砂川市「はじめぱん」小さなパン屋の大きな夢
更新日2023.02.09
北海道・中空知エリアの砂川市を南北に貫く国道12号沿い。お菓子屋さんが立ち並び「すながわスイートロード」の愛称で親しまれている市街地の一角に、小さなパン屋さんがオープンしました!
6畳ほどのこぢんまりとした店内にはパンの香りがあふれ、クロワッサンやりんごのパイのほか、マンゴーやオレンジピールを使ったオリジナルのフルーツパンなどが日替わりで並びます。そんな店の名前は「はじめぱん」です。
6畳ほどのこぢんまりとした店内にはパンの香りがあふれ、クロワッサンやりんごのパイのほか、マンゴーやオレンジピールを使ったオリジナルのフルーツパンなどが日替わりで並びます。そんな店の名前は「はじめぱん」です。
この店を一人で営むのは、函館市出身の岩島一(はじめ)さん(31)。岩島さんはプロ野球独立リーグ・北海道ベースボールリーグに所属する「すながわリバーズ(本拠地:砂川市)」の選手でもあります。
野球から開けたパン屋開業への道
小学3年生のころから野球に打ち込んできた岩島さんは、高校で野球に一区切りをつけ道内の大学へ進学しました。
しかし、本当に自分のやりたいことを求めて中退。そのうち「野球に対して何かを出し切れていない」という自身の気持ちと向き合い、プロ野球選手を夢見る若者の育成に取り組む団体「北海道ベースボールアカデミー」に所属することに。
そこでアルバイトとして勤めた地元の店で、はじめてパンづくりに出会い、野球とパンづくりの修行を重ねていきます。
岩島さんはアカデミーを卒業後、美唄ブラックダイヤモンズや士別サムライブレイズといった、道内の独立リーグに所属するプロ野球チームでプレーを続け、2022年からは砂川市に本拠地を置く「すながわリバーズ」に加入します。
他の選手は市内の企業などで働きながらチームに参加していますが、岩島さんは「自分が人を喜ばせられるとしたらパンしかない」と、砂川市街の空き店舗で「はじめぱん」をオープンさせます。
ここから、パン屋と野球選手という二足のわらじを履く生活がはじまりました。
しかし、本当に自分のやりたいことを求めて中退。そのうち「野球に対して何かを出し切れていない」という自身の気持ちと向き合い、プロ野球選手を夢見る若者の育成に取り組む団体「北海道ベースボールアカデミー」に所属することに。
そこでアルバイトとして勤めた地元の店で、はじめてパンづくりに出会い、野球とパンづくりの修行を重ねていきます。
岩島さんはアカデミーを卒業後、美唄ブラックダイヤモンズや士別サムライブレイズといった、道内の独立リーグに所属するプロ野球チームでプレーを続け、2022年からは砂川市に本拠地を置く「すながわリバーズ」に加入します。
他の選手は市内の企業などで働きながらチームに参加していますが、岩島さんは「自分が人を喜ばせられるとしたらパンしかない」と、砂川市街の空き店舗で「はじめぱん」をオープンさせます。
ここから、パン屋と野球選手という二足のわらじを履く生活がはじまりました。
平日、週4日はチームの練習、週末はほとんど試合という日々。加えて、早い時には深夜2時頃からパンの仕込みをして200個近くのパンを一人で焼くという、自身でも「とんでもない」と振り返る暮らしでした。開店当初は店の営業が忙しく、練習や試合に出られないことへ歯がゆさも感じていたといいますが、遅れて練習に行った時もチームメイトは温かく迎え入れてくれたといいます。
そしてチームの後輩との交流の中で、自身が苦手としてきた球の投げ方が磨かれていくうちに気づいたのが、「俺はずっと投げ方が知りたかったんだ」ということ。
すると、心にひっかかっていた「(自分は)どこか、出し切れていない部分がある」という思いが晴れ、野球については後進に道を譲る決断をすると同時に、これからはパン屋に軸足を置いて地域との関わりを深めていこう、と考えるにいたりました。
そしてチームの後輩との交流の中で、自身が苦手としてきた球の投げ方が磨かれていくうちに気づいたのが、「俺はずっと投げ方が知りたかったんだ」ということ。
すると、心にひっかかっていた「(自分は)どこか、出し切れていない部分がある」という思いが晴れ、野球については後進に道を譲る決断をすると同時に、これからはパン屋に軸足を置いて地域との関わりを深めていこう、と考えるにいたりました。
「北海道で一番おいしい」を目指して
この店の人気商品は、水を使わず牛乳で練った生地にワインで漬け込んだブドウをたっぷりと入れた「ぶどうみるく食パン」。
モチモチとした食感にブドウがアクセントとなり、何もつけずに味わいたい一品。年配の方を中心にリピーター続出で、レーズンが苦手な人にも人気だといいます。
モチモチとした食感にブドウがアクセントとなり、何もつけずに味わいたい一品。年配の方を中心にリピーター続出で、レーズンが苦手な人にも人気だといいます。
そしてそのシンプルさゆえに難しいのがクロワッサン。
マーガリンを一切使わず、道産バターをたっぷり使用して焼きあげるクロワッサンは、バターの香りがしっかりと感じられます。特に焼きたてのクロワッサンの美味しさは、作っている岩島さん自身も驚くほどだとか。
生地の配合や焼き加減を日々研究し、目標は「北海道で一番おいしいクロワッサンを提供すること」。
野球にもパン作りにも一切妥協は見せない岩島さん。
目標に向かって、今日もパン作りに励んでいます。
マーガリンを一切使わず、道産バターをたっぷり使用して焼きあげるクロワッサンは、バターの香りがしっかりと感じられます。特に焼きたてのクロワッサンの美味しさは、作っている岩島さん自身も驚くほどだとか。
生地の配合や焼き加減を日々研究し、目標は「北海道で一番おいしいクロワッサンを提供すること」。
野球にもパン作りにも一切妥協は見せない岩島さん。
目標に向かって、今日もパン作りに励んでいます。
【はじめぱん】
住 所:砂川市東1条南2丁目1-12
(国道12号沿い ショッピングプラザ AiAi南側)
電 話:070-8382-5728(取り置き・配達 応相談)
営業時間:10:00~16:00(売り切れ次第終了)
定 休 日:水曜日(不定休あり・Instagramで確認)
駐 車 場:AiAi北側の「砂川市買物駐車場」を利用可
Instagram https://www.instagram.com/hajimepan/?hl=ja
※お支払いの際には、PayPay・LINEPay・楽天ペイ・メルペイが利用可
住 所:砂川市東1条南2丁目1-12
(国道12号沿い ショッピングプラザ AiAi南側)
電 話:070-8382-5728(取り置き・配達 応相談)
営業時間:10:00~16:00(売り切れ次第終了)
定 休 日:水曜日(不定休あり・Instagramで確認)
駐 車 場:AiAi北側の「砂川市買物駐車場」を利用可
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