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#My炭鉄港 ~第12回 炭鉄港×ロケ地①ー昨日、上砂川でー[前編] ~

どうも、2ヶ月ぶりの金岡テツヤです!



岩見沢はだいぶ涼しくなり
暗くなるのも早くなってきて秋を感じます
みんなが住んでいる地域はどう?

雪が積もる前にいろいろなところに出かけたいけれど
秋の夜長は
「家でドラマや映画の一気見」も捨てがたい今日この頃の僕です

ドラマや映画を観ていると、
「あの場所がロケ地なんだ!行ってみたいな~」
と思うことがよくあります

逆に、旅行やドライブで偶然
見たことのないドラマや映画のロケ地を発見すると、
そのドラマや映画を観てみたいと思うことも多々・・・

共感してくれる人いるかな?

炭鉄港地域にも
実は
ドラマや映画のロケ地やモデルとなった場所が多くあるみたい

いくつか例を挙げていくと…
1999年放送のNHK連続テレビ小説
「すずらん」では、
かつて炭鉱線(沿線の炭鉱から産出される石炭を留萌駅に輸送する役割の路線)も引かれていた
JR北海道旧留萌本線の恵比島駅(沼田町内。現在は廃駅)に隣接する
架空の駅
「明日萌(あしもい)駅」などが
主要なロケ地となっており





2010年に日本テレビ系で放送されたテレビドラマ「Mother」では
室蘭の「港」に従事していた方々が
たくさん住んでいた地区にある小学校だった

「旧絵鞆(えとも)小学校」をはじめとした
室蘭市内の各所がロケ地になっているよ






さらに、2025年春には
HBC北海道のオリジナルドラマ

「三笠のキングとあと数人」が放送予定!

高杉真宙さんと柄本時生さんのW主演で
かつて炭鉱街として栄えた三笠市を舞台にしたドラマとのこと

放送が楽しみだね




他にも炭鉄港地域には数々のロケ地があるけれど
紹介はひとまずここまで

前置きが長くなっちゃったけれど
今回の
#My炭鉄港
炭鉄港地域に存在するとある名作ドラマのロケ地と
その周辺の炭鉄港関連施設に遊びに行ってきました!


#炭鉄港xロケ地 でいってみよ~

とあるドラマのロケ地として紹介するのは

上砂川町歌志内市



というのも、この2市町は
フジテレビ系テレビドラマ「北の国から」でも
知られる脚本家・倉本聰さんが脚本を手がけ
1984年に放送された日本テレビ系ドラマ

「昨日、悲別で」のモデルやロケ地となった市町

夢を追いかけて地元の炭鉱町・
悲別町(上砂川町がモデルの架空の町)から東京に出た若者と
地元に残って働く若者の心の交流を描く
東京と北海道を結んで展開する青春群像劇で
40年前のドラマながらファンが多く
ドラマの2大ロケ地、
「悲別ロマン座」「悲別駅」にはドラマを見た方が
聖地巡礼として今もいらっしゃるとのこと

残念ながら動画配信サービスやビデオ・DVDの取扱がなく
現在は映像として観ることができない作品だけど
書籍の販売はあるみたいだから

気になった方はチェックしてみてね



僕の生まれる前のドラマで
残念ながら観ることはできなかったけど
こんなにも愛されたドラマの聖地が空知にあるということで
上砂川町と歌志内市に行ってみたよ

まず今回のブログでは
上砂川町を紹介するね!
(歌志内市編もお楽しみに)

上砂川町に入って最初に行ったのは、
かみすながわ炭鉱館

ロケ地に赴く前に
悲別町のモデル、上砂川町について勉強します



敢闘像(坑夫の像)越しに見えるのが
かみすながわ炭鉱館(かっこいいけどすっごい逆光)

施設内には、かつて炭鉱のまちとして栄えていた上砂川町の
当時の人々の暮らしや石炭採掘の技術などが展示されているよ

上砂川町にあった
三井砂川炭鉱では
1964年にとある採炭技術を日本で初めて導入しているんだ




それは、水力採炭
その技術は世界的に高く評価され、数々の賞も受賞したようだよ

といっても、どういった点がすごいのかな?

ここで炭鉄港さらっと解説コーナーです!


「採炭」とは石炭を採掘する作業のこと。



採炭方法も色々あって
古くは手堀り(ツルハシを用いて人力で採掘すること)からはじまり
発破採炭(炭壁に穴を開けて爆薬を装填し、爆破して崩して石炭を採掘すること)
カッター(SD)採炭(炭壁を機械的に破砕する重機によって採掘すること)など
多くの採炭方法があるんだけど、どれも危険で大変そう…

でも、水力採炭は、旧ソ連から導入した技術で、
圧力水を噴射することで石炭を破砕し
採炭に利用した水で選炭機まで流送されるので
運搬設備や人が不要なことに加え
炭層が急斜面で採掘しづらいところでも使用できて
さらにガス爆発の心配もないといった
凄く画期的な採炭方法だったんだ






これは炭鉱館の外に設置されていた
水力採炭自動モニターの写真

消防ポンプの10倍以上の水圧で
石炭を破砕し、採炭する機械

上砂川町にはこんなにも先進的な
炭鉱技術があったんだね????

とても勉強になりました


▼かみすながわ炭鉱館の詳細はこちら▼
〒073-0204 空知郡上砂川町本町1丁目1-3
TEL 0125-62-2181(休館日連絡先:0125-62-2223(上砂川町企画課))

開館日
5~10月までの土曜日、日曜日、祝日、お盆
※平日は閉館しているので御注意ください

開館時間
10:00~16:00

入館料
無料



さて、かみすながわ炭鉱館で
上砂川町の歴史や炭鉱について知ったところで
他の施設や悲別駅の紹介と行きたいところだけど
収まりきらないから続きは次回にするね!

次回も上砂川町の炭鉄港めしや炭鉱関係の施設、
悲別駅と盛りだくさんで紹介するのでお楽しみに!


またね



過去の上砂川町の記事はこちら!
・【てつおじさんぽ゜】 ~ 「第10歩 GO MY WAY!!」~ @ 上砂川

⇐前回の記事

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