方達に鈴井さんからメッセージを送るとしたら?


お楽しみに~♪

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