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【新連載】夜のオアシス空トピア【vol.1・秩父別町】

みなさんこんにちは。空知総合振興局のTOJOです。

空知に来てから4月でちょうど1年になりました。まだまだ知らないことも多く、未だに新たな発見が多い毎日です。
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みなさんは、「夜のオアシス」と聞いて何を思い浮かべますか?僕にとってのオアシスは、おいしいごはんを提供してくれるお店。

今回の企画は、空知各所のそんな"夜のオアシス"を訪れて、地元在住の若者たちとその街について語りたおし、"理想の空知=空トピア"を描いていくというものです。

空知在住の若者は、地元について何をどう考え、どんな未来を思い描いているのか。今回はさまざまな職種の女性3人にお話を伺ってみます!

女性3人とトークとか、モテちゃったらどうしよっかな~!困るなぁ~!!(ニヤニヤ)
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それでは、行ってきま~す!
 

空トピアの香りを求めて…

今回やってきたのは北空知、水稲を中心とした農業のまち秩父別町です。
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夜のオアシスのメッカといえばススキノですが、もしそこから秩父別町に行くのであれば、地下道を歩いて札幌駅に出て、特急に乗って深川駅まで行って、そこから普通列車に乗り換えればOKです。

そんなわけで僕(TOJO)も秩父別町に到着。さっそく記念撮影をします。

"ちっぷべつ"だけに、"チップ"とね…。
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秩父別といえば、昨年夏にオープンした屋外遊戯場「キュービックコネクション」や、ブロッコリーのパウダーを生地に練り込んだ「緑のナポリタン」などが有名ですね!

※キュービックコネクションについてはこちら→子供たちに大人気の施設がパワーアップ!!??【キュービックコネクション】

※緑のナポリタンについてはこちら→あのパスタが緑色に!秩父別の新ご当地グルメ「ちっぷべつ緑のナポリタン」

秩父別に足を運んだのはこの日が初めてだったので、まずは町並みを見てみようと思いながら歩いていると…ひときわ目立つ高い塔を発見!!
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高っっ!!

まわりに高い建物が無いからそう思えるという気がしなくもないですが、高さはどれくらいなのか調べてみると…100フィート(30.48メートル)とのこと。

そもそもこの塔は「開基百年記念塔」といい、1993年に開基100年を記念して造られたそうで、100年にちなみ100フィートということのようです。

なるほど…え~と、
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僕(TOJO)がこれくらいだから…
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ということだね!わかりやすい!
 

登ってみた

頂上には、屯田兵入植時代に時を告げたとされる「屯田の鐘」をイメージした、国内最大級のオランダ製スイングベル(直径1.6m、高さ1.4m、重量2.8t)が設置されていて、1日4回、決められた時間に鳴る仕組みなんだとか。

体力には自信があるし、登ってみよう!

でも塔の中は階段がらせん状になっていて、一番上まではかなり段数がありそう…。
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最初は軽快に上がっていくも、らせん階段だから目がまわってきた。しかも、日ごろの運動不足がたたって息が切れてきた…。

あれ、僕(TOJO)って、こんな体力なかったっけ…?

ようやく頂上に着いて、くたびれながら前をみると、町を一望できる景色が!
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おぉ~、結構高い!あんなに大きかった鐘のアーチもあんなに小さく見える!

この百年記念塔、360度のパノラマ展望台になっていて、町並みから田んぼまで町内をぐるっと一望できました。

例の巨大な鐘は展望台のさらに上にあるので拝むことはできませんが、かわいいサイズの鐘を鳴すことができます。
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鳴らす回数によって得られる効果が違うみたい。

1回:恋愛縁結、2回:金運上昇、3回:長寿、4回:強運、5回:大願成就か…。

僕(TOJO)は…何回鳴らそうかな…

…なんて考える前に行動だ!!

力の限り、夢に向かって突き進む!!!
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※何回鳴らしたかはご想像にお任せします。参考までに、僕(TOJO)の夢は、死ぬまでモテ続けることです。

*****

あっ、こんなのもある。
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「思い出記録帳」、塔に登った感想や記録のメモを書いておけるみたい。こういうの見ると、つい書きたくなっちゃうんだよなぁ~。
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カキカキ…
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我ながら味のある字だな。

この日はまだ雪が降っていて、天気もあまり良くはなかったので、次は暖かくなってからまた来ます!

さて、おなかもすいたことだし、オアシスを探そう。
 

堅いイメージを覆す、アットホームな雰囲気のお寿司屋さん

当サイトでは、過去にいろいろな飲食店を紹介してきましたが、今回は初登場のお店!

本日の夜のオアシスは、寿司処「家紋」さんです。
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聞くところによると、町内唯一のお寿司屋さんで、夜は居酒屋営業しているとか。

――こんばんは~…

「いらっしゃ~い!」
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お寿司屋さんなので、厳格な雰囲気なのかと思いきや、暖かい雰囲気で出迎えてくれた店主の岡田さん。お店は35年前、お父さんの代に開店し、一昨年から岡田さんが引き継いでいるそうです。

1階はカウンターと座敷があり、2階には25人が入れる大部屋があるとのこと。広すぎない店内は、アットホームな雰囲気が漂っています。

「寿司屋というと、敷居が高く入りづらいイメージを持たれがちなので、家族連れも入りやすいように、寿司だけでなくワンコインでランチを食べられることや、夜は居酒屋営業していることをアピールしています」と岡田さん。
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▼お昼は、カレーやラーメンがなんと500円。
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出前もやっているとのことで、値段は100円増しになるそうですが、それでも十分リーズナブル。夜は居酒屋営業しているだけあって、一品料理も充実しています。

「最近は”寿司屋”というより”居酒屋”というほうがしっくりきますね。昨年、キュービックコネクションができてからは夏場のお客さんがかなり増えました。せっかく子どもの遊び場ができたんだから、町外からもたくさんの人に来てもらって、こういうお店があるということをたくさんの人に知ってほしいです」(岡田さん)
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もちろんお寿司屋さんなので海鮮系は充実しているし(今時期は留萌まで仕入れに行っているとのこと!)、ラーメンも自家製麺&豚骨と鶏ガラでいちからスープをとるほどのこだわりが。

「おすすめはお寿司とザンギ」ということなので、後ほど頼んでみます!
 

移住・定住のきっかけと町のいいところ

――さて、当企画「夜のオアシス空トピア」の目的は、飲食店に行っておなかを満たすだけではなく、若者と語り合いながら理想の空知を描くこと…!

ということで、秩父別在住の女性3人に集まっていただきました。

*****

メンバー1:瀬戸さん

町内の図書館に勤務している。32歳。手芸が趣味の、1児の母。
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*****

メンバー2:氣田(けた)さん

2年前に秩父別振興公社に入社し、農産物加工センター「くるり」で勤務している。25歳。
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*****

メンバー3:アンさん

1年前にタイから日本に移住。26歳。秩父別町役場の臨時職員として勤務しており、日本語も堪能。
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――今日は「美味しいごはんを食べながら町について語る」という異色の集まりに来ていただいて、本当にありがとうございます!

さきほど店主の岡田さんに聞いたおすすめのメニューをいただきながら、町のことなどを聞いていきたいと思います。よろしくお願いします。
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*****

――まずは、それぞれ秩父別に住むことになったきっかけをお伺いしてもいいですか?

(瀬戸さん)
私は2歳からずっと秩父別に住んでいます。秩父別の小中学校に通って、深川の高校を卒業したあとに秩父別町役場で勤務していたので、ほぼずっと秩父別です。もともと役場に勤めていましたが、子どもができたときに退職して、今は町内の図書館で勤務しています。


(氣田さん)
私は札幌出身で、5年前に秩父別の地域おこし協力隊(※)として移住してきました。秩父別に来る前までは札幌に住んでいて、専門学校に通っていました。元々農業に興味があって、地域おこし協力隊の活動の中でも「農作業に従事」とあったことや、ほかの業務にもやりたい内容があったことと、田舎に行ってみたいという思いがあり、いろいろ調べていたところ、地域おこし協力隊の募集があることを知って、移住してきました。


※地域おこし協力隊とは※
都市地域から過疎地に移住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PRなどの「地域協力活動」を行う人たちのこと。


(アンさん)
私の出身はタイで、学生時代はずっとタイで過ごしていました。高校時代に、授業で3年間日本語を学んでいて、日本へは16歳のときに一度来たことがありました。2回目に日本に来たのは大学4年生のときで、山口県の下関市に1年間だけ留学していました。留学が終了したあとはタイに戻りましたが、知り合いに今の仕事を紹介してもらい、仕事内容も面白そうで、面接もタイでできたので、やってみようと思いました。ちょうど1年前くらいから秩父別に住んでいます。


――なるほど、みなさん様々なきっかけがあって秩父別に住んでいるんですね。秩父別に住んでいる期間もみなさん異なりますが、町のいいところを聞かせてください。

(氣田さん)
子育てに手厚い!助成金とかもたくさん種類があります。0歳から高校3年生までの医療費助成とか、高校生以下の子どもがいる家庭の水道料の基本料金助成とか。


(瀬戸さん)
私が結婚したときも、役場からお祝い金をもらいました。20万円だったかな。


――え~、そんなに助成金の種類があるんですね!でも確かに、町のホームページとか見ても「子育て応援」みたいなワードを全面に出しているなと感じます。

(アンさん)
無料の施設も多いし、子どもにはとても優しい環境です。お祭りも、メインのイベントは子どもが対象のものが多く、子どもが楽しめるものが多いです。


(氣田さん)
あと、仕事柄、年齢層が高い方と関わることが多いのですが、みなさんすごく元気です。若い人たちにも優しく寄り添ってくれるので、いつもパワーをもらっています。

それから、星がすごく綺麗です。秩父別には「なつみの里」という滞在型の市民農園があるのですが、そこに忘れ物をして夜取りにいったとき、夜空がすごく綺麗で感動しました。都会では見られません!


※なつみの里の記事はこちら→【2区画空きあり】農業のある優雅な暮らしを!交流体験農園なつみの里

――なるほど。今日歩いていて、市街地は街灯もあったりして明るい印象でしたが、市街地を外れると綺麗な夜空まで楽しめるんですね~。

*****

と、ここで店主の岡田さんがおすすめしていたお寿司とザンギが登場!
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▲特にサーモン、脂が乗っていて最高!
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おかわり確定レベルの味。

*****
 

不便なところは交通の便と出会いの場…?

――では逆に、これは不便だと感じることはありますか?

(アンさん)
私、車を持っていないのですが、秩父別に住み始めたときに風邪を引いてしまって困りました。町内に薬局がないので、薬を買いに行けなくて。


(氣田さん)
薬局もそうですけど、深川まで行かないと、ほしい物が買えなかったりすることがあるので、そこは不便です。去年、ホーマックニコットができたので、買えるものが増えたのはよかったと思っています。


(瀬戸さん)
深川まで買い物に行くにしても、秩父別から深川までのJRやバスの本数が少ないので不便ですね。なるべくJRに乗ろうとは思うんですが、時間によっては帰れなくなるかもしれないと思うと、やっぱり深川まで車で行って、深川からJR使って旭川だったり札幌まで行くことが多いです。車さえあれば、旭川まで45分だし、札幌まで2時間だし、どちらにも行きやすくてちょうどいい田舎だと思うんですけどね~。


――今日、僕もJRを使って岩見沢から来ましたが、深川~秩父別間は、JRを1本乗り逃したら次の便までかなり時間が空いてしまうので、少し不安でした。

…個人的に気になることではありますが、車がないと町外に行きづらい状況で、男性とはどこで知り合うんですか?

(瀬戸さん)
急ですね(笑)私は職場結婚でした。でも確かに、周りでも職場とか学校の同級生とか、身近な人と結婚する人が多いです。秩父別は出会いがあまりないですね~。


――婚活イベントとかあれば面白そうですけどね~。

…ちなみに、アンさんから見て、日本人男性の印象はどうですか…?(ドキドキ)

(アンさん)
え、えぇ~~~…、う~~~~~ん…(苦笑)真面目な印象ですね。恋愛より仕事を優先するような…。


――…え、待って、あんまりいい反応じゃないってことは…もしかして僕(TOJO)も眼中にないの!?
ショック…
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*****

――…話は戻りますが、みなさん、休みの日は車を使って町外に出かけることが多いんですか?

(氣田さん)
町外に行くこともありますが、もちろん町内で過ごすこともあります。秩父別には美味しい食べ物を売ってるお店や飲食店がたくさんありますからね。


――地元在住のみなさんがよく行くお店、知りたいです!

(氣田さん)
「TABITA(タビタ)」はよく行きます。パンと大福のお店ですが、すごく美味しいです。お昼の12時に行っても売り切れてたり。季節によっては抹茶クリーム大福とか、ゆずレモン大福とかあって…。


※TABITAさんの記事はこちら→あっ!これたべよっ!!【加工室TABITA(タビタ)】

(瀬戸さん)
最近、いちごクリーム大福が新しく出たみたいです!まだ食べていないから食べたいな~。


(アンさん)
私は、「キッチンハウス小島」がお気に入りです。パスタとか、ゴーヤチャンプルー、焼き鳥、お好み焼きなど…いろいろあります。味付けが少し濃いめで、タイ人は濃い味が好きなので口に合います。最近は自炊をしているのであまり行けていないですが、少し前までは頻繁に通っていました。


――いいなぁ、先に聞いていたら今日寄ってきたのに…残念。

(氣田さん)
あと、一昨年できた「おこめ食堂」も、おにぎりがすごく美味しいです。塩谷さんという方が運営しているんですけど、すごくパワフルで元気な方です。


※おこめ食堂の記事はこちら→居心地最高の店内で、町内産米使ったおいしいおむすびを【秩父別「おこめ食堂」】

――TABITAもそうですが、おこめ食堂も過去にそらち・デ・ビューで紹介していますね!記事に載っている写真からも、運営されている方々の活気が伝わってきます。
 

“地域おこし協力隊”の”協力”がしたい!

(瀬戸さん)
そうだ!ちょっと紹介させていただきたいんですけど、そのおこめ食堂の塩谷さん主体で、「ぴりかちっぷ」という女性だけで構成された団体があるんです。
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▲ぴりかちっぷのPRチラシ。瀬戸さんはデザイン部長。

(瀬戸さん)
農産物加工センターでやっていた味噌作り教室で町内の人が集まったときに、「地域おこし協力隊の協力をしたいよね」っていう話になってできた団体です。町内のあらゆるイベントやお祭りに参加して、食べ物や飲み物を出店したり、グッズを作成したり、作成したグッズをドイツの「日本祭」に出展したりしました。


――海外まで!?すごく幅広く活動されているんですね!

(瀬戸さん)
ぴりかちっぷ主催のイベント、「いっしょでいいっしょ!ちっぷべつ」も開催しました。ドン菓子(※)をその場で作って子どもに配ったり、オリジナルのトートバッグが作れるワークショップを実施したりしました。ほかにも、秩父別のゆるキャラ「チーベルくん」をオマージュした男の子がおにぎりを持っているスタンプを消しゴムで作って、いろんな場面で使ったりしています。


※ドン菓子:「ポン菓子」のこと。「ライスポップ」などと呼ばれることもありますね。
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▲実際に使用された消しゴムはんこ。チーベルくんかわいい!

(瀬戸さん)
ほかにもいろいろなものを制作していて、顔はめパネルとか、インスタパネルとかも作成しました。インスタパネルは今はちっくるに置いてもらっています。


――…あれ、実は僕、今日ちっくるに寄ってきたんですけど…。
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――これ、瀬戸さんたちが作成したんですか!?

(瀬戸さん)
そうです!写真撮っていたんですね!(笑)

 

若手の女性が思う、まちをよりよくするために必要なもの

――今回、様々な職種の方をお呼びしましたが、みなさん元役場職員だったり、元地域おこし協力隊だったりと、役場に関係する職種の方がたまたま集まった形になりました。今回、このお店を選ばせていただいたのも、役場の方に聞いて興味を持ったからなんですが…

(氣田さん)
其田さんですよね?呼んでみますか?


――え、いいんですか!?

*****

メンバー4:急遽参加してくださった、秩父別町役場の其田(そのだ)さん
 
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――…ということで、なんと秩父別町役場の其田さんに急遽来ていただきました。何度か連絡は取らせていただいたことはありますが、初めましてですね。そのお面は…まさかさきほど話に出たチーベルくん?!

(其田さん)
そう、秩父別のゆるキャラ「チーベルくん」です。キュービックコネクションのPR動画を撮るときに使おうと思って作成したのですが結局使わず、今日初めて使いました(笑)


――日の目を見ることになってよかったです(笑)其田さんはずっと秩父別に住んでいるんですか?

(其田さん)
いえ、元々は私も地域おこし協力隊として秩父別に来たんです。出身は砂川市で、大学を卒業してからは札幌で一般企業に就職して、食品メーカーの品質管理の仕事をしていました。協力隊として3年目になるタイミングで役場職員になれるチャンスがあって、たまたま運良く採用されたので、今は役場の正職員として勤務しています。


――其田さんも地域おこし協力隊だったんですね。なぜ秩父別に来ることになったんですか?

(其田さん)
元々食品関係の仕事をしていたので、野菜を作っている農業のまちに行きたいと考えていて。そんな時に札幌で、地域おこし協力隊の合同募集フェアをやっていたんですよ。それに行ってみたのがきっかけです。空知管内もたくさんの市町が参加していました。


――地域おこし協力隊の募集ってあちこちで行われているんですね。たくさんの市町の中から秩父別を選ばれた決め手はなんだったんですか?

(其田さん)
実は、氣田さんがそのときの秩父別の地域おこし協力隊だったんですけど、合同募集フェアのときに秩父別のブースにいた担当の方が、「今の協力隊はこんな感じだよ」って写真を見せてくれたんです。それが、すっごく楽しそうだったんですよ。農作業をしている写真とか、地元の人と焼き肉している写真とか。それが決め手です。


――すごい、みなさん繋がりがあるんですね。僕も、せっかく仕事をするなら、楽しく仕事をしたいという気持ちが強いです。

(瀬戸さん)
私は、もっと秩父別のお土産品を作りたいと思っています。道の駅に行っても、かぼちゃのポタージュとか笹だんごとか美味しい物はあるけど、もっといろいろなものがあってもいいんじゃないかなと思います。パッケージも、古き良き時代の…っていう感じなので、もっとおしゃれな感じの物があってもいいんじゃないのかなと思います。


*****

追加で頼んだ、瀬戸さんおすすめの「さか巻き」と、居酒屋に置いてあると個人的にテンションが上がる「真だち」
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普通の海苔巻きと比べて、海苔とお米が逆になっているので「さか巻き」。具だくさんでおいしい。

まだちも、めちゃくちゃクリーミーで絶品です。

*****

――さて、そろそろおなかも満たされてきたので、最後にお聞きしたいのですが、みなさんは、町をよりよくするために必要なことって何だと思いますか?

(瀬戸さん)
盛り上げようという気持ちですかね。周りから言われてやらされるんじゃなくて、自分たちでやりたいと思って、それを行動に移すことが、なかなか難しいですけど大切なことだと思います。


(アンさん)
私は観光に関係するお仕事をしているので、もっと空知の他の街を紹介できるような、空知の街を何カ所か巡るバスツアーみたいなものができたらいいなと思います。空知管内のいろいろなまちが手を取り合って協力すれば、もっと魅力を発信できると思います。


(氣田さん)
せっかく"ちっくる"とかキュービックコネクションとかできて、キャンプ場にも人がたくさん来るようになったので、このチャンスを活かして、秩父別で味わえる楽しいことをもっと積極的にPRしていきたいです。


(其田さん)
秩父別に来た人が、また来たいと思えるまちになればいいなと思います。私が秩父別に残りたいと思ったきっかけは、町民の人柄に惹かれたからだったんですが、同じように感じる人が増えてほしいです。町のファンを増やしたいですね。町を盛り上げるためにも、まずは住んでいる人たちが町を好きであることが大事だと思います。
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――町のファンっていいですね。「ここの食べ物がおいしい」とか、「ここの遊び場は楽しい」とか、そういうこともファンを増やすきっかけになりますが、住んでいる人たちが自分の町を好きでいて、なおかつ自信にあふれていると、町が輝いてみえると僕も思います。「あの町の人にまた会いたい」と思うことも、町のファンを増やすきっかけになりそうですね。

今日は貴重なお話をたくさん聞かせていただいて、ありがとうございました!!

また、夜のオアシスとして使わせていただいた寿司処「家紋」さんも、この度は本当にありがとうございました!!
*****

というわけで、今回は秩父別の女性3人にお話をお伺いしてきました。

秩父別には、ランチや居酒屋営業も行っているアットホームなお寿司屋さんがあることや、町に魅力を感じて、その魅力をあらゆる手段で発信している若者がいるということがわかりました。

まちに住むことになった経緯などは様々でしたが、「もっとまちのことを知ってもらいたい」という気持ちはみなさん一緒でしたね。

学びの多い夜になりました。改めてみなさん、ありがとうございました!


さて、次回ですが…
「奈井江町」で、若手農業者の方々と空トピアを描いてみようと思います!


お楽しみに~!

*****

◆秩父別町をもっと知りたい方はこちらも読んでね!

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あっ!これたべよっ!!【加工室TABITA(タビタ)】

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