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5千万年をタイムスリップって一体なに? ~三笠の野外博物館を歩いてみた~

最近NHKのタモさんの番組に感化されまして、やたら地質に興味のある私。学術的な知識は小学生並ですが、難しいことはともかく、某番組のようにぶらぶら歩いて地質を見てみたい!と思っていた今日このごろ。

突然ですが、みなさん、ジオパークをご存じですか?ジオパークとは、貴重な地質や自然など「地球(ジオ)」を堪能することができる「パーク」のことなのですが、三笠はその日本ジオパークに指定されていて、誰でも気軽に「地球」に触れられる地域なのです。

何だ、そんないいところがあるならと、さっそく行ってみました。
 

入り口は三笠市立博物館から

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三笠といえば「化石」のまち。それを堪能できるのが「三笠市立博物館」です。
入り口ではプリティな木の恐竜がお出迎え。博物監の中ではお腹いっぱいアンモナイトを見られますが、今日のお目当てはその外にあります。
 

いざ野外博物館エリアへ♪

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今日の訪問ポイントは博物館の横から始まる「野外博物館」エリア。その入り口は博物館の建物の横にあります。
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入り口ではアンモナイトを咥えたモササウルスがお出迎えです。
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ではさっそく行ってみます。入り口にん?鳥の巣?と思ったら、入場のカウンターでした。510番目のようですが、せっかくなら500番のキリ番がよかった・・。
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入ってすぐ幾春別川を渡ります。川岸はうっそうとした大自然の森で、野鳥や昆虫の鳴き声も賑やかです。でも今日はくまモンにはご遠慮願いたいと思います。
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今日はがっつり山道も想定してハイキング仕様でやってきましたが、歩道自体はサイクリングロードとしてしっかり整備されていて、ハイヒールでも大丈夫です。しかもこの道は昔の森林鉄道の跡だとか。へー。見るもの一つ一つの歴史が分かるのも、あちこちにある説明看板のおかげです。
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さて、歩いて5分ほどで一つ目のポイント。幾春別層の大露頭です。うーん。川の向こうで、ちと遠くてわからん。あの黒いのが石炭なのかな。それにしても、今は短靴で簡単に眺めていますが、昔の人は人跡すらない原生林を分け入ってこれを探して見つけたんですよね。そう考えるとすごいなあと思います。
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さらに進むと、1分もしないで次のポイント。
右の山道を行けば旧幾春別炭鉱の錦立坑櫓があります。また左の川側に降りれば旧抗口跡と次々にビューポイントが現れるので、せっかちな人でも安心です。
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石炭層の露頭や垂直な地層など次々現れるスポットを横目に見ながらさらに進むと、個人的な今日のメインスポットが見えてきました。
歩道横には何気に貫禄十分のカツラの大木がそびえてます。
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ほー。これが5千万年前の幾春別層と1億年前の三笠層の境目ですか。
えっと、じゃあその間の5千万年分の地層はどこ行ったのでしょうか?と思ってよく読んだら、隆起した時に水や風でその分が削られてしまったそうです。スケールが大きすぎます。
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ただ、この時期、実際の境目は金網越しで草も生えているのでよく分からない・・・。
境目がはっきり分かれば、そこをまたいで「5千万年のタイムスリップ」などとインスタスポットにもなるのかもしれませんが、まあこれも自然の一部。
写真では伝わりませんが、うっそうとした森の中で眺めていると、不思議と厳かな気分になってくるので、不思議です。今度は草の少ない季節に来てみます。
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すぐ隣の覆道の中では、斜めに割れた断層がはっきり見られます。そう考えるとこの歩道沿いだけで地層が縦になったり割れたり、削られたりとダイナミックな地球の動きがセットで見られるというわけですね。
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覆道を抜けると、さらにトンネルが続いていましたが、時間の都合で今日はここまで。入り口から片道ざっと30分くらいでした。今日は虫もあまりいませんでしたが、虫除けくらいは持っていった方がいいかもしれません。

地質に興味のない人にはあんまりピンと来ないお話だったかもしれませんが、説明看板はとてもわかりやすく、興味がない人でも十分楽しめます。天気がよければ革靴でも大丈夫なので、森と川のマイナスイオンを堪能するだけでも十分かと。でもやっぱり詳しいガイドと一緒に歩いた方が百万倍楽しそう。

三笠ジオパーク推進協議会では、プロフェッショナルなガイドが見どころをわかりやすく説明してくれるジオツアーを実施しています。また、個人やグループでガイドをお願いすることもできます。(1週間前までに申し込みが必要)

詳しくは推進協議会のHPをご覧ください。

最後に。
歩道脇の金網や樹木のあちらこちらに黄色い怪しい液体が入った謎のしょうゆの容器が。これは一体何なのでしょう。誰か教えてください。
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それではタモさん、ロケ来るの待ってます

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