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【 てつこの部屋 】 ~ VOL12 倍返しするから~

♦準備が楽しい


休みの前日の夜って
いくつになってもウキウキしますよね。

どんなに面倒な準備も
明日の行事を考えながらの作業は格別。

綿密に計算して
沼田への遠征を企てた私は

遅ればせながらのタイヤ交換を敢行。

学生時代にソフトボールをやっていたので
そこそこ力はある方ですが

それでも女子にとって
タイヤ交換は重労働。

気合いを入れること1時間。

作業を終えたわたしは

あかぎれする手に
ハンドクリームをすり込みつつ

沼田町の構成文化財
クラウス15号蒸気機関車との出会いを
考えながら眠りについた。

 

♦沼田町が遅くなった理由

沼田町は北海道のほぼ中央。

空知北部といえど
最寄りの都市は旭川であり、

私が住む岩見沢からだと
車で90分はかかる道のりだ。

いや、そこは早く行っておくべきだったろう。
雪の降り始めるこの時期じゃないだろう。

そのご指摘、
ごもっとも。

ではなぜ今か。
・
・
・
ここ沼田は言わずとしれた
ホタルの里である。


オートキャンプ場に泊まって

夜はロマンティックに

ワインとかちょびちょび飲みながら

吉沢亮似の彼氏と
神秘的なホタルを観賞・・・

もしかすると

そういう夏が
来るかもしれないと思っていた。

急いで女子ひとり
蛍の光を見に行くこともないだろうと。


7月が最も見頃のホタルだが、

なんなら8月まで鑑賞できると
下調べまでしていた。
・
・
・
そして気づくとホタルの時期は
とっくに終わっていた。


 

♦嫌な予感

沼田町が遅くなった背景には
悲しいエピソードがあったわけですが、

気を取り直しての沼田である。


・・・なのだが、
今回の旅は嫌な予感がしていた。

タイヤ交換を終えた前日、

冷えた体を温めようと
三笠の温泉へ向かったが

新型コロナの影響により
時短営業中で入れず。


休日の朝は
家の隣にあるセブンイレブンで
ハム&チーズのブリトーを買うのが
ルーティンなのだが、

なぜかハム&チーズだけが売り切れ。


そんな日もあるだろうと
沼田へ向けて出発した瞬間に
小雨→大雨。

オッケー、オッケー。

ぜんぜん大丈夫だから。


わたし、絶対に行くって決めたから。(怒)


 

♦のぞき見る

「米どころ」として有名な沼田ですが、

前回ご紹介した美唄と同様、

ここ沼田も
もともとは炭鉱で栄えた街のひとつ。

石炭を積み出す留萌港が近いという
好条件もあり

当時、一帯の炭鉱を経営していた
安川、浅野、三井などの財閥によって

昭和3年
私鉄となる留萌鉄道も設置されました。


ここ沼田で登録されている
炭鉄港構成文化財は
その留萌鉄道にて活躍していた


クラウス15号蒸気機関車


 
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明治22年にドイツ・クラウス社で
製造された蒸気機関車であり、

日本で現存する
最古の小型蒸気機関車。


九州鉄道に輸入され、
日本国有鉄道、東京横浜電鉄と
長い旅路を渡り歩いた後、

昭和6年に留萌鉄道へ譲渡され
石炭運搬に活躍。

更に
明治昭和鉱業所の貨物専用線で
石炭貨車運搬用として
昭和42年まで稼働しました。

と、


ええ・・・もうお分かりでしょう、、


実際の当日の写真はこちら・・・。
IMG-1098.jpg
本来は、この奥にみえる車庫から
レールに沿って出庫してるはずの
クラウスがいない・・。
 
そうなんです。

カードが売り切れになっていたのは
ほろしん温泉さまに電話して
事前に把握していたのですが、


肝心のクラウスも
展示期間が10月末で終了・・。


なんとか激写できないか
窓をのぞき込むと
横顔だけは見ることができましたが、

窓越しでは
その肌艶感が伝わらず(悲)

 
IMG-1106.jpg

全長8メートルと、蒸気機関車としては
小ぶりなその車体も珍しいのですが

この沼田クラウスは
手入れの良さに関しても
鉄道ファンの中で有名なんです。

ゴリゴリに黒光ったボディを見たかった・・・

 

♦課題は見つかった

わたしも大人だ。

なんでも不運のせいに
すべきでないだろう。

こういうご時世、
温泉の営業時間くらいは
調べるべきだったし、

ブリトーもそんなに好きなら
前の日に買っておけと。

吉沢亮似の彼氏はさておき、

計画的に準備をすすめておけば
ホタルもクラウスも見ることができたはず。

クラウスは
毎年GW頃に展示を開始するらしいので

来年こそはホタル&クラウスの
ダブルでお返ししてもらいますよ!

 

♦炭鉄港女子

沼田から戻ったわたしは
予定していた休日の時間を持て余し、


この旅を通じて集めた
炭鉄港パンフを眺めていた。
・
・
・
(うん。やっぱり気になる!)

この方に会いたい気持ちがおさまらない。

ずっとお話してみたいと思っていた女性。
 
IMG-1164.jpg


まだまだ炭鉄港女子を名乗るには
ほど遠いわたしだが、


ここ半年、彼氏もつくらず(←)
カード集めに情熱を注いできた。


そして、この旅を通じて
様々な発見や出会いがあった。



この方に会って話を聞けたら、
また違う世界が目の前に広がる・・

そんな気がしていた。



人見知りのわたしだが
炭鉄港に関してはノーリミット。



意を決したわたしは
赤平炭鉱ガイダンス施設を検索。



「突然すみません!」

「大倉加奈さん、いらっしゃいますか?!」



 
To be continued......
 

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