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石田さんにラーメン屋をやらせてください【ら~めん あら志】

明円工業など7社からなる明円グループ(明円直志代表取締役社長)の理解と同社社員仲間の温かい応援で4月24日、ら~めん「あら志」(石田和也店長)が、新規オープンした。店長の石田さん(53)は、グループ会社の一つ滝川通運でプロドライバー(乗務員)として大型トラックを運転していたが、「いつかはラーメン店をオープンしたい」という夢を長年持ち続けてきた。独学で20年の歳月をかけて作り上げてきたオリジナルスープを完成させ、社内で振舞った「いしさんラーメン」の味が評判となり、「石田さんにラーメン屋をやらせてください」と若手社員が明円社長に直訴。同社グループとは、まったく畑違いとなるラーメン店の事業だが「社員の夢(自己実現)を会社が応援するというやり方もある」と明円社長が快諾し、この日の開店を迎えた。

店は、ぶーたんの店内を大規模に改装。カウンターと小上がりで約20人が利用できる。店では店長に抜擢された石田さんが、鶏がらをベースに煮込んで完成させた出汁でスープを仕込み、鶏出汁の醤油(750円)、塩(同)、味噌(800円)の3種類のラーメンを提供する。旨みのあるスープと麺の相性もピッタリで、飽きのこない3種類のラーメンに仕上がった。またチャーシュー(200円)やしらがねぎ(150円)、味玉(150円)などのトッピングも可能だ。ラーメンのほかライス(100円)やチャーシューおにぎり(200円)、ミニチャーシュー丼(350円)も。

明円グループでは、「利益が出た場合、全額を社会福祉事業に寄付し、事業の手応えを確信した時点で2号店からは本格的に事業化し、3号店出店に向けての利益を追求する計画。逆に2年連続赤字の場合は、潔く事業から撤退する」(明円社長)としている。矢沢永吉をこよなく愛す石田店長は、「独自に研究を重ねたスープの味には自信があります。昨年亡くなったぶーたんの店主の奥さんの手伝いをいただき、だれからも末永く愛されるお店をめざし、心を込めた珠玉の一杯(ラーメン)を提供します」と決意を語る。

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