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そらち食材deアレンジレシピ ~ ゼリーは瞬間では固まらない「甘くなかった!?スイーツ」編 ~

もしも突然休みをもらったら、あなたならどうしますか?「そうだ、そらちに行こう」案内役の東☆東風です。って、これじゃあ旅案内の記事になっちゃいますね。
違いました、しがないレシピ記事です。

記事冒頭のつかみネタが底を尽きかけ、危うく禁断のアッコにおまかせ風に手を出そうとしていた自分に気づき、慌てて軌道修正したら旅番組風になってしまいました笑
あらためまして「いえ~い(^^)v、今日も生放送はじまりました、『そらち食材deアレンジレシピ』におまかせ!」

このブログは、私が出会った数々の魅力的な空知の食材・商品の中から毎回メインとなる食材を1~2品選び、そこから生まれる料理をお送りしているレシピ記事です。アレンジ度合いは毎回違いますが、そこは、ゆるーく見ていただけるとありがたいです笑

ついに編集部からアレが来ました!連載作家の証である「そらち・デ・ビュー新年会」の招待状!しかし、案内には「密を避けるためリモートでのご参加をお願いします」との文字。このご時勢オンラインは仕方ないですね…。人気作家さんたちと自撮りした写真をインスタにあげるという野望が叶わないのは残念ですが、中止ではなく開催されるだけでもありがたい…と思い、いざ先月末に開かれた新年会に参加すると、「ん?あれ?、画面越しに写るあの姿は確か…とんくん先生?、あれこっちにはうにいくら先生?」「えっ、レジェンドのmudpuddle先生やSBH美先生の姿も…」

状況が呑み込めずに呆然と画面を眺めていると、いつもの編集部の若造がフレームインとともに「先生!楽しんでますかぁ」の一言。ここは冷静に「あれ?今年はオンライン開催だよね?」と聞くと、「いや違うっすよ!全部の作家さんを集めると密になるから、何人かの先生にはオンラインで参加してもらってるんっす」……。

私、間引かれました。間伐材と一緒のようです…。

…でも、仕方ないですね。崖っぷち連載作家ですから…。
という訳で、来年こそは “画面の向こう側” の作家になれるよう頑張らねばと決意を新たにしたところで、今回のレシピ紹介に入りたいと思います。今回は、新境地開拓、苦手分野克服の私的にはチャレンジとなりますスイーツレシピをご紹介したいと思います。


★ ジュースとジャムのお祭り!?

空知管内を巡ると道の駅等で必ず目にするもののひとつがトマトジュースなどその地域の特産野菜などを使ったジュース。色鮮やかなジュースにポップなイラスト。美味しそうでたまらなく、すぐ買ってしまいます。

また、ジュースの原材料となるような野菜や果物が豊富な地域であることから、ジャムもまたジュース同様に各地の観光スポットなどで並んでいます。こちらも美味しそうで即買い。

すると…、結果こうなります…
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「よくぞ生き残った我が精鋭たちよ!」って、「風雲たけし城」の谷隊長風に言っちゃいましたが、生き残りたくて残っている訳ではくジュースやジャムたちからすると「早く飲んでよ」「早く食べてよ」って感じかと…。

なので、今回はこれらを一気に使う一品を作ろうと考えた結果、いきついたのが “スイーツ” でした。
ただ、スイーツって実は私、ほぼほぼ作ったことがないんです。このシリーズをご愛読いただいている方はお気づきかと思いますが、空知管内には美味しい果物などスイーツになる食材が沢山あるにも関わらず、レシピでは一度も紹介していないのです。

なぜなら単純に苦手だから…。グラム単位の細かい作業が超苦手で、目分量大好き派の私にとってはハードルが、ソトマイヨル選手が飛ぶ走高跳のバーくらい高いのです。

しかし正式連載、正式招待を獲得するためには新聞屋、いや、新分野に進出し新たなファンを獲得せねばなるまい、との決意のもとこれらを使ったスイーツ作りに挑むこととしました。

ジュースを使ったスイーツって…、経験のない私が思い付くのは、固めてゼリーにするくらい…。ゼラチン入れたら、モトクロスバイクが木の柱にウイリーで前輪を着けた瞬間に固まるような感じでサクッと固まってなんとかなるのかなくらいの軽いノリでゼリーを作ることにしました。
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今回ゼリーに使うのは、左手から長沼町で購入したどぶろくやさんの甘酒と、砂川ハイウェイオアシス館のそらいちマーケットで購入した沼田町の北のほたるファクトリーさんで作られているにんじんジュース砂川産のりんごを使ったジュース「林檎の森」の3つ。

いずれもそのまま飲んでもとても美味しく、ゼリーにする必要など全くないのですが、それを言っては私の連載は終わってしまうので、そこはゆるーく見てやってください笑
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上と下の写真には異なる部分が1つありますが、それはどこでしょう?
間違い探し風の写真になってしまいましたが、皆さんどこが違うか一撃で分かりますよね。
ん?「写真の良し悪し…」ではありませんよ笑

なぜこのような写真になったのかは後半でタネ(ネタ?)あかしを…

上下両写真の左側が沼田町の北のほたるファクトリーさんの「とまとじゃむ」、上の写真の右が滝川市にある「今日は、どのジャムにしようかな」さんの「じゃがいもジャム(バター入り)」、下の写真の右が岩見沢市にあるpatisserie sorakaさんの「かぼちゃバタージャム」です。

これらジャムはゼリーのトッピングとして使おうかな…とチョイスしました!
そのほかのトッピングの材料を考えていた時にふと思い出しました。冷凍庫にこれが眠っていたことを…。
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岩見沢産の「塩ゆで落花生」です!
冷凍庫の奥の奥で永久凍土によって仮死状態となっていたところを救出しました!

皆さんご存知ですか?岩見沢で落花生を作っていることを!
私はこの歳になるまで知りませんでした…、って「どの歳やねん!お前の歳など知らんわ!」と激しく怒られそうですが、当ブログで散りばめられた古き良き時代のワードから推理すると何となく分かりますよね!ヒントがいろいろありますので、十津川警部ならズバリ当ててしまうかも…。と、また脱線してしまいました汗

“話を戻そう”
ということで岩見沢では落花生を栽培しているため、都会ではこじゃれた飲み屋さんのお通しくらいでしかお目にかかれない「ゆで落花生」が市内のAコープに普通に売っているんですよ!凄いでしょ!これひとつだけでも空知に遊びに来たくなりませんか?

ていうか、「塩ゆで落花生をトッピングに使うの!?」って思われる方も多いですよね。でもそのとおりだと思います。全くの未知!自分でもどうなるのかはさっぱり想像がつきませんが、それがスイーツトーシロたる所以かと…笑。

ここでスイーツらしいトッピング食材をひとつ。
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こちらは先日、「そらいちマーケット」で購入した滝川市にあるクレストジャパンさんで作られているクリームチーズです。北海道産の生乳を使ったチーズで、とてもクリーミーでほどよい濃さのデザートチーズ。当然、こちらもこのまま食べても絶品ですが、贅沢にトッピングに使っちゃいます!「トッピン、グ~!」って無性に言いたくなる時ないですか?笑

このほか、スイーツづくりに必要と思われる(←やったことがないので自信がない言い方笑)材料を以下のとおり集めてみました。
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手前左から、レーズンクコの実生クリーム、後列左からヘアームース(←ムースがおしゃれの代名詞みたいな時代ありましたよね笑)のように使えるホイップクリーム牛乳粉ゼラチンです。

では、以上の食材など(?)を使って作っていきたいと思いますが、スイーツほぼほぼ初心者なので作るのは事前に動画サイトなどでじっくりと作り方を見てからにします笑
って、「もうそれ動画サイトのパクりじゃね?」と思われた方…、うーん、作り方は勉強しましたが食材の組み合わせとかはオリジナルですからね、という言い訳をしてみる笑


★ ア・レ・パクリーヌ

えっと、まずは何から…フムフム
まずは甘酒をミルクプリン的な感じで固めていこうと思います。
鍋に甘酒を注ぎ、そこに牛乳を200ml、生クリームを100ml入れ、さらにグラニュー糖を大さじ1.5杯を加えたら弱火にかけて混ぜながら温めていきます。

今回使う粉ゼラチンは温かい液体に直接注いで混ぜるだけでOKのようですので、沸騰しない程度、例えるなら「たけしの元気が出るテレビ」のダンス甲子園で「どすこい同好会」が登場した時の観客の沸き具合のような温度になったら、粉ゼラチンを投入します!
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よくかき混ぜ、粗熱が取れたら、器に流し入れます!

えっと、次は…フムフム
流し入れたら、冷蔵庫に入れ1時間ほど待ちます。えっ、1時間も…。うーん、待てないよー、その間に進めておくこともないしー…、こんなときこそ、3●クッキング風に「1時間冷やしたものがこちらに…」って差し替えたい…けど、差し替えるものがないので、仕方なくファミコンの『たけしの挑戦状』でもやりながら待ちたいと…、ってこのゲーム、クソゲーにもほどがあるだろ!1時間はおろか、数分も持たないよ!ったくもう何でこのチョイス!?

とかなんとか言っているうちに、1時間が経ちました。冷え固まったものがこちらになります…、って言いたいところですが、私またやりました。写真撮り忘れのうっかり八兵衛炸裂です。でも、そろそろ八兵衛さんにも怒られそうですね。「私はそんなにうっかりじゃないよ」って…。

 
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えっと、気を取り直して…、フムフム
ここからは、二層目のゼリーを作っていきます。今回はにんじんジュースの方と、りんごジュースの方と2種類作りますが、まずはにんじんジュースの方から。

こちらは、常温のジュースにゼラチンを流し込む方法で固めていきますので、まずは水に粉ゼラチンを入れ、混ぜたら軽くレンチンして温めます。

温まったらゼラチンをよく溶かし、にんじんジュースが入った器に流し込みます。ゼラチン液が混ざったら、先ほど甘酒で一層目を作った器の中に液を流し入れていきます。
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続いて、りんごジュースをゼリーにする作業を進めていきますが、流れはにんじんニュースの時と一緒ですので割愛します。と、割愛ってこのように使いがちですが、もともと割愛とは『愛着があるものを泣く泣く割って断ち切る』という言葉からきているそうですので、本当は時間を割きたいけど…というものに使われなければならないようです。とすると、特に時間を割きたい訳ではないので、ここで本来使うべきは  “省略”  ですね笑
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2種類の二層目のゼリー液を流し込むとこんな具合になります。
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えっと、次は…、フムフム
こちらを再び冷蔵庫で1時間冷やします。また1時間…。スイーツって時間がかかるんですね汗
次の1時間を潰すものはと…、そうだなあ、ここはファミコンの『アイスクライマー』でも。このゲーム、2人でやると必ずケンカになりますよね汗。昔ってそういうゲームがちょいちょいあったような…。

今日は一人でスイスイっと…、んおっ!うわっ!「したっけラーメンのおっさんにやられた!」。……ん?我が家だけでしょうか、途中で段を下げてくる「しろくま」を  “したっけラーメンのおっさん”  と呼んでいたのは…。

とかなんとか言っているうちに1時間経ちました。冷え固まった…、ん?まだ柔らかいな…。もう少しかな…。

…もう1時間経過…

では、冷え固、ん?まだ柔らかいな…。もう少しかな…。

…もう1時間経過…

では、冷え、固まってたーー!!良かった!やっと次へ進めます。って、これ作り始めてから何時間経っているやら…(-_-;)
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★ トッピン、グーー♪



えっと、次は…、フムフム
では、トッピングの準備に入ります。
塩ゆで落花生は殻を取り、作業しやすいように器にいれておきます。ムースタイプのホイップクリームを絞り袋に入れますが、なんかこのホイップゆるい感じがしますね汗
なんか嫌な予感(;^_^A

クリームチーズも出しておきましょう!
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りんごジュースゼリーの方からトッピングしていきます。まずホイップクリームを絞り出していきます……が、やっぱりです。クリームが柔らかくて全然立体的な盛り付けになりません泣

うーん…、フムフム
ここは作戦変更!ホイップクリームを平らに均し、新たにもう一段層を作る感じにあらためます!スプーンをうまく使って、路盤に転圧をかけるように敷き詰めていきましょう!層が出来たら、クリームチーズをのせます。
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ここでジャムの登場です!りんごジュースゼリーに合わせるのは「とまとじゃむ」にしました!

酸味、甘味の組合せや、りんごとトマトの相性を考えての選択です!ってちょっと真面目な部分を出してみました笑
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ジャムをのせたら、レーズンとミントの葉(‼)をトッピングし完成です!ってまたいつもの写真忘れです。「もういい加減覚えろよ!」の声…、ぐうの音も出ません(-_-;)

ん?「そっちはいつものことだからいいとして、ミントってなんだ?冒頭の食材紹介になかったぞ!」ですか…。そうですね…、始めはトッピングに使う予定はなかったのですが全体のバランスを考えた時、「なんかやっぱり緑がいないとダメだなあ」(←元モノノフの私はあることとダブらせているので擬人的に言っています笑)って思って急遽足しました汗
すみません(。-人-。)

続いて、にんじんジュースゼリーのトッピングですが、こちらも同じくホイップクリームを転圧します。均したら、その上に、塩ゆで落花生を並べていきます!
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その上にジャムをのせるのですが、ここが悩みどころ…。にんじんや落花生との相性などを考えながら作る前から、じゃがいものジャムかがいいか、かぼちゃのジャムがいいか、DOTCHにしようか悩み、決めきれませんでした。そのため「どっちを使うかは後で決めるとして、写真だけは先に2パターン撮っておこう」との考えから2種撮影。

結果、「てか、両方入れたら美味しんじゃね?」と開き直り、2種投入。それがあの間違い探しのような写真になった経緯でした…。なんともしょうもない理由でしたね笑
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さらに、クコの実と飾り付けにそばせんべい(‼)を1枚差したら完成です!

ん?「またやりやがったな!」ですって…。そうです「あたすがやりました…」。こっちも全体を見渡した時に何か一つアクセントが欲しいなと思い、そらいちマーケットで買っていたそばせんべいを差してみました。

そうしたら、あら不思議。まるでこのために買っていたかのようにピッタリとハマるじゃあ~りませんか!いやー、不思議なことって起こるものですね笑
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★ スイーツは体力勝負!?



どうでしょう?

浦臼町の北海道アグリマートさんの商品北海道サイダー「スパークリング・トマト」やカステラ、ワッフルなどと一緒にディスプレイしてみました!
映えてます?

では、いただいてみましょう!
りんごジュースゼリーの方から…、うん、りんごの味そのままのジュースの味がそのままゼリーとして味わえます。とまとジャムとの相性も抜群。ではもう少し掘って甘酒の部分を…、うおっ、酒粕の風味はしっかりそのまま、でもまろやかな感じに変わり、これだと酒粕が苦手という方もきっと食べられる仕上がりになっていると思います。

では、もうひとつにんじんジュースの方をと…、うわっ、これまたシンプルなにんじんの味のジュースがしっかりそのまま出ていて、少し薄いかな?と思うところは2種類のジャムがそこを補ってほどよいバランスが保たれています!これは結果的に2つ投入が大成功したパターンのやつでした。

今回ほぼほぼ初めてスイーツを作りましたが、予想以上に時間がかかってビックリ!スイーツ作りって体力勝負でそんな甘いもんじゃないんですね…。身に沁みました、もうやりません笑。

なんて、皆さんも機会がありましたらぜひ空知の美味しいジュースやジャムを使ってスイーツを作ってみてくださいね。疲れますよ笑

では今週の「そらち食材deアレンジレシピ」はここまで。
今回は漫画「ONE PIECE」に登場する女性キャラの方々にスイーツをより華やかに彩っていただきました!
それでは皆さんまた次回お会いしましょう!
はい、撤収!

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