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【YOUは何しに空知へ?Vol.1】空知にいる子育て中の埼玉人・アメリカ人に「空知ってどう?」と聞いてみた

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☆「YOUは何しに空知へ?」もくじ☆
▲現在ご覧の記事です。
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みなさんこんにちは。空知総合振興局のK子と申します。
好きなドラマはSUITSです!
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先日、「そらち応援大使」鈴井貴之さんに聞いちゃいました!【後編】を読んでいたところ、鈴井さんの言葉の中に、こんな文章を見つけました。
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我々は空知の人間として、これまで当サイトでここでモミモミされてみませんか?とか、空を飛んでみませんか?とか、子牛が景品のお祭りを紹介したりだとか、自分たちが紹介したいことをひたすら紹介してきました。

でも、外の人たちが空知のことをどう思っているかを聞く機会はなかなかありませんでした…反省…

というわけで今回は、
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こんな感じで岩見沢にいる道外出身者を探し出し、空知についてどう思っているか、話を聞いてみたいと思いま~~~す!

見つかるかな~~~?? 
 

道外出身者を求めて…

まずやってきたのは、岩見沢市街にある屋内型の遊具施設「あそびの広場」
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ここは、なんと1回100円で最長2時間こどもを遊ばせることができる素晴らしいスポットです。
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そんな簡単に道外出身者が見つかるかな…っていうか、そもそもこんな怪しげな人物に話しかけてくれるかな…

と思いきや、2名の道外出身者にお話を聞くことができました。思わぬ収穫にビックリ。

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【1人目】埼玉在住、たまたま岩見沢滞在中の青柳さん
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――まさかこんなに早く道外出身の方が見つかるとは思わなかったので、少し動揺していますが…よろしくお願いします。

(青柳さん)
私、岩見沢に住んでいるわけじゃないんだけど大丈夫ですか?


――え!そうなんですか?!もちろん大丈夫ですよ。旅行中ですか?

(青柳さん)
旅行っていうか、主人が1年半くらい前から三笠市に単身赴任しているので会いに来たっていう感じです。ちょうど子どもが冬休み期間中なので、2週間こっちにいる予定でして。


――そうなんですね~。ご主人はどんなお仕事を?

(青柳さん)
ダム関係です。転勤が多くて、その度に子どもが転校というのもかわいそうなんで、私と子どもは埼玉に住んでいます。私自身も親が転勤族だったのですが、その度に引っ越すのがつらかったので…。父についていっていろいろな場所に住みましたが、北海道にもいたこともあります。江別に2年住んでいました。


――北海道にゆかりはあるんですね。ご主人が三笠に来てから1年半のなかで、何回北海道に来ましたか?

(青柳さん)
今回で2回目です。ほとんど毎回、主人が埼玉に帰ってくる感じです。ほら、私たちがこっちに来ても、会社から交通費が出ませんから。

 

空知は「美味しい」イメージ

――前回北海道に来たとき、どこか遊びにいったりはしました?

(青柳さん)
そうですね。いろいろ遊びに行きました。富良野とか、札幌の街中とか、あと定山渓温泉に泊まったりしました。


――おっと、それ全部空知ではないですね…。空知のなかで遊びに行ったところはありますか?(空知のエリアマップを見せる)
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(青柳さん)
…うーん。たぶん行ってませんね。知っている街もあまりないです…すみません。


――気まずくさせてすみません…

(青柳さん)
でも三笠のワインとかメロンを主人が送ってきてくれたりしますので、それは埼玉で美味しくいただいています。美味しいものがあるイメージはあります。


――メロンといえば夕張のイメージですが、全国的に有名な夕張だけじゃなく、三笠をはじめとしてかなり広い範囲で美味しいメロンが作られていることはあまり知られていないかもしれません。

(青柳さん)
そういえば、岩見沢のシュラスコのお店に行きました。あそこはとても良かったです。店名はちょっと忘れてしまいましたが・・・


――大地のテラスですか?

(青柳さん)
そうそう、そこです。美味しいし、雰囲気もとてもよかったです。札幌からこんなに近いのに、こういう広いレストランがあるのはいいですよね。
というか、そもそも岩見沢って札幌からすごく近いですよね。特急で20分って全然近いじゃん、って思いました。東京の感覚だと通勤にもっと時間かけている人がほとんどですからね。

――そうですよね。岩見沢から札幌に通勤している人とかもいますけど、逆に札幌にいる観光客がもっと岩見沢とか空知に来てくれてもいい距離ですよね。青柳さん、本日はありがとうございました。

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【2人目】アメリカ合衆国イリノイ州出身、現在岩見沢在住のカイルさん
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(カイルさん)
私、道外っていうか、アメリカ出身なんですが、大丈夫ですか?


――もちろんです。日本語ペラペラですね!
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――聞きたいことはたくさんありますが、まず岩見沢に来ることになった経緯を教えてください。

(カイルさん)
岩見沢に来たのは2年くらい前です。アメリカから日本へ来て、最初は江別に住んでいたんですが、義理の母が岩見沢に住んでいるので、子どもができたのを機に岩見沢へ引っ越してきました。


――ということは、奥さんは岩見沢出身の日本人ということですね。奥さんとは仕事で知り合ったんですか?

(カイルさん)
いえ、違います。結婚するために日本に来て、仕事はあとから探しました。


――えっ、じゃあ奥さんとはどうやって知り合ったんですか?

(カイルさん)
えー…と、ここで話せることかな、話せないことかな…いや、やっぱりちょっと言えないですね。


――え…
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(ここでは話せないって…深く突っ込むのはやめよう)

――で、ではそれはともかく、今はお仕事は何を?

(カイルさん)
江別で英会話講師をしています。日本に来てからずっとです。岩見沢に引っ越してきてからはこっちから通勤しています。


――そうなんですね!どうりで日本語が完璧なはずです。ちなみに、お子さんとの会話は何語ですか?

(カイルさん)
僕は英語で接して、奥さんは日本語で接しています。友だちと話をするときは当然日本語なので、日本語に触れる機会の方が多いですが、あえて英語の絵本を多く読んであげたり、日本語で珍しい単語に触れたときは、これは英語で何と言うかをちょいちょい教えたりしています。どちらもできるようになってほしいですね。


――なるほど。すごくユニークな教育方針ですね。私は英語ができないので真似できませんが…。
 

雪は子どもにとっては100%楽しいこと

――さて、本題に入ります。岩見沢に住んでみた感想を教えてください。

(カイルさん)
とにかく雪が多いですね。江別や札幌と比べてこんなに違うのか!と。


――カイルさんが生まれ育ったところでは、あまり雪は降らないんですか?

(カイルさん)
私が育ったのはアメリカのイリノイ州というところで、まあまあ雪は降ったりするところですが、岩見沢と比べたら全く降らないようなものです。


――そこまで言いますか…。小さいころは雪遊びとかしましたか?

(カイルさん)
しましたよ!ソリに乗ったり、雪合戦したり。雪遊びはすごく楽しかったです。
子どもにとっては、雪って、100%楽しいことしかないですよね。

――そういわれてみればそうですね。

(カイルさん)
まあ大人にとってはほとんど大変なことしかありませんが…でも雪景色はキレイで好きです。キレイといえば、夏もめちゃくちゃキレイですよね、岩見沢って。それでいて結構都会なので、いいとこ取りな街というイメージです。


――すごい褒めてくれますね。アメリカにも忖度の文化があるんですね。

(カイルさん)
いいえ、本心ですよ(笑) あと、奥さんが農業関係の仕事をしているので、簡単に地元の美味しい野菜が手に入るのはうれしいですね。


――それはうらやましい限りです。好きな野菜はなんですか?

(カイルさん)
芋ですね。昔からフライドポテトが好きなんで。あと、北海道に来てから好きになったのはレンコンです。


――レンコンってアメリカでも作られているんですか?

(カイルさん)
わかりませんが、少なくともアメリカにいるときに見たことはありませんでした。義理の母がいろいろな料理にしてくれるので、美味しく食べています。


――なるほど。レンコンはアリなんですね。

(カイルさん)
すべてのアメリカ人に当てはまるかはわかりませんけど。

 

空知という言葉は・・・聞いたことがない

――岩見沢は空知っていうエリアのなかにあるんですが、空知っていう言葉は聞いたことありますか?

(カイルさん)
うーん…
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ないですね。

――そうですよね。では…(空知エリアマップを見せながら)どこか行ったことありますか?

(カイルさん)
んー…、滝川は聞いたことあるけど、行ったことはないです。岩見沢市内のグリーンランドっていう遊園地に子どもを連れていったりはしますけど。あとはここ(あそびの広場)ですね。


――秩父別町というところにも「ちっくる」っていう入場料無料の施設があるので、ぜひ今度行ってみてください。ほら、こういうところです(ちっくるの紹介記事を見せる

(カイルさん)
え、すごいですね。これが無料ですか?!わかりました。今度行かせてもらいます。

 

ここで試食タイム

――ところでカイルさん、私たまたま空知の特産品を3つ持っているんですが、ちょっと試食してみませんか?

(カイルさん)
え??急ですね。いいですけど。


――ありがとうございます。そしたらまず1つ目です。ちょっとこの液体を舐めていただきたく…
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(カイルさん)
これは…しょうゆですね。でもなんだろう、普通のものより旨みがあるような気がします。しょっぱいだけじゃなく、美味しさを感じる。これは何ですか?


――これは実は、岩見沢の宝水ワイナリーで獲れたブドウを使った「そらちワイン醤油」というしょうゆなんです。
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(出典:岩見沢市観光協会ホームページ

(カイルさん)
えー!ワインですか?!うーん・・・、ワインっぽさは正直感じませんでした。旨みがある感じなのは、ワインが入っているからなんでしょうね。


――そうかもしれませんね。この「そらちワイン醤油」、岩見沢駅の1Fで売っていますので、良ければ買ってみてください。
では、2つ目。これは梅干しですが、梅干しは食べれますか?

(カイルさん)
うーん、実はちょっと苦手なんですよね。でも大丈夫です。食べてみます。ん…?すっぱじょっぱい…っていう言葉、日本語でありますか?


――無いと思いますが、なんとなくわかります。実はコレ、三笠市のあすか梅の杜というところで獲れた梅を使った「超しょっぱい梅干」という商品なんです。
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(カイルさん)
なるほど。僕が梅干し苦手なのって、すっぱいものがあまり得意じゃないからなんですが、しょっぱさがあることによって、とても食べやすいです。というか、美味しいです。梅干しで美味しいって初めて思いました。


――やっぱりすごい褒めてくれますね(笑)

(カイルさん)
いえいえ、本心です(笑)

味はいいんだけど…

――では最後の一品…ゼリーです。どうぞ。

(カイルさん)
これは、トマトのゼリーですか?


――正解です。長沼町産のトマトを使ったトマトゼリー「ポモドーロ」です。常温だとモチモチですが、冷やすとシャリシャリなんですよ。
 
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(出典:ポモドーロ公式ホームページ

この前、旅サラダっていう全国放送のテレビ番組で、勝俣州和さんが食べていました。

(カイルさん)
勝俣さんはちょっと知りませんけど、美味しいですね。フルーツみたい。これはどこで買えるんですか?


――長沼町の道の駅で買えますが・・・あっ、いい忘れていましたが、先ほどの超しょっぱい梅干は三笠市の道の駅で買えます。というか、そもそも道の駅って知ってますか?

(カイルさん)
いえ、初めて知りました。もっといろいろな場所で買えればいいのに。
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――確かに…そうですね。インターネットでも買えるみたいですが、こういった知られざる美味しいものが、これからもっとたくさんのお店で取り扱えるようになるといいですよね。

雪は大変だけど、これはこれでいいかな

――ではカイルさん、最後に岩見沢の嫌なところを聞かせてもらっていいですか?忖度無しで。

(カイルさん)
うーん、いや、特にないです。


――本当に?

(カイルさん)
本当ですよ。強いて言えば雪ですが、それを言っても仕方ないし、雪が降るのは子どもにとっては楽しいことなので、これはこれでいいかなと。あと今日こうやってお話しできたことで、これからいろいろなところに行ってみたくなりました。


――そう言っていただけるとこちらとしても嬉しいです。本日はお付き合いいただきありがとうございました。

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ということで、2名の方にここ「あそびの広場」でお話を伺うことができました。

結果、探してみるとちゃんと道外の方がいるということ、怪しい看板を持っていても声を掛けてくれる優しい人たちがいるということ、アメリカ人も岩見沢に住んでいるということなどがわかりました。

また、カイルさんからはネガティブな面もがんばって聞き出そうとしましたが、意外と?無いそうで、移住者にとっては実は本当にけっこう生活しやすい土地なのかもしれません。雪は大変ですが、子どもにとっては最高のあそび道具だったりするわけで、モノは考えようですね。

今回は場所柄、子ども連れの方2名からお話をお伺いしました。次は別の視点でも聞いてみたい・・・。そういうわけで次回は、北海道教育大学岩見沢校で道外出身の大学生に話しを聞いてみたいと思います。

乞うご期待~!!

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