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上砂川町・デ・ビュー～小樽商科大学生流上砂川町の歩き方～

八幡柚衣

更新日2018.08.16

上砂川町

こんにちは！先週の北竜町に続き2回目の登場になります、小樽商科大学から来たインターンシップ生の八幡柚衣です。

北竜町の次は、札幌から車で約1時間20分のところにある上砂川町に行ってきました。行く前は、上砂川町は一体どんな町なのだろうと期待と不安を抱いていたのですが、そんな不安はすぐになくなり、素敵な時間を過ごすことができました。

上砂川岳温泉　パンケの湯

最初は、上砂川岳温泉パンケの湯に行ってきました。
残念ながら温泉に入ることはできなかったのですが…パンケの湯の魅力を紹介したいと思います！

オススメポイント１　効能がすごい

温泉施設のそばから湧き出る源泉は「美人の湯」と言われるほどの美肌効果の持ち主。それに加えて関節痛や冷え性、疲労回復など全部で17種類の効能があります。美肌になって体の調子を整えてくれるなんて良いことづくしですね。

なんと！毎月８のつく日は、入館料大人500円が250円、小人300円が150円と半額になります！お得に入れる機会をお見逃しなく！

オススメポイント２　アカシ食堂のソースカツ丼が食べられる
温泉の中にあるレストランパンケでは、今は無きアカシ食堂のソースカツ丼を味わうことができます。上砂川町民や炭鉱マンが愛してやまなかった懐かしの味をぜひ堪能してみてください。

オススメポイント３　ニジマス燻製醤油を手に入れることができる

ニジマス燻製醤油は上砂川町の特産品なのですが、これを購入できるのはパンケの湯だけ！貴重なのでぜひお手に取ってみてください。

お腹も心も満たしてくれること間違いなし！パンケの湯の入り口に空知スタンプラリーのスタンプ台もあるので、スタンプを集めるついでにパンケの湯で一休みしてみてはいかがでしょうか。

無心になれるベストスポット

パンケの湯を後にして次に向かったのは、旧三井砂川炭鉱中央立坑。漢字ばかりで全然頭に入ってこないですね…

この旧三井砂川炭鉱中央立坑は上砂川町に炭鉱が存在した証の1つで、町のシンボルとなっています。ドーンとした佇まいで凛々しい印象を与える一方、どこか寂しさを感じさせる櫓(やぐら)。その姿に胸が打たれます。

何も考えずに櫓を見つめるという『無』の時間を過ごしてみるのがオススメです。

ただの山ではありません

上砂川町に炭鉱が存在した証をもう1つ紹介します。

ズリ山です。
鉱山で採掘された鉱石のうち、資源として使えず廃棄する岩石などの部分を捨石、俗称でズリといいます。このズリを積み上げていくとやがて山が出来上がります。こうしてできた山をズリ山と呼びます（Wikipedia「ボタ山」より）。

近寄ることはできないのですが、自然発火して煙が上がっているのを見ることができます。木が生い茂っていて見づらいので、冬場に見に行くのがオススメです！

『ひべつ』ではなく『かなしべつ』

なんともくもり空が似合う…悲別駅という名前と絶妙にマッチしていますね。くもり空が似合う駅、ナンバーワンかもしれません。

この駅は石炭を輸送するのに重要な役割を担っていました。役目を果たしたあとは、1984年に放送されたテレビドラマ「昨日、悲別で」のロケ地として使われました。

今の10代20代の方はこのドラマを知らない人がほとんどかもしれませんが、ヤフーで「昨日、」と入力するだけでトップに出てくるほど有名なドラマです！！！

中に入ることができ、撮影当時の写真やセットで使われた椅子などが置かれています。役者さんになりきって写真を撮ってみるのもいいかもしれませんね。

アットホームなまちの駅

最後はオシャレな外観が印象的な『まちの駅ふらっと』におじゃましました。

ここではヨガ講座やツボ講座など様々な講座を受けたり、カフェでお茶したりすることができます。おじゃました時もちょうどヨガ講座が開かれていて、ゆったりとした音楽に合わせておばあちゃんたちがヨガを楽しんでいました！

カフェではスパゲティやチャーハンなどの軽食やコーヒーなどの飲み物をいただくことができます。私は石炭パフェを、同行した先輩は石炭たこ焼きをいただきました。

竹炭パウダーで真っ黒に染められていて、見た目はたこ焼き感皆無。ですが、お味は120点満点！食べると心も体もホカホカあったまります。
石炭をモチーフに作られた上砂川町の新名物、ぜひ食べてみてください。

また、まちの駅ふらっとでは上砂川町の地域おこし協力隊の皆さんが素敵な笑顔で迎えてくれます。今回地域おこし協力隊の笠井さん、大場さん、千葉さんに上砂川町の魅力を教えていただきました。

上砂川町の魅力は…
・水がおいしい
・人が優しい
・地域コミュニティがしっかりしている

笠井さんは、家の上に住んでいる方からおでんをもらったことがあるそうです。最近はそのようなご近所づきあいが珍しいものとなり、近所の人と接する機会が少なくなっています。ですが、今回まちの駅ふらっとを訪れて、お茶をしながら他愛もないお話をしたり、一緒にヨガを楽しんだりしている方々の姿を見て上砂川町の方々のつながりの強さを感じました。上砂川町は、人の温もりを感じることができる素敵な町なのだと実感しました。

お忙しい中、お話を聞かせていただいた笠井さん、大場さん、千葉さんありがとうございました。