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【ソラチコーヒー 3杯目】 アイスでソラチコーヒー

8月の残暑と+マスクの着用で例年以上に蒸し暑く感じた今年の北海道の夏でしたが、お彼岸も過ぎ涼しくなってきましたね。
空知はこれから新米や果物など秋の味覚が盛り沢山の季節!まさに、お出かけのベストシーズンです。


ソラチコーヒーの3回目は、そんな「ちょっと空知に出かけてみようか」にピッタリの“超お手軽”アイスコーヒーを楽しみたいと思います。誰でも手軽に楽しめるコーヒーもソラチコーヒーですからね(^^)

極上の1杯目はお手軽アイスコーヒー

アイスコーヒーとのお出かけには、お出かけ前の仕込みが大切です。
といっても超かんたん。
まず、お気に入りのサーモボトルを用意します。

私はその日の1杯目を大切に味わいたいので、200mlのミニマムサイズにしました。

最近ネットで、「1杯目のコーヒーが脳に及ぼす影響」を脳神経科学が証明…という記事を読みました。日に何度か飲むコーヒーのうち、1杯目のコーヒーが必ずその日のベストになるという方、多いのではないでしょうか?

「飲もうかなー」と思うだけでまず分泌されるドーパミン。「やる気のもと」になる脳内物質と言われています。さらに、コーヒーを淹れたり、お気に入りのカフェに行くために車を運転したりといった脳への信号により、さらに多くのドーパミンが分泌されるそうです。そしてコーヒーの香りを嗅ぐことによる脳への刺激、コーヒーを飲むことで体に素早く吸収されるカフェインにより神経が覚醒し、学習と記憶の能力を高めるグルタミン酸が分泌されるそうです。

しかし2杯目、3杯目となるとこの効果は薄れるので、1杯目を飲むタイミングは、その日の自分をピークに持っていきたいときがベストだそうです。(実はこの記事も1杯目を飲みながら…)
 
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ということで、大切な1杯分のコーヒーをボトルにつくりますが、超簡単なツーステップ!
  1. 市販のドリップバッグを封を切らずにそのままボトルに入れる
  2. 水と氷を後から入れる
以上で準備完了です。

お出かけ前の1分でできるこの準備なら、めんどくさがり屋の私でもやる気になります(汗)。
ボトルの中で大体3~4時間くらいのんびり水出しで抽出されて、お昼頃には飲み頃のアイスコーヒーが出来上がります。ちなみに、ドリップバッグについているドリップ用の紙の脚の部分はカットしてからボトルに入れたほうが邪魔になりません。

アイスコーヒーの淹れ方としては王道から外れるかもしれませんが、手軽さと水出しによる雑味の少ないクリアな味にはハマりますよ~。

ドリップバッグは雪町コーヒー

ドリップバッグは過去にも紹介した沼田町の「雪町コーヒー」を使いました。
「あっ!これたべよっ【雪町コーヒー】」の記事へ

アラビカ生豆を雪室貯蔵で1500時間熟成させたとてもマイルドな味わいのコーヒーです。札幌駅の土産店などでも気軽に購入できます。
 
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ホットで淹れてもとてもマイルドで飲みやすいので、ゆっくり水出しすれば、雑味も出ず、さらにすっきりした味わいになるでしょう。

ドリップバッグは本来ホット用なのかもしれませんが、水出しアイスでも全然いけますので、ホットとの違いを飲み比べてみるのもオススメです。
毎回豆から挽くのは面倒だし、このようにアイスに使うこともできるし、軽くてかさばらないから旅先で気軽に飲んだり、お土産用に買ったりと、ドリップバッグ活用の幅は広いので便利です。バックパッカーやバイク・自転車旅の方にもベストマッチですね。

ソラチコーヒーとスローな旅へ

本日のソラチコーヒーの仕込みは以上で完了!
せっかくなので、春から気になっていた空知のとある場所まで行って味わいたいと思います。

…コーヒーを飲むから旅に出るのか、お出かけのついでにおいしいコーヒーがあるのか?!
まあどちらもアリなんだろうと思いますが、今日はソラチコーヒーを美味しく飲むためのスローな旅としましょうか。
 
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空知の青空の下で極上の1杯を味わいたかったので、滝川市の丸加高原展望台に来てみました。

青空の下、手前の牧場やゴルフコースの緑と、遠景には稲穂が黄金色に色づき始めた石狩川沿いの田園地帯、さらにその先には暑寒別連峰と、絶景のパノラマを見下ろしながらのソラチコーヒーは格別です。
残暑が厳しい日だったので、キンキンに冷えたアイスはぴったりでした。予想どおり雪町コーヒーのマイルドさはそのままに、ゴクゴクと一気に飲み干せるスッキリ感!
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滝川といえば、初夏に咲く菜の花が有名で作付面積は日本一。
ちょうど今年の5月、菜の花が満開の時に来て絶景を楽しんだのですが、初秋のこの季節、色づき始めた稲穂の黄金色もそれに負けないくらい綺麗だと思いませんか?
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北海道一の米どころ空知の黄金色は、地元の人には秋の当たり前の光景かもしれませんが、見渡す限りの黄金色は、空知が自慢できるプレミアムな絶景の一つだと思います。

そして、ゆる~く下る

初秋の絶景とソラチコーヒーを楽しんだ後は、展望台から自転車でゆる~く下ります。折り畳み自転車を車に積み込んできたので、重力に逆らわず、下りだけ楽しみます。

実は、春に菜の花を見に来た時、菜の花畑から国道12号線、さらには石狩川流域の田園風景に向かってずっーーーと続く、気持ちよさそうな下り坂を見つけて、「これは自転車で下りたい」とずっと思っていました。
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春とはまた違った絶景を楽しむため、同じ場所に季節を変えてリピートする。これもソラチコーヒー流の旅の醍醐味かもしれませんね。次は真冬の景色も、温かいソラチコーヒーとともに見に来たくなりました。…さすがに自転車は難しいかもしれないけれど。

自転車の旅は、風を感じながら車のスピードでは見過ごしがちなものを発見できたり、歩くよりは長い距離をスピーディーに移動できたりと、広い北海道にあっても、他の手段とうまく併用すれば、旅の目線をより楽しく変化させることができます。

さらに折りたたみ自転車にすれば、車に積んで旅先で使ったり、電車で輪行して遠くの駅からサイクリングに出かけたりといった楽しみ方が可能です。太ももパンパンなサイクルウェアに身を包み、上りもガンガン攻めるような本格ツーリングはちょっと苦手…という皆さんにも、こんな自転車旅なら自分のペースで楽しめるのではないでしょうか。

ただし、左側通行の原則や車・歩行者などの安全への配慮、迷惑にならない駐輪など、マナーを守ってこその楽しさですのでお忘れなく!

出会いと発見の自転車旅

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そんな気持ちいい下り坂をゆる~く下っていると、防風林に囲まれたりんご畑が点在しているエリアがありました。あとで立ち寄る道の駅では、その名も「空知早生」という品種も並んでいて、この一帯はリンゴ栽培が盛んなようです。
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その中でもひときわ目立つワイン用のぶどうらしき畑を見つけました。

ワイン産地として空知は注目のエリアですが、滝川にワインのイメージはありませんでした。それもそのはず、この江部乙地区に移住された方がワイン用ぶどうを栽培し、2019年からワインを出荷し始めたばかりだそうです。昨年は数量限定だったようですが、今年のワインができたら是非飲んでみたいですね。

滝川のワイン、これからが楽しみです。
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自転車下りの最後に「笑う狛犬」で有名な江部乙神社に立ち寄りました。
笑っているほうの狛犬の姿が注目されがちですが、左右の狛犬一対で見るとなかなか面白いことが分かりました。

もともと狛犬は「阿吽(あうん)」の一対のもので、阿吽とは口元の形のことを言い、口を開いているほうが「阿(あ)」、閉じているほうが「吽(うん)」なんだそうです。どちらがオス、メスかで諸説あり決まりはないそうですが、この江部乙神社では、笑って口を開けているほうがメスで、口を閉じているほう(こちらも実は微笑んではいるそうですが)がオスとのこと。

そういう見方で、狛犬を見比べると…笑っているメスのほう(写真右下)は背中から腰にかけてのカーブが女性的で、オス(写真左下)のほうはガッチリ男性的。
そのほかにもオス・メスを意識して作られている体の箇所がいろいろありました。笑う狛犬は後ろから見るべし!です。


なんでこんなに詳しく分かったか…、実は私は狛犬研究家…ではなく、たまたまお会いできた神主さんの奥様からお話を聞けたからです。まさに阿吽の呼吸、ありがとうございました。

そんな偶然の人との出会いも、自転車をのんびり漕いでいると多くあったり、自転車のスピードだとチャンスを逃さないような気がします。それが自転車旅の不思議な魅力の一つです。
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自分のリズムに合ったスピードで、新しい発見を探しにお出かけ。そんな旅のお供に楽しむ―それもソラチコーヒー

気持ちいい秋空の下、爽やかな風を感じながら、お手軽なアイスコーヒーをお供に空知を楽しみながら、今度は違う季節の再訪も思い浮かべてみてはいかがでしょうか。

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