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サクラの種を植えました!

空知地域の雨竜町、北竜町、深川市内の小学校では、児童が低学年の時に採集したサクラの種を3~6年かけて苗木になるまで育て、自分たちの卒業時に記念植樹する活動を毎年行っています。

今年は、
 6月20日に雨竜小学校(雨竜町)、真竜小学校(北竜町)、
 6月21日に多度志小学校(深川市)、
 6月22日に納内小学校(深川市)、北新小学校(深川市)、
 7月6日に音江小学校(深川市)
 でサクラの種植えが行われました。


今回はこの種植えの様子をご紹介します。

①サクラの実の採集

まず、校内にあるサクラの木からよく熟して黒くなった実を選んで採ります。

【実の採集の様子(納内小学校)】
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採るのは、熟して地面に落ちているものでもOKです。
一人5粒を目安に実を集めます。中には、夢中になって20粒以上、集める子も。

【果実拾いの様子(多度志小学校)】
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【児童が集めた実はこちら】
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この記念植樹の活動は、空知管内の指導林家(森林を育てるプロフェッショナル)の支援で続けられています。

【指導林家から自然界でサクラの木が増える仕組みを学ぶ児童(真竜小学校)】
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②サクラの果肉取り

次に、採った実をタライやバケツの中に入れて、水で果肉を洗い流し、種を取り出します。
洗っているうちに…水や指先が果汁で真っ赤に染まり、児童たちは「血が出た~!」と大騒ぎ。

【果肉取りの様子(北新小学校)】
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その後、取り出した種を新聞紙に並べて乾かします。
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③サクラの種植え

ここからいよいよ、プランタやポット、敷地内の畑に種を植えていきます。
うねをつくって、一粒ずつていねいに…。

【畑への種植えの様子(納内小学校)】
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【ポットへの種植えの様子(雨竜小学校)】
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【プランタへの種植えの様子(北新小学校)】
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④水やり

最後に、交代で水をあげます。
「芽が出ますように!」

【散水の様子(納内小学校)】
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【散水の様子(多度志小学校)】
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これで、サクラの種植え作業、終了です!
順調にいくと翌年の春に芽がでますよ。

大きく成長しますように!!!

こちらは、昨年、先輩たちが植えたサクラの種がこの春に芽を出したものです。
今回、植えた種も元気に発芽するといいですね!
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植えたサクラは、児童たちが6年生になるまで、指導林家の方々が定期的に観察し、必要なお世話をして大切に育てます。

そうして大きく育った苗木を、6年生になったこどもたちは、卒業記念として植樹し、学び舎を巣立っていくのです。

この記念植樹の活動について、指導林家の方からは、

「15年以上続けている活動で、卒業して大人になってから、自分たちが植えたサクラが大きくなっているのを見て喜んでくれる子もいる。」
「毎年、元気な子供たちに会えるのを楽しみにしている。」
とコメントをいただいています。


また、児童からも、
「サクラの実の汁が赤むらさきで驚いた」
「サクラが育つのが楽しみ」
「大きくなったらその桜の下に行って寝てみたい」
などの感想を聞くことができました。


この取り組みを通じて、こどもたちが緑を大切にする心とふるさとへの愛着を強く持ち、将来、地域の自然を守り育てる人になってくれることを期待しています。

【先輩たちが植えたサクラの木(真竜小学校)】
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