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#My炭鉄港 ~第9回 炭鉱(ヤマ)の人々が生きた跡~

♪~
奈井江の次の砂川に
おかるゝ三井の木工場
ここは名高き歌志内
炭山ゆきの別れ道


(鉄道唱歌/北海道篇
北の卷11番)


やっほ~
小室ろーだちゃんだよ
歌う小室ろーだちゃん
いきなり歌ってごめんね。
だってあまりにも嬉しくて……

そう、この鉄道唱歌で
「ここは名高き歌志内」
と歌われている歌志内市が

炭鉄港推進協議会に
入会しました!!!

(ドンドンパフパフ)

これからの炭鉄港に
ますます期待だねっ!



さーて本題に入るね

ろーだちゃん、
ある日SNSを見ていて
見つけました。

投稿者は、
岩見沢市栗沢町美流渡にある
お花屋さん
「カンガルーファクトリー」さん。

カンガルーファクトリーの
過去記事は こちら

投稿にはきれいなスイセンの
写真と共に、
こう書かれていた。

「人家のあった跡に
咲くスイセン。
炭鉱時代の遺産。」

そうか……

今は建物もまばらなこの地区も、
かつて炭鉱で賑わっていた。
そこに住んだ人々が
植えたスイセンが野生化して
人がいなくなっても
そこに咲いてるんだ。

これが「遺産」じゃなくて
なんだろうか。

感銘を受けたろーだちゃんは
いても立っても居られず
雨の中、美流渡へ

カンガルーファクトリーの
ガーデンのそばに
そのスイセンはありました。

雑草の中に咲くスイセン

雑草の中に咲くスイセン


炭鉱(ヤマ)の人々の手で植えられ
その人々が去ったあとも、
毎年ここで咲きながら
静かに歴史を伝える。
そんなスイセンの姿が
そこには残っていた……



そしてまた、別のある日……
ろーだちゃん今度は本を読んでて
こんな一節を発見
 
美唄川の上流、深い緑を切り開いた斜面には、地底深くから石炭を運び出す巻き上げ機や発電所などの遺構が点在している。炭鉱住宅跡では、人々が遺したルピナスの花畑がいまもひっそりと咲き広がり、往時のにぎわいを物語っていた。――『安田侃の芸術広場 アルテピアッツァ美唄』(北海道新聞社編)より引用

さっきのスイセンと同じ……!

ここに書いてあるのは美唄の
「炭鉱メモリアル森林公園」
になっている場所のことだろう

またしても
いても立ってもいられなくなった
ろーだちゃんは、
車を走らせ美唄へ……

そして……

赤い2対の竪坑

竪坑櫓がお出迎え。
日本遺産の構成文化財にもなってる、
「三菱美唄炭鉱竪坑櫓」だよ。

下からのアングルの竪坑

下からも撮ってみる。

そして歩き回って見つけたのは
色とりどりのルピナス。

雑草の中に咲く紫やピンクのルピナス

本の写真にあった
広大に咲くルピナスのスポットは
見つけられなかったんだけど、
たしかにルピナスが
そこかしこに咲いていた。

この場所に人々が暮らしていた証。

ちなみにルピナスは暑さに弱く、
寒冷地でないと一年で枯れてしまうので
この光景を見られるのは、
北海道限定かもしれない。

左側にルピナス、右側に竪坑櫓が見える

竪坑櫓とルピナスのツーショット。
(わかりにくいけど左側に

ルピナスがあるよ)

今はこんな草ボーボーの地区に
大きな炭鉱があり、
街があったことを
看板から学ぶろーだちゃん……

炭鉱メモリアル森林公園にある遺構を説明する看板

余談だけど
湧き水から硫黄臭がして、
ここが炭鉱だったことを
嗅覚でも体感したのでした。

白く濁った湧き水

この炭鉱メモリアル森林公園、
8月26日に開通予定の
道道美唄富良野線沿いだから、
もっと立ち寄りやすくなる
今年のおすすめスポットだよ~。



今日は炭鉱(ヤマ)の住民が植えた花が
今もそこで咲き広がって
歴史を伝える姿を紹介したけど、

これを一言で表すとすると……

炭鉄港は #エモ

かなあ?
(ろーだちゃんのボキャブラリーの限界です)

花が静かに歴史を語る姿に
胸が熱くなるのは
私だけじゃないよね?

ブログはこの辺にして
Instagramでも写真載せておくね。
カンガルーファクトリーさん撮影の
写真も載せるから見てね。

あなたのとっておき写真も
SNSでハッシュタグ
#My炭鉄港
をつけて投稿して
ろーだちゃんに見せてね!
(本当に見てます)
(最近使ってくれる方がいて嬉しい)

今回紹介した
炭鉱メモリアル森林公園には
過去にも訪れた記事があるよ
併せて読んでみてね。

ぶらり炭鉄港WEB版【Vol.4 コンパクトに見られる学べる炭鉄港】

【てつこの部屋】  ~ VOL11 残すということ(美唄後編)~

それでは、
また会いましょ。
 

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