【 てつこの部屋 】 ~ VOL13 石炭の倉~
更新日2020.12.17
♦爆裂猛進
疑問があるとどんなに眠くても即ググり、
食べたくなったものがあれば
どんな遅い時間でも食べる。
衝動をおさえられないいのしし年の
わたしはまさに猪突猛進型。
炭鉄港女子*大倉加奈さんにどうしようもなく
会いたくなってしまったわたしには、
赤平市炭鉱ガイダンス施設に
電話をかけるほかなかった。
☎
わたし「突然すみません!
大倉加奈さん、いらっしゃいますか!?」
??「…!?わたしが大倉です!」
わたし「あの…わたし、炭鉄港のこともっと知りたくて…
大倉さんに会いたいんですが、
あした会えませんか??」
大倉「随分急ですね!!(笑)
ごめんなさい、明日は用事があって…」
わたし「そうですか…」
大倉「でも!もしお時間があれば、
赤平市の隣、
芦別市に行ってみては?
芦別なら炭鉄港のことも勉強になりますよ!
明日、“星槎大学”で待っててください♪」
食べたくなったものがあれば
どんな遅い時間でも食べる。
衝動をおさえられないいのしし年の
わたしはまさに猪突猛進型。
炭鉄港女子*大倉加奈さんにどうしようもなく
会いたくなってしまったわたしには、
赤平市炭鉱ガイダンス施設に
電話をかけるほかなかった。
☎
わたし「突然すみません!
大倉加奈さん、いらっしゃいますか!?」
??「…!?わたしが大倉です!」
わたし「あの…わたし、炭鉄港のこともっと知りたくて…
大倉さんに会いたいんですが、
あした会えませんか??」
大倉「随分急ですね!!(笑)
ごめんなさい、明日は用事があって…」
わたし「そうですか…」
大倉「でも!もしお時間があれば、
赤平市の隣、
芦別市に行ってみては?
芦別なら炭鉄港のことも勉強になりますよ!
明日、“星槎大学”で待っててください♪」
♦素敵なまなびや
??「てつこさんですね??
大倉さんから聞いてますよ!
さあ、中へどうぞ!!」
星槎大学に着いてすぐ、
校舎の中から声を掛けてくれたのは、
山口さんという方だった。
普段は星の降る里百年記念館で
展示解説などをしているそうだ。
大倉さんから、
わたしのために星槎大学内部を
案内するよう依頼され、
特別に許可してくれたという。
そもそも星槎大学とは、
1954年(昭和28年)に
頼城小学校として建設された校舎。
炭鉱で賑わった芦別の子どもたちの
まなびやであったが、
石炭産業の衰退を経て、
2002年(平成14年)に閉校。
2004年(平成16年)から星槎大学が
芦別キャンパスとして
この校舎を使用していたが
最近は使用していない。
そのため、
普段は外観のみしか
観覧できないこの校舎。
それが急に中に案内された。
非常に胸熱な展開である。
最初に案内されたのは体育館。
大倉さんから聞いてますよ!
さあ、中へどうぞ!!」
星槎大学に着いてすぐ、
校舎の中から声を掛けてくれたのは、
山口さんという方だった。
普段は星の降る里百年記念館で
展示解説などをしているそうだ。
大倉さんから、
わたしのために星槎大学内部を
案内するよう依頼され、
特別に許可してくれたという。
そもそも星槎大学とは、
1954年(昭和28年)に
頼城小学校として建設された校舎。
炭鉱で賑わった芦別の子どもたちの
まなびやであったが、
石炭産業の衰退を経て、
2002年(平成14年)に閉校。
2004年(平成16年)から星槎大学が
芦別キャンパスとして
この校舎を使用していたが
最近は使用していない。
そのため、
普段は外観のみしか
観覧できないこの校舎。
それが急に中に案内された。
非常に胸熱な展開である。
最初に案内されたのは体育館。
先日行ったアルテピアッツァ美唄にある
栄小学校の体育館とは雰囲気がだいぶ違う。
◇美唄編はこちらを参照◇
前編(Vol10 ~てつこ、泣く。~)
後編(Vol11 ~残すということ~)
ここ、頼城地区には
1944年(昭和19年)に、
三井芦別炭鉱第二坑が開坑。
頼城小学校はその麓にある学校。
きれいに積み重なった屋根の骨組みは、
木骨トラス構造という技術で、
中柱を使わずに頑丈な造りにするもの。
幾何学的な形状美にみとれていると、
なにか書いてあるのを発見。
栄小学校の体育館とは雰囲気がだいぶ違う。
◇美唄編はこちらを参照◇
前編(Vol10 ~てつこ、泣く。~)
後編(Vol11 ~残すということ~)
ここ、頼城地区には
1944年(昭和19年)に、
三井芦別炭鉱第二坑が開坑。
頼城小学校はその麓にある学校。
きれいに積み重なった屋根の骨組みは、
木骨トラス構造という技術で、
中柱を使わずに頑丈な造りにするもの。
幾何学的な形状美にみとれていると、
なにか書いてあるのを発見。
わたし「緑町4,旭町5…?」
山口「それは、頼城地区の町名だよ。
集団下校用に作ったのかな~」
大雪のため集団下校。
ほっぺを真っ赤にして
自分の地区看板に沿って並ぶ
子どもたちの顔が浮かんできた。
♦なが~~~いろうか
「次はここから見える校舎部分をご案内します!」
体育館と別棟の校舎を繋ぐ
通路から見える校舎は、
圧倒的な長さであった。
真っ白な雪に、赤茶色のレンガも
とても映えている。
この校舎は1954年(昭和29年)に
火災で全焼したが、
三井鉱山(株)により
翌年には再建築された。
石炭産業の動向に伴って
児童はどんどん増えていき、
ピーク時には41学級に到達。
教室は36室あったが、一度に全児童が
校舎に入らず、栄小学校と同様、
入替え制で授業をしていたそう。
「ここを曲がるとろうかですよ~」
デデーーーーーーーン!!
ろうかながっ!!
「ここが校舎で一番長いろうかで、
106mあります。
よ~くみると、若干曲がっているのが
わかりますか?
これは建設当時、直線だと
裏山の森林鉄道の敷地と
ぶつかってしまい、回避するために
少し曲げたそうです。
図面で見るとわかりやすいですよ!」
「ここが校舎で一番長いろうかで、
106mあります。
よ~くみると、若干曲がっているのが
わかりますか?
これは建設当時、直線だと
裏山の森林鉄道の敷地と
ぶつかってしまい、回避するために
少し曲げたそうです。
図面で見るとわかりやすいですよ!」
お~~~~~~!!
思ったより曲がってる~~~~~~~~!笑
♦あのときのままの風景
たっぷりと星槎大学を堪能し、
山口さんへお礼と別れを告げた。
時間はまだお昼前。
この近くにもう一つあるという
構成文化財へ向かった。
山口さんへお礼と別れを告げた。
時間はまだお昼前。
この近くにもう一つあるという
構成文化財へ向かった。
【旧三井芦別鉄道 炭山川橋梁】
1945年(昭和20年)に竣工。
西芦別-頼城間(5km)で石炭を運ぶ
三井鉱山(株)専用鉄道の橋梁。
現在はディーゼル機関車と
石炭専用貨車が展示されている。
夏場は機関車の近くにいける。
しかし、冬場は…
1945年(昭和20年)に竣工。
西芦別-頼城間(5km)で石炭を運ぶ
三井鉱山(株)専用鉄道の橋梁。
現在はディーゼル機関車と
石炭専用貨車が展示されている。
夏場は機関車の近くにいける。
しかし、冬場は…
このとおりである。
私が甘かった。
「夏場、必ず会いに行くからね、
ディーゼルちゃ~ん(泣)」
♦おまけ
せっかくなので
炭鉄港カードの回収もすることに。
旧三井芦別鉄道炭山川橋梁の
配布場所は、
星の降る里百年記念館。
炭鉄港カードの回収もすることに。
旧三井芦別鉄道炭山川橋梁の
配布場所は、
星の降る里百年記念館。
降雪具合に気をとられ
いつものおしゃれなカードの
写真は撮りそびれました。。。
星槎大学の配布場所は、
星の降る里百年記念館の隣にある
道の駅 スタープラザ芦別。
が、しかし、
ここはすでに配布終了してます…
いつものおしゃれなカードの
写真は撮りそびれました。。。
星槎大学の配布場所は、
星の降る里百年記念館の隣にある
道の駅 スタープラザ芦別。
が、しかし、
ここはすでに配布終了してます…
カードの代わりにランチをと、
2階レストラン「ラ・フルール」へ。
目についたのは、
ガタタン。
炭鉄港パンフレットで見たことがある。
ガタタンとは、もともと具沢山で
少しとろみのついた塩味の
中華風スープのことらしい。
炭鉱マンの間で流行し、
芦別のご当地料理として定着した。
店によってこのスープを
ラーメンやチャーハンなどにアレンジし、
バリエーションが豊富なようだ。
ガタタンとは、もともと具沢山で
少しとろみのついた塩味の
中華風スープのことらしい。
炭鉱マンの間で流行し、
芦別のご当地料理として定着した。
店によってこのスープを
ラーメンやチャーハンなどにアレンジし、
バリエーションが豊富なようだ。
わたしはガタタンやきそばを注文。
この特別な中華風スープを口にして、
歌わずにはいられなかった。
あったかいんだから~♪
ガタタンでほかほかになった心。
わたしはその高揚感に任せ、
炭鉄港女子*大倉さんのいる
赤平市炭鉱ガイダンス施設に
もう一度電話をかけた……
To be continued......
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